2022年4月7日【経営理念+現状分析】で身の丈に合う事業を
■以前の記事の中で
『売上』のことについて
書かせていただきました。
<2022.3.30【新規顧客と既存顧客】から
考察する売上の仕組み>
https://muratax.com/2022/03/30/5054/
経営をしていくにあたり、
いろいろな事業展開をしていること
も見受けられるわけですが、
【それぞれの事業が適切に
利益を得ることができているのか】
ということを思索すること
は本当に重要なことなんですね。
■一つの事業に対し、
【人材と労力や広告費】
などを投入したとしても、
その事業で本当に利益を得ることが
できているのでしょうか。
逆に、
【その事業から引いてみること】
により、その投下していた
『人材や労力、広告費』
などのコストが浮くことになり、
【その浮いた経営資源を
他に投入することで、
本来利益が上がるべき事業に、
より多くの利益をもたらす】
ということも考えられるわけです。
■こういった、
事業が多角化している
状況について、
ドラッカーは、その著書
『創造する経営者』において
次のように述べています。
「創造する経営者」
「そもそも企業が適切な事業を
行っているかをいかにして知るか。
わが社の事業は何か。
何であるべきかをいかにして知るか。
この問いに答えるには事業を外から見て
分析することが必要となる。」
■結局のところ、
【自社の行っている事業が、
そもそも必要なのかどうか】
…というと強い言い方かもしれませんが、
【その事業が経営理念に
従っているのかどうか】、
また、
【それを必要とする顧客が
いるのかどうか】、
そして、
【それが経営理念に基づく
自社の強みとなっているのか】
ということを適切に確認することにより、
【その事業を継続するかどうかを
決めていく必要がある】
と言えるわけです。
■どうしても、
目先の経営にとらわれてしまうと、
今進行している事業の
『売上』や『利益』だけ
に注目しがちなのですが、
こういった
【外部の面から自社を見ることにより、
客観的な視点で、
現状を分析することができる】
というものです。
そして、
【こういった分析をするにも、
経営の思索をする時間がないことには
どうしようもない】
ということ。
これもまた真実と言えるでしょう。
■そのように考えると、
やはり毎日数分でも
『経営の思索をする時間』を確保し、
過去の経営の反省として、現在の地点、
またその過去と現在を俯瞰した上で、
【未来に打つべき経営の一手を考える】
ということはかなり重要なこと
ではないでしょうか。
■『恋は盲目』とも言われますが、
経営についても
ただひたすら自転車操業的に
その場の仕事をこなしているようでは
【目先のことしか見えなくなってしまう】
というもの。
そんな時こそ、
【一歩引いて、少し高いところから
経営の全体を見渡して、
その事業が最適化しているかどうか】
を確認することを意識して、
経営の思索をしたいものです。
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《本日の微粒子企業の心構え》
・自社の事業は実のところ
【自社の身の丈に合っているもの】
だろうか。
・往々にして、
【自社の経営資源を超過した
事業が行われている】
という状況が見てとれるもの。
・そもそものお話として、
【その展開している事業は
自社の経営理念に沿っているのか】、
そして、
【顧客に必要とされているのか】、
また、
【その経営理念に従った強みを
活かすことができているのか】
という視点に立って、
今一度その事業や経営全体を
見渡したいものである。
今日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。