2022年7月8日開業当初の私の失態からの教訓を・・
今日は初の女性社長限定の
TEAM MURATAX(お客様の会)を
開催させていただきました。
5名の方にご参加いただき、
すごく濃い、そして楽しい学びの時間を
過ごさせていただきました。
さて、本題です。
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■私は開業をして、
もうすぐ丸5年となるのですが、
開業当初のことを振り返ると、
「相当無茶をしていたな…」
という感覚。
個人の資産はほぼ持ち合わせて
いなかったものの(汗)、
幸いにも、税理士としてのなぜか
『社会的信用』という裏付けから、
銀行からの融資を
取り付けることができました。
その額は『650万円』だったのですが、
【開業当初はその650万円を携えて
希望をもってスタートを切った】
というところ。
■しかしながら、
人間は弱いもので、現金があったら
つい使ってしまうんですね…。
これは税理士であっても、
結局は同じ(滝汗)。
私自身、税理士として開業をするにあたり、
同業他社の存在は相当気にしていたため、
【開業前から用意周到に準備を重ね、
コンサルティングを受けさせていただいて
その方向性を決めていた】
というところ。
そんな中、
「開業前からしっかりと
土台を作っておかないことには
経営に乗り遅れるな…」
という感覚がありましたので、
【ひたすらその時貯め込んでいた
お金を使いながら、
その経営の基盤作りに邁進していた】
というところ。
当時は、私自身
相当見識が狭かったので、
いろいろな人と会うことを重ね、
そのような『交流会』や
『個別での食事代』として、
開業当初はおそらく200万円
は使ったのではないでしょうか…
今となっては本当に怖いお話なのですが、
当時はそのくらい闇雲に猪突猛進していた
(そして大木に何度も激突…)
という感覚ですね。
■そしてその一方で、
事務所を構え、会計ソフトを導入し、
業務の効率化になり得るツールも導入し…
そのようなことを重ねていった結果、
約一年半ほどでその650万円の借入金が
底を着く寸前まで追いやられました。
今から考えると、
凍り付く想いです・・・
その後幸いにも、
【上述した200万円を使って
縁を紡いできた人たちからのご縁により、
それがだんだんと仕事に繋がってきて、
ようやく軌道に乗る】
というところまで行き着いたわけですが、
それにしても
【現金はあっという間に
なくなってしまうな】
という感覚です。
■そして、
「開業前から動いておいて
本当に良かったな」
ということも。
結局のところ、税理士の業界で
勝負しようとする際、
同業他社を見渡すと、
福岡だけで『3千人』もの
税理士がいるんですよね。
そんな中で勝負をしよう
とするわけですので、
【並々ならぬ努力では足りない】
ということは明白。
これは私のみならず、
経営者全員に共通して言えること
ではないでしょうか。
■まず一つは、
【現金はあっという間に
使ってしまいがちである】
ということ。
そして、
【経営で何かしらの外的要因と
勝負しようとする際には、
圧倒的な努力と行動量が必要】
だということ。
私自身心配になるのは
特に前者なんですね。
もちろん事業に必要な面も
あるかもしれないのですが、
【豪華な食事や旅行に頻繁に出かけたり、
本来的にそこまで必要とは言えない
部分にお金を使ってしまっている】
ということが開業当初のご縁のある
経営者さんに意外と共通する点なんです。
■往々にして、
そういったケースは、
サラリーマン時代の貯蓄や退職金を携えて
そのような研修や営業とも言える
行動に出られているわけですが、
【これは相当危険な行為である】
ということを認識しておく
必要があるでしょう。
私自身がそうでしたので
強く言えることなのですが、
【現金を使う際はもう少し慎重に
切り詰めた方が良い】
ということなんですね。
650万が1年半で底を尽きるわけですので、
私の逸話には妙な説得力が
あるはず…(豪汗)。
■とは言え、
【研修など学びの時間や
経営に対する思索を深めるための投資】
は必要だと思います。
しかしながら、そうではない面の
いわゆる
【浪費】
とも言える支出については
十分に注意すべきでしょう。
そして、そのような行動をする
時間があったら、
【もっともっと、経営に関しての
思索を深めたり、
圧倒的な行動力と行動量をもって、
他を凌駕するような
動きをすべきではないか】
というところなんですね。
(何度も言いますが、
過去の自分に向けての
メッセージでもあります。)
経営のフィールドに立つと、
そこは魑魅魍魎が跋扈している
状況もあり、
【大抵の場合思い通りにはいかない】
ということが大半。
【このような状況を念頭において
経営を考えているかどうかによって
今後の結果が左右される】
と言えます。
■そして、
『現金』に関しては、
今は生活ができているものの、
その状態が何ヶ月続くと
完全に現金が消えて
生活ができなくなること
が見えるのではでしょうか。
一度真剣に電卓を叩いた方が
良いかもしれません。
そのように考えると
【安穏としている場合ではない】
ということが大半であるように感じます。
■というわけで、
今日は少々厳しい記事に
なってしまいましたが、
私の開業当初の教訓を踏まえて、
少しでもお役に立てればと思い、
記事を認めさせていただいた次第です。
現金の支出はくれぐれも慎重に、
そして
圧倒的な行動量をもって、
経営を進めてまいりましょう。
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《本日の微粒子企業の心構え》
・【手元に現金があれば、
あっという間に使ってしまう】
というのが大半。
・経営のフィールドを見渡すと、
【ライバルが相当多い状況】
に気付くはず。
・そのような状況を考えると、
【そのライバルたちより
圧倒的な行動力と努力】
をもって、経営に打ち込んで
いかないことには、
一歩抜けて経営を成功させることは
難しいものである
と心得ておくべし。
・泥臭い話ではあるが、
【努力と行動量によって
結果は左右される】
ように感じる。
そのような重心の低い視点を念頭において
今一度経営の思索をしてみては
いかがだろうか。
今日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。