2022年1月21日人のアドバイスは「あくまでも参考程度」に
■「結局それは背景を何も考慮してない
お話ですよね…」
税務相談に乗らせていただく中で、よく
『第三者からの情報や
インターネットによる情報をもとにされ
ご相談をいただく』
というケースがあります。
結論として申し上げると、
【税理士ではない第三者からの
そういった情報については、
少なからず誤っていることが多い】
ということ。
これについては本当に
十分な注意が必要である
と言えます。
■そして、
もう一点よくあることとして、
『会社の背景を知らずに、
表面上の言葉のみを受けて、
税務的・経営的なアドバイスをされる』
ということも。
私が税務相談や顧問として
関わらせていただく中では、
【その方の生活背景や、経営に対する姿勢、
お金に対する意識など】
…といったいろいろなことを
総合勘案をしながら、
最適なものを提示させていただいている
というところ。
そんな中で、そういった
『背景を知らない第三者』
(これはたとえ他の税理士であったとしても)
から、ごく限定された情報をもって、
一般的なアドバイスをされる
ということがあるんですね。
しかしながらこれは、
【的外れであることが多い】
状況。
確かに一般的に見れば
そのような判断を下すところなのですが、
【その方の生活スタイルにより、
あえて一般的ではない
税務対策をとっている】
ということも少なからずあるわけです。
そういったことが、税務のみならず
お金や経営をしていく上で、
本当によくあることなんですね。
■そういった、
第三者のお話を聞くのは
もちろん参考としては良いのですが、
【その第三者に対して
その方がどれだけ包み隠さず
情報を提供しているか】
ということもまた
大切であると言えます。
相談された第三者としては、
【その方からの限られた情報】
でのみ判断を下すため、
往々にしてそれは誤っていることが多い
ということになるわけです。
■税務に関しては、
【まず、税理士以外の人からの
情報は誤っているということが多い】
ということ、
そして、たとえ税理士からの
何かしらの助言があったとしても、
【その背景を
どれだけ知った上での助言なのか】
ということを
しっかりと考えたいものです。
■これは
税務会計のみならず、
『経営判断』においても
言えることではないでしょうか。
一般的に考えて、
有用なように思える
経営の施策であっても、
【その経営者の考えや
経営方針にそぐわない】
ということは
往々にしてあるわけですし、
それであるからこそ、
私がさせていただいている
コンサルティングにおいても、
【その解は一つではなく、
まさに十人十色の解が存在する】
というもの。
■経営判断をする上においては、
そういった
第三者からのアドバイスを参考にしながら、
その一方で、
それを決して鵜呑みにすることなく、
的確な経営判断をしたいものです。
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《本日の微粒子企業の心構え》
・往々にして、
税務や経営の何かしらのアドバイスを
第三者からもらうということが
考えられるが、
【それは誤っていることが多い】
ということを心得ておくべし。
・上述した『誤っている』ということの
状況には二通りあると考えられる。
まず第一に、
【そもそもその税務解釈などの考えが
間違っている】
ということ。
そして第二には、
【その方の置かれた経営の状況や
その方の性格などをしっかりと
見切れていない状態で
判断を下しているため、誤った方向に
その助言が行ってしまっている】
ということ。
・第三者からのそういった助言を
受けることは有用であるとも考えられるが、
決してそれを鵜呑みにすることなく、
いろいろな面を総合勘案して最終的に
的確な経営判断をしたいものである。
今日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。