2022年2月10日「どの仕事を取るか?」という嬉しい選択ができる際は・・・
業務が立て込みすぎて、
かなり緊迫感が出てきています…
こんな時こそ慌てずに、
全体を俯瞰して的確な順で仕事を進めることが
重要です。
(…と自分に言い聞かせます(滝汗)。)
---------------------
■先日の記事の中で、
【売上は『新規顧客』と『既存顧客』
から成り立っている】
ということをお話させていただきました。
今日もその『売上』のことについて
お話を続けていきたいと思います。
■これも、
以前の記事で書かせていただいた
ことがあるのですが、
ビジネスを考える際、
【まずフロント商品を置き、
その後に本命のバックエンドの商品を据える】
という策を考えることがあります。
https://muratax.com/2022/01/30/4860/
(2年半ほど前の記事ですが、こちらも↓)
https://muratax.com/2019/09/04/1523/
そんな中で、『フロント商品』は
【その商品であえて利益を取らなくても、
その後のバックエンドの商品で
本命商品を売ることにより
そこで大きく利益を出す】
というのが一般的な考えです。
しかしながら、こういった
フロント商品がない状況においても
大枠の考えとしては同じではないか
というところなんですね。
■というのも、
【全ての商品・サービスが本命であり、
それらの本命商品の受注が
できるような状況下において、
どのような判断をするか】
ということは、かなり重要な
決定事項になってくるはず。
仮にですが、
『Aサービスで500万円の受注』、
『Bサービスで1,000万円の受注』、
『Cサービスで1,500万円の受注』
ができる状況があったとしましょう。
そんな中、Aサービスについては、
自社の労力と資金力で
その受注をできるものである一方、
B商品については、A商品に割いた
人的リソースを注力した
その後の人材を投入する必要があり、
その場合は結構ギリギリの状態で
回していくことになる
という状況。
そしてCサービスについては、
AサービスとBサービスを
いずれもお断りすることにより、
初めて自社の人的リソースや
資金力を投入することができて、
その結果受注ができ、
利益が上がる状況
があったとします。
■そんな中で考えるのが、
【利益がどの程度見込めるか】
ということではないでしょうか。
当然、C商品については
売上高が1,500万円であり、
それなりの利益を見込めるものとしたら、
場合によっては
【AサービスやBサービスをお断りして
Cサービスに一本化する】
という選択肢も考えられるでしょう。
■そのような状況下において
検討したいのが、
【ABCそれぞれのサービスにおいて、
この段階で利益を求める必要があるのか】
ということなんですね。
その仕事を、得意先の信頼感が高まる状態で
完了した際には、
【利益が出ない状況であっても、
もしかするとその後のいろいろな仕事に
繋がってくる】
ということも考えられるものです。
その一方で、Aサービスのように
自社の労力や資金力で十分賄え、
利益がそれなりに出るであろう
案件であっても、
【その案件は単発のものであり、
その先そこから延長する形で
仕事が繋がる】
ということは
考えにくいこともあるかもしれません。
■考えたいのが、
【それぞれの商品やサービスにおける
利益率、そして
将来のビジネスに繋がる可能性】
なんですね。
極端な話かもしれませんが、
Cサービスで1,500万の売上高を取り、
そこに自社の人的リソースは使わずに、
外注などにより、
こちらの労力を全く使わない状況で
仕事を回していく。
そうすることにより、利益は
かなり小さくなるかもしれないのですが、
その行為からその後の仕事に繋がるとしたら、
現段階ではあえて、
その利益の出ない受注をする選択をするべき
なのかもしれません。
そしてCサービスにおいては
『外注』により回している状況なので、
【自社の人的リソースは使っていない】
という前提ですので、場合によっては、
【その人力をAやBに投入して、
そこから利益を得る】
ということも
また考えられるかもしれません。
■大切なのは、
【複数の案件があった場合、
それぞれの利益率をはじめ、
その後の仕事にそれがどのように
繋がっていくか】
ということもまた考えること。
そして、もしそれが
今後のビジネスに繋がる案件
であったとした場合に、
【自社の人力のほか、外注などにより
賄える状況であるか否か】
ということもまた考えるべき
かもしれません。
どうしても、目先の利益に
目を奪われがちなのですが、
こういった大局観を持って
全体を俯瞰することにより、
その選択すべき仕事も見えてくる面も
あるのではないでしょうか。
------------------
《本日の微粒子企業の心構え》
・経営の中で様々な案件
が入ってくるものであるが、
【利益を得るタイミング】
をしっかりと念頭において、
その受注の選択をすべきであると言える。
・場合によっては、
【現段階では利益は出なくとも、
その後のビジネスに繋がる】
ということも考えられる。
・複数の案件が入った場合、
【そういった経営の大局観を持って
全体を俯瞰することにより、
その経営の選択すべきものが見えてくる】
ということもまた、心得ておくべし。
今日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。