2020年6月3日微粒子企業の会計は、まずここからスタート!
こんにちは。
【起業準備中から起業5年目までの経営ドクター】
税理士の村田佑樹です。
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■6月に入り、
もう少しで半期を終えようとしているところ…
ということは、
以前の記事でも再三書いていることですが、
この半期を有終の美で飾ろうと思ってはいても、
何を持って有終の美と言えるかと言えば、
その成果によって決まるものですよね(^^)
そして、
その成果は数字でしか測れないんじゃないか
と思います。
要は、数字をキレイにしておかないと、
せっかくの計画と実行が
しっかりと着実に進んでいるかどうかが
わからないということですね。
つまり、会計をちゃんとやっておかないと、
儲かっているかどうかがわからない…
ということになるわけです。
おそらく、独立間もない、
またはこれから独立してしようとしている
少なからぬ人が、
どのように会計をやっていったら良いのか、
ということがわからないんじゃないでしょうか?
実際、そういった相談は
かなり多いんですよね(^^)
そこで、今日は
【超簡単な第一歩の会計の進め方】
について、お話ししていきたいと思います。
■以前の記事で、
『できれば現金を合わせた方が良い』
というお話をさせていただいたんですけど、
できれば…という位なので、
現金の残高を合わせるというのは、
なかなか難しいんですよね(汗)。
一旦合わせることができたとしても、
これが2,3日現金を放っておくと、
あっという間に合わなくなる… (涙)。
…こんなことで、
ストレスを溜めてほしくはないんです^^;
どうか、経営に専念してほしい…
かく言う私が、
現金を何度も何度も合わせようと思い、
試みた時期があったのですが、
全て徒労に終わっています(汗)。
会計の目的は、
税金を計算するということも
もちろんあるのですが、
何より、儲かっているかどうか、
ということを知ることが
第一歩だと思うんです。
なので、まずは簡単で良いので、
【儲かっているかどうかを知る取り組み】
をしていきましょう(^^)
■あなたがもし会計ソフトを使っていれば、
聞いたことがあるかもしれませんが、
個人事業主の会計で使われる項目
(『勘定科目』と言います)として、
『事業主借』と『事業主貸』
というものがあるんですね。
結論だけ覚えておいてもらえると良いのですが、
【現金が出て行く時は『事業主貸』を、
現金が入ってきた時は『事業主借』を
それぞれ使う】
というのが鉄則です。
現金の残高を管理しているのであれば、
現金が入ってくれば『現金』という
勘定科目を左側に書いて、
現金が出ていけば同じく『現金』という
勘定科目を右側に書いていきます。
この現金を使わないバージョンが、
『事業主貸と事業主借』
である、というわけですね(^^)
ここまでは大丈夫でしょうか?
■次によくあることとして、
通帳やクレジットカードを、
【事業とプライベートで混在して使っている】
という状態。
通帳やクレジットカードを完全に
事業用のみに使っているのであれば、
通帳は『普通預金』という勘定科目で処理をし、
クレジットカードは『未払金』という
勘定科目で管理をしていくことになります。
ここまで突っ込んでいくと、
少々難しい話になっていくため、
詳細は割愛しますね(^^)
今日の論点は、
【事業用とプライベート用が混在している
通帳とクレジットカードを使っている】
場合。
これも今まで書いてきたのと
全く同じルールで、
通帳に入金されたら
それは『事業主貸』を使い、
通帳から出金されたら、
その場合は『事業主借』を使う
ということです。
クレジットカードは基本的に出金…
つまり支払いしかないため、
『事業主借』を使うわけですね(^^)
厳密な管理をすれば、勘定科目として
・現金
・普通預金
・未払金
というものをそれぞれ使っていき、
なおかつ、
その残高をしっかり管理していく
ことになるのですが、
上に書いてきた『事業主借』や『事業主貸』
を使うと、
超あっさりしていますよね。
残高管理の必要もないんです。
■もう一つ簡単なルールとして、
経費を払った際は、当然のことながら、
消耗品費や雑費や通信費などという
『経費の勘定科目』
を使います。
売上が入ってきたら、
『売上高』という勘定科目になりますね(^^)
会計ソフトの仕組みとして、
【2つの勘定科目を一つの処理で使っていく】
というルールがあります。
専門的な用語で言えば、
【複式簿記】
と言われる仕組みです(^^)
つまり、経費を現金や普通預金で払えば、
【経費/事業主借】
となり、
売上が現金や普通預金に入ってくれば、
事業主貸/売上高
という処理になるわけです。
■こういった『事業主』という項目
を使っていけば、残高の管理が必要なく、
当面は簡単に儲けを把握できます。
もしあなたが、何らかの理由で
会計の手が止まっているとしたら、
こんなことが大きな原因の一つではないか
と思うんです。
ぜひ、こういった簡単な方法で、
ひとまずは会計を前に進めてみては
いかがでしょうか。
やっていけばいくほど、
会計のコツがつかめてきて、
だんだんと楽しくなってくるものですよ(^^)
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《本日の微粒子企業の心構え》
・現金の管理ができていなかったり、預金や
クレジットカードが公私混同となっていても
そこまで気にする必要はない。
・残高を合わせることができなければ、
『事業主貸』や『事業主借』を使うべし。
入金・・・事業主貸
出金・・・事業主借
で処理をする。
・まずは上記方法でカンタンに経理をし、
儲けを把握すること。
儲けがわからかければ、しっかり目標を
達成できているかすらわからない。
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今日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。