2022年3月8日適時にどんぐりの木を蹴っていますか?
こんにちは。
【起業準備中から起業5年目までの経営ドクター】
税理士の村田佑樹です。
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■「すっかり忘れていました。」
確定申告にあたり、
顧問のお客様ではなく、
『確定申告単発』での
ご依頼を毎年いただいている方に、
今年の確定申告のご案内を
差し上げた際の一言。
確定申告は毎年のことなのですが、
『年一度』しかないが故に、
案外忘れさられてしまっている
ものなんですね。
■そんな中、
私としては、
年一度のことですので、
「ご依頼されるお客様も
気持ちが変わっているのでは…」
などと考え、
積極的に案内をすることを
避けようとする面も正直あるのですが、
(複雑な気持ち(笑)‥)
このように、
【確定申告の存在を忘れていた】
ということが見受けられる
状況もありますので、
「その注意喚起としてのご案内は
しなければ‥」
と思う次第なんですね。
■今回については、
【確定申告】
という経営においても
重大なイベントについて
のことなのですが、
これは
【私の税理士の商売に直結するもの】
であると言えます。
同じように、自らのビジネスに直結する
こういった『イベント』
を思い起こしてみるとどうでしょう。
例えば『お花屋』さんであれば
【入学式や入社式、卒業などのシーズンに、
またはお盆やお彼岸の際にお花を贈る】
ということがライフイベントとして
考えられるかもしれません。
また『写真』を
取り扱われている人であれば、
【誕生日や、入学式、
年に一度の家族との集合写真】
など…こういった
【そのお客様に応じたライフイベント】
ということが
多少なりともあるのではないでしょうか。
案外、
「自分の業界にはイベントなど関係ない」
と思っていたとしても、そのような
【お客様にとってのイベント】
というものはあるのかもしれませんね。
■そして、
上述した『確定申告』のように、
【お客様の方はこういった
ライフイベントを忘れてしまっていたり、
そうしたイベントに際して
取る行動を忘れてしまっている】
ということが往々にして考えられます。
上述した『確定申告』は
本当に典型的な例ではないでしょうか。
確定申告は『ライフイベント』というより、
【自らの税金を計算して確定させ、
納税をする】
という重大な行事であるにもかかわらず、
【そのような確定申告でさえ
忘れ去られている】
というのが現状なんですよね。
そのように考えると、
『日常生活に付随するライフイベント』
などというものは、
【さらに記憶から除外されている】
と考えざるを得ない気がするわけです。
■上述してきたように、
経営者は自らの商売のことを
四六時中考えているわけですが、
それが商品やサービスの提供をしてもらう
お客様からすると、
そこまで重要ではないため、
【そもそも覚えていない】
ということが少なからずあるんですね。
そのように考えると、
【適切なタイミングで、
そういったイベントを
過去に商品やサービスをお求めいただいた
お客様に対して提示して差し上げる】
ということが、商品やサービスの
提供側の責務ではないか
と考える次第です。
あなたの商品やサービスをお届けすることにより
お客様の幸せに寄与するとしたら、
それを提供しないことは、
そういった幸せの享受を失わせるというもの。
そう考えると『責務』だな‥‥
と私は思うところなんですね。
■小学生の頃に、
『どんぐりがなっている木を
思いっきり蹴って、
どんぐりを上から落とした』
という経験はないでしょうか。
結局のところ、
『外部からの刺激』がないことには
人は反応しないもので、
逆に、
【そのような情報があったとしたら、
そのことを思い出し、
それがそのまま需要喚起に繋がる】
ということが多少なりとも
見受けられるというもの。
(お客様をどんぐりに例えるなど、
不適切極まりないのですが(滝汗)‥)
■私もよく過去の記事の中でも、
【お客様の立場に立って考えましょう】
ということを書いてきたわけですが、
私自身も、税理士としての仕事を通じて、
上述した『確定申告』のように、
【忘れられている】
という事実を考えると、
【よりお客様にとって、
税務のスケジュールが忘れられている】
ということを念頭において
おかなければなりませんし、
【忘れられないように、
適切なタイミングでご案内をする】
ということもまた
重要であるように感じています。
■いろいろ述べてはきましたが、
大切なのは、
【お客様は、
経営者側が四六時中考えている
商品やサービスのことなど、
記憶の片隅にも留まっていない】
ということ。
裏を返せば、
【適切なタイミングで
その需要喚起をすることにより、
それがポンッと売上に繋がる】
ということも考えられるわけです。
しっかりと『どんぐりの木』を蹴って、
お客様の記憶を蘇らせる
試みをしてみてはいかがでしょうか。
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《本日の微粒子企業の心構え》
・経営者は自らの商品やサービスのことを
四六時中考えてはいるものの、
お客様に関しては間逆で、
【その商品やサービスの存在すら
忘れ去ってしまっている】
ということが往々にして考えられる。
・大切なのは、
とある『ライフイベント』などの
【お客様にとっての重要な
購買の意思決定をしていただける
タイミングで、
上手に需要喚起をすること】。
そのことにより、
【過去のお客様が
再度その商品やサービスの購入を
していただけることがあるもの】
と心得ておくべし。
・商売においての鉄則は、
【やはりお客様の立場に立って考える】
ということ。
そのように考えると、
【『お客様にとって』こちら側の
商品やサービスは
そこまで重要なものではない】
という辛い事実を飲み込むとともに、
【その前提に立って経営を考えていく】
ということが重要なことではないだろうか。
今日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。