2020年7月5日経費は漏らさず計上すべし【自動販売機編】
こんばんは。
【起業準備中から起業5年目までの経営ドクター】
税理士の村田佑樹です。
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■今日は日曜日。
ということで、かなり久しぶりに
長女の旧友が我が家に来て、
一緒にお菓子作りなどをしました。
ついでに、晩御飯まで一緒に食べようと
いうことになり、
今日はみんなでそのままお好み焼きを作り、
過ごすことに。
そして喉が渇いたからジュースでも!
ということで、自動販売機へ足を進めたり。
子ども達同士でいろいろと考えながら
試行錯誤しつつ、
行動していくのを見ることは、
なんだかすごく微笑ましいですね(^^)
今日はそんなところから、
お話を続けていくことにいたします。
■今日の場合、
子ども達同士のイベントであるため、
会計上の経費になるか云々ということは、
当然のことながら関係ないのですが(笑)、
これが、仮に、仕事の打ち合わせの席で
自動販売機のジュースを準備することになった
としたらどうでしょう。
どのようにして、経費にしますか?
なぜそんなことを聞くかって、
【それは領収書がないから】
ということなんです。
証拠がないことには、経費にできないですよね。
こういった経費は、領収書がないのですが、
現金を支払っている、または、
電子マネー等で決済しているという
事実には変わりないため、
これが経費にならないとしたら
なんだか納得いかないですよね。
■ということで、
こういった領収書の出ない経費については、
【出金伝票】
というものを備えることによって、
領収書に代わる証明書類として
税務署に認めてもらうことができるんです。
出金伝票は、
文具屋や100均のお店にも置いていますので、
もしこういったものを経費にしていない
としたら、
ぜひチェックしてみてください。
税務署に経費として認められる要件として、
・買ったお店などの名前
・買った年月日
・どういったものを買ったかという内容
・買った金額
をもれなく記載することが必要となります。
自動販売機については、
自動販売機が領収書を発行してくれないため、
この出金伝票を使い、
自分で上記4点の事項を記録していく
ことにより、
それが証明書代わりになるわけですね。
これは私の顧問のお客様でも
現場での仕事があるお客様については、
やはり自動販売機での取引が多いため、
この出金伝票を使ってもらい、
証明を作ってもらっているところです。
工事現場での仕事は、
本当に年がら年中自動販売機で
飲み物を買っているため、
年間の経費となる額を考えると、
本当に大きくなってくるんですよね。
■ここでは自動販売機を例にとりましたが、
【電車の切符代】
なども領収書が出ないものですよね。
領収証をもらいたくてももらえないもの
については、
この出金伝票を使うという手立てが
ありますので、
知らなかったということでしたら、
ぜひこれを利用してくださいね。
事業のために使った支出を
経費にしないことは、
税金を払いすぎてしまうことに
つながることはもちろん、
しっかりとした儲けを把握できないので、
いろいろな意味で良くないこと
になってしまいます。
しっかりと経費を生み出して節税をしつつ、
本来の儲けを適切に把握していきましょう。
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《本日の微粒子企業の心構え》
・領収書のない経費でも、【出金伝票】を
使えば、経費となり得る。
・実際にあった支出を経費にしないことには
会計にそのことが出てこないため、
節税ができないのと同時に、
適切な儲けを把握できないことに繋がってしまう。
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今日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。