2022年7月2日【負の言動】が伝播していく恐ろしさ
■以前の記事の中で、
【経営者というよりも
人として大切なのは
他責思考ではなく自責思考である】
ということを書かせていただきました。
<2022.6.28【他責からは人が離れ、
自責には人が寄る】という真実>
https://muratax.com/2022/06/28/5355/
今日も続けていきます。
■往々にして、
『他責思考』の状況に入っている人は、
何かしらの要因を外部の環境のせいに
してしまいがち。
それが、環境のことであれば
まだ良いのですが、
【人に対してその矛先を向ける】
ということも少なからずあるんですよね。
そうなると、
相手の立場に立って考えた際、
その矛先を向けられた方は
どのような心境になるでしょう。
これは『矛先』という表現から
推察されるように、
【まさに刃を向けて切りつけられたような
そんな感覚になってしまう】
というもの。
『プラスの言葉』は
その言葉をかけられた方も
心地良くなるものですが、
そのような刃とも言える
『マイナスの言葉』に関しては、
それを聞かされた方は
【深い痛手を負ってしまう】
ということが少なくありません。
■そして、
【この傷を癒すことは相当大変である】
ということも知っておきたいもの。
もしかするとあなたは、
幼少期の頃に友達から仲間外れにされたり、
先生から叱責されたり、
親から何かしら強烈な躾をされた
ということがあるかもしれません。
このような体験というのは
今においても深く残っているのでは
ないでしょうか。
私自身も、
子どもの頃はそういったことが
少なからずありましたので
そのことはもちろん覚えていますし、
経営の中でも思いもよらぬ
『攻撃』とも言える言動を受けた際は、
【この傷はどうしても心に残ってしまう】
というもの。
そして一度そのような
心境になってしまうと、
【その方との信頼関係を
継続することが難しくなる】
というものです。
私の場合、
【信頼関係があって初めての仕事】
という明確な定義づけをしていますので、
信頼の欠損は即ち、
仕事の終焉そのもの。
信頼のない仕事は、
お互い良いことはないですからね…
■そして、
仕事をする上ではスタッフを含め、
いろいろな人の協力のもと
その仕事が成り立っているわけですので、
【同じような思いを
周りの人にはさせたくないな】
というのが正直な気持ち。
そうなると、やはり
【その仕事を辞めざるを得ない】
ということになりかねないわけです。
そのようなことを念頭において
日々の言動を組み立てていかないことには、
【あっという間に自分の周りから
人がいなくなってしまう】
というものではないでしょうか。
■上述したように、
『マイナスの言動』は
瞬間接着剤のよう強力に
人の心に辛くこびり付いてしまい、
それを払拭するのは
相当大変なものです。
経営者としてそのようなことがあっては
本当に致命的なんですよね。
そしてそのような噂は
あっという間に広がるものですし、
そういった噂が流布されるとすれば、
【どうしてもその人に近寄り難くなる】
というものではないでしょうか。
■今回は、あえて
『マイナスなこと』について
フォーカスを当ててきましたが、
実際のところそういったことが
真実なんですよね。
したがって、感情が一時的に
高ぶったとしても、
まずはそれを少し整理して、
改めて相手の立場に立って考えた際に、
「こういった言い方だったら大丈夫かな」
だとか、
「そもそもこう考えているのは
自分の一方的な思い込みではないだろうか」
だとか…
このように
【自分を俯瞰する習慣】
を付けると良いかもしれません。
そのことがすなわち、
【自責思考にも繋がる】
というものですよね。
■というわけで今日は、
『他責思考からのマイナスの言動』
について見てきました。
何はともあれ、
【人生も経営も人と人との繋がり】。
そのような人と人との繋がりを
棄損する可能性のあるものは、
極力排除をしていきたいもの。
人との繋がりは強固なため、
そういった部分で
マイナスの関係を作ってしまうと、
【そのマイナスの連鎖も進んでしまう】
というものです。
経営者として、
相手の立場に立って考えて、
自分を俯瞰し、自責思考の立場に立って
その言動を考えたいものですね。
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《本日の微粒子企業の心構え》
・経営者の本質として
【自責思考】
でありたいもの。
・逆の『他責思考』に陥ってしまうと、
【人に対して攻撃的になってしまいがち】
なもの。
・そしてその攻撃を受けた相手は、
【その傷を深く心に負ってしまう】
ということが少なくないため、
今後の関係性そのものが
危うくなってしまうことが大半である。
・そして、
【そういった負の感情は、
その周りの人にも連鎖する】
というもの。
経営者において真に大切なのはやはり
【自責思考】。
しっかりと相手の立場に立って
適切に考えて、経営者として
【品格のある言動】
をとっていきたいものである。
今日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。