2022年1月23日「家に帰るまでが遠足」から得た経営の心構え
■「家に帰るまでが遠足だから気を付けて」
先日東京に日帰り出張に
行ってまいりました。
東京には複数顧問のお客様が
いらっしゃるのですが、
コロナの関係でずっと直接お会いすることが
叶わないという状況でした。
先日はやっとのことで
ようやくリアルで対面できた
という嬉しい日に。
…とは言え、
今度はオミクロンなどの拡大で
また動きにくくなってきた
状況ではありますね…
■そんな中で、
無事に東京から福岡に飛行機で降り立ち、
その無事を妻に報告したところ、
冒頭のメッセージが届いた…
という状況でした。
【家に帰るまでが遠足】。
これは小学生の頃あたりから
よく聞いている言葉
ではないでしょうか。
『遠足』というものは、
【その遠足にて目的地に辿り着く】
というのが
第一の目的なのでしょうが、
その先の『家に帰る』という段階で、
【場合によっては油断をして
事故に遭ってしまう】
などということが考えられるため、
【家に帰るまで一切気を抜くことなく、
気を付けながら帰ってね】
ということなのでしょう。
■これは
「経営においても本当に言えることだなぁ」
と私は思っていて、
専門家として、淡々粛々と
大げさに言えば目を瞑っていても
仕事ができるようになった状態で、
当然のように右から左へとスムーズに
仕事を流していく中で、
【ふと失敗をしてしまった…】
ということが、
もしかするとあなたにも
あるかもしれません。
これこそがまさに
『家に帰るまでが遠足』と同義で、
【順調に行っている時ほど、
気を引き締めて経営(商売)をすべき】
ということに繋がるのではないか
と思っているところです。
■順調に進めば、
自転車を一生懸命こいで、
その先はペダルをこがずとも
進んでいくような『自動運転モード』
になるわけですが、
【その自動運転モードに入ったからこそ、
より緊張感を持ってハンドルやバランスを、
コントロールしないと、
思わぬところでケガをする】
ということが考えられるものです。
そこで大切なのが、
【そういった順調に進んでいる時ほど、
緊張感を持つ】
ということなんですね。
当然順調に進んでいる状況ですので、
そのままでは緊張感を持って
仕事すること自体が難しいでしょう。
そのような際は、
【自ら緊張感を作り出すこと】
が重要であると私は考えています。
■私自身は、
本当にこういった
『順調な状況』に怖さを覚えており、
そういった際には
何かしらの新たな『学び』や
『投資』をするようにしているんですね。
そしてそういったことを
お客様に対して還元させていただく際、
やはりはじめての試みですので、
【相当な緊張感が生まれる】
というもの。
相当な緊張感ですので、
前もっての準備は当然必要ですし、
ミスがないように十分な注意をしながら
仕事を進めることになります。
そうやると、注意力も働きますし、
前段階の準備を入念にしますので、
【お客様にとっても、
有意義な面談の時間となる】
ということが往々にして考えられる
というものです。
■『干天の慈雨』
とも言われるように、
【窮地に追い込まれたからこそ、
その雨粒に大変ありがたさを感じる】
というものではないでしょうか。
そういった緊張感を持って仕事をした後に、
その仕事の結果としての
成果物を得られた瞬間は、
本当に嬉しいものです。
■どうしても、
経営者として一人ぼっちで
経営をしていると、
そういった『自動運転』で
経営を進めていってしまうものですが、
【それはかえって危険である】
ということを念頭においた方が
良いかもしれません。
少なくとも私は、そういった経験を
幾度となくしておりますので(汗)、
【この緊張感をあえて生み出して、
干天の慈雨を感じる】
ということは、
もはや習慣化しているような感覚です。
■現在の自分の置かれている
経営の状況はいかがなものでしょうか。
【家に帰るまでが遠足】
です。
この言葉を念頭において、
経営も慎重かつ大胆に、
そして適度な緊張感をもって
進めていきたいものだなぁ
と思うところです。
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《本日の微粒子企業の心構え》
・経営者として、なおかつ
専門家として仕事をしていると、
その専門分野の仕事の
繰り返しになるため、
【目を瞑った状態でも
仕事ができるようになる】
というもの。
・しかしながら、
【目を瞑った状態で仕事をしてしまうと、
思わぬミスが起こってしまう】
ということもまた考えられる。
・そのように考えると、
【順調に進んでいる時ほど、
あえて緊張感を持って仕事をすべき】
ではないだろうか。
・そういった【緊張感】を持って
仕事をすることにより、
より一層目前の仕事に対して
注意を払うものであるし、
【その注意を払った結果、
お客様に対する
さらなる価値の提供に繋がる】
ということもまた考えられる。
・経営者として、
そういったことを念頭において、
【家に帰るまでが遠足である】
という精神を携え、
常に適度な緊張感を持って
経営をすることを心がけるべきである
のかもしれない。
今日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。