2020年3月13日利益は【相手の幸せに寄与した証】であるべき
【本日の業務】
・顧問のお客様への決算説明
・法人の決算業務
こんばんは。
福岡市中央区天神の【あなたの財布の見張り役】、
税理士の村田佑樹です。
■今日は確定申告から少し離れ、
法人である顧問のお客様の
決算についてのご説明を。
今回で創業してちょうど一年を迎える
決算となりました。
私にとっても、
法人のお客様の初めての決算
というものは、
なんとも感慨深いものであり、
節税や融資、
そしてその経営者の方の想いを
できるだけ組み込む形で
決算を組ませていただきます。
今日の方も
この一年間本当に爆速で動かれており、
紆余曲折あり、いろいろな乱高下を
重ねながらも、
着々と順調に成長されているような
感覚があります。
為替相場の変動と同じように、
下りがあるから上りがあるわけで、
何もない状態というものは
変化をしていないということなので、
反対に危険な状態にあると言えますね。
■起業家たるもの、
当初は熱い想いを持って創業するのですが、
いろいろな外的要因により
その想いがブレてしまうことが
少なからずあります。
今日のお客様とのお話の中で、
この方は、その強い熱い想いを
変わることなく貫き通した結果、
今につながっているんだなぁと
すごく感慨深く感じることになりました。
■これは再三記事でも
書かせていただいているのですが、
【お客様は二度評価する】
と言われ、
買う前に、まず
「この人は本当に大丈夫だろうか」
と評価をし、
買った後に、
「この人は本当に大丈夫だっただろうか」
と評価するということが、
この『二度評価する』ということです。
私自身は経営者として、
サービスを提供する立場ではあるのですが、
それと同時に、
商品やサービスの購入者でもあるわけで、
やはり買う前にかなり吟味をし、
買った後にそれ相応の評価を
させていただくことになります。
(お金を払っているので、当然のこと。)
■そんな中、
今日のお話に挙がったのが、
【本当に想い持って仕事をしている人は
極めて少ないですよね】
ということ。
私自身、独立して約2年半、
本当に痛感していることなのですが、
一緒に仕事をする前は
本当に感動するようなお話をされ
すり寄ってくるわけなのですが、
(言い方は悪いですが・・・)
いざ蓋を開けて、
いろいろ接触を重ねていくと、
全くもって
【芯がブレブレである】
という状況が、
大変悲しいことに、少なからずあります。
私自身、
心底その方を信頼して
一緒に仕事をさせていただいているのに、
全くもってお客様のことを考えていない
といった、
【(私にとって)期待はずれだった】
ということです。
■こういう経験を通じて、
もちろん、私自身もお客様に対して
同じような行動をとっていないだろうか、
と、その都度反省させられる
わけなのですが、
このことは、
いかに自分の都合や自分の利益で
ビジネスをされている人が多いか
という証左だと思うのです。
本気で人と向き合った際、
上っ面の理念や想いというものは
瞬く間に見透かすことができます。
私自身、
本当に色々な人とお会いする中で、
何度もそういったことを感じましたし、
そういったことに出合う度に、
心身ともに受けたショックは相当なもの
でありました。
■そうする中で、
人間不信となり、
人に会いたくなくなり、
自分の仕事にまで影響が出てしまい…
そんな言わば、
『どん底』という状態を幾度となく
経験していくわけでありますが、
この経験をしていくことにより、
どんな人かを判断する能力が
ついてきており、
反対に、
本当に芯の通った理念を持った、
想いの強い人との出会いも増えてきている
のが現状なのです。
そういった想いの深い人との出会いは、
本当に感動的なものであり、
魂を揺さぶられる感覚ですね。
■結局のところ、
お客様は商品やサービスを
買っているのではなく、
そこに秘められた想いに共感して、
その結果として、
その先に存在する
商品やサービスを購入している
というもの。
今日お話ししていた顧問のお客様も、
そのような強い熱い思いを胸に秘めており、
今日いろいろお話しした中でも、
今まで聞いたことのなかった
新たな想い聞かせていただいて、
感動させられることも。
■私自身が税理士として、
こういった形で顧問のお客様の
経営に対する想い、
商品やサービスに対する想い
を聞かせていただけるということが、
何よりも幸せな瞬間であり、
逆を言えば、
こういった触れ合いのない
税理士の仕事など、
決してしたくはないのです。
「そんなこと税理士の仕事ではない」
と言われることは
もちろん理解しているのですが、
そういった
【人と人との想いの共鳴、
(良い意味での)魂のぶつかり合い】
というものが、私は大好きです。
さらに、
そういった方々が互いに共感し合い、
どんどん昇華していき、
より良い人と人とのご縁が生まれる瞬間…
ここが私にとっての
【本当の喜び】
であるわけであり、
こういった縁を
どんどんつないでいきたいな
と思っている次第。
■ここ最近のコロナウィルスの関係で、
胸の痛むような、
自分の利益しか考えない、
周りを不幸にしてしまうような言動が、
全国、全世界のあちこちで
散見されています。
今回のコロナウィルスのことは、
本当に大変なものではあるのですが、
これは何らかの私たちに対するメッセージ
でもあるように思うのです。
こういった事態に、
人が互いに奪い合うのではなく、
しっかりと手を取り合って、
共存し、
共鳴し、
想いを一つにして、
団結して、
この危機を乗り越えていくべき
ではないでしょうか。
■かなりの私見ではあるのですが、
今回のこのような社会の状況を体感し、
そのようなことを強く感じています。
この不自由を感じている世の中
【だからこそ】
できることはないか。
そもそも、
お客様から対価を頂戴するということは、
お客様があなたの商品やサービスを購入して、
幸せになっていただいたことに対する感謝の証
であるわけであり、
そのお客様と呼ばれる人を騙して
対価を頂戴することは、
逆にお客様の不幸につながってしまうもの
であり、
その時点でビジネスとして
成立しないはず。
ただ、
現実問題としてそういったビジネスが
横行しているというのが現状なのです。
そのような、
想いや愛がないビジネスは、
かなり早い段階で破綻してしまいます。
(なんでそんなこともわからないのだろうか、
とすごく疑問に思ってしまいます。)
■今一度、
本当に自分の商品やサービスが
【相手の幸せに寄与しているか】
ということを、
しっかりと考えていきたいものです。
私自身も、
熱い思いを持った今日のお客様との
ご面談を通じて、
そのようなことを本当に
思い致した次第であります。
ぜひ、
みんなで幸せになれるような
経営をしていきましょう。
いろいろなビジネスモデルや
経営の考え方がありますが、
その根本に据えるべきものは、
【そんな単純なこと】
であるように思ってなりません。