2022年1月24日税務調査において絶対に注意すべき2つのこと
■コロナが落ち着いた…と思いきや、
今度はオミクロン株の感染が
広がっているようですね。
そんな中、現在において
確定申告期限は従来の『3月15日』
となっていますが、
この感染拡大の状況を鑑みると、
もしかするとまた『4月15日』
になってしまうのではないか
という危惧もあります。
(まったくもっての私見ですが…)
■税理士にとって、
『申告期限が1ヶ月延長になる』
ということは喜ばしいことのような
気がするのですが、
私自身も人間ですので、
1ヶ月も期限が延長されてしまうと、
それに甘えてしまい、
【本当に3月15日で終わらせるべきものが
4月15日までかかってしまう】
ということにもなりかねないため、
【ここは何としても、
申告期限が延びようとも
3月15日までに終わらせていきたい】
という所存です。
…なんていう決意表明は
おいておくとして…
■コロナにより、
税務調査が少なくなっていた
という事実があるのですが、
だんだんと税務調査も
今年の確定申告明けあたりから
コロナの感染拡大などを踏まえた上で、
本格化してくるのかな
と思っているところです。
税務調査は
【4月頃の春に行われるものと、
9月から11月頃の秋に行われる
ものがある】
というのが一般的です。
そして、
【税務署が本気を出してくる調査が
後者の9月から11月あたりの調査である】
と言えます。
■そんな中で、
【税務調査を念頭において経営をする】
というのは本末転倒な話なのですが、
税務調査において
絶対に注意すべきことがあります。
第一に言えるのが、
【売上の計上を除外していないか】
ということ。
『売上の除外』については、
税務調査の最重要項目であり、
なおかつそれがされていると、
重い罪が乗ってくるものなんですね。
『売上除外』となれば、
通常の税金に加え、
【重加算税】
という罰金的な性質なものが課せられる
ということになります。
そしてこの『重加算税』がついてくると、
【税務署のブラックリストに載ってしまう】
ということもあり、
【そのブラックリストに載ると、
定期的に税務調査がやってくる】
という望みもしない状況になってしまう
というものです。
■そんな中で、
『売上の除外』は
絶対すべきではないのですが、
税務署としては、
【この売上の除外を
可能であれば摘発したい】
というところなんですね。
そのような状況下において
注意をしたいのが、
【自動販売機の売上計上を
していなかった】
ということ。
そして、製造業や建設業においては、
【作業屑などのスクラップの売却収入を
売上として計上していない】
ということ。
この二つについては、
調査員員が目を光らせているところ
でもありますので、
こういった計上漏れがないように
重々注意したいものです。
■税務調査当日に会社に訪問される際に、
【税務調査に入る前に、
その会社の周りのそういった
廃材置き場などにも目を光らせている】
というのが通常です。
自動販売機も当然同じことが言え、
【会社の周りなどに自動販売機があれば、
それが会社に売上をもたらしている
ものではないか】
という視点で
その自動販売機を見るわけですね。
自動販売機については、
【純粋に売上を計上することを
見落としてしまっている】
ということもあるかもしれませんが、
これも立派な『売上除外』
になってしまうため、
重々注意が必要です。
■今日は、
「税務調査が本格化してくるのかな…」
ということから、
よくある注意すべき『売上除外』
について記事を書かせていただきました。
税務調査は怖いイメージがあるのですが、
【よほどの悪いことをしていない限りは
そんなに怖がるものではない】
ということもまた事実です。
そのためにも、
しっかりとした税務知識のもとで、
適切な会計処理と税務処理を
心がけたいものですね。
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《本日の微粒子企業の心構え》
・税務調査において
最もチェックされる項目の一つとして、
【売上の除外】
が挙げられる。
・『売上の除外』の代表的な例は、
【製造業や建設業における
廃材資材の売却収入の計上漏れ】
そして、
【自動販売機の売上を
計上し忘れてしまっている】
ということ。
・『売上の除外』については
重加算税の対象となり、
税務署のブラックリストに載ってしまう
可能性もあることに加え、
場合によっては
【犯罪行為となり逮捕される】
ということにも繋がることも
考えられるため、
『売上除外』はくれぐれもしないように
したいものである。
・『税務調査』といえども、
通常の経営をしていれば、
よほどのことがない限り
心配すべきものではないため、
日頃から適切な会計処理と
税務処理を心がけたいものである。
今日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。