2022年8月22日経営を潤滑に回すべく【運転資金の概念】を押さえる
■先日の記事で、
大切なのは『利益率』である
とのことをお話させていただきました。
<2022.8.22「儲けを増やす!」ために
【粗利益率】を意識してみる>
https://muratax.com/2022/08/20/5536/
今日もそのことに続けていきます。
■利益とは、
売上から経費を差し引いた結果
であり、
利益を出す最終的な目的は
(一般的には)
【手元により多くの現金を残すこと】
と考えられます。
経営においての現金は、
これが枯渇してしまうと
経営が回らなくなる
という意味において、
【経営における血液(または潤滑油)】
であると言えそうです。
したがって、
【この血液をサラサラな状態にしつつ、
流れ続けていることを常態にする】
ことを意識していきたいもの。
■ここで考えるべきが、
一般的に言われる『運転資金』です。
運転資金とは、読んで字の如く、
【経営という大きな乗り物を
運転していくためのお金】
であると言えます。
そのようなことから考えると、
今必要な運転資金の額を把握して、
これを常に経営に回していくべきである
ということが言えそうです。
■では、この運転資金は
どのように把握するのでしょう。
簡単に言うならば、
【売掛金−買掛金+在庫】
が必要な運転資金の額となります。
売掛金は、売ってはいるものの、
まだお金が入ってきていないので、
現金が本来より
『不足している』状態。
買掛金は仕入れをしたものの
その支払いが終わっていないため、
現金が本来より
『残っている』状態。
そして在庫はと言えば、
仕入れてお金は出ていったものの、
まだ売れていないため
現金化されていない。
つまり、現金が本来より
『不足している』状態。
代表的なものとしてこの3点を
運転資金を計算する上で
把握しておきたいもの。
■逆を言えば、
まずこの運転資金の目算をして、
この資金が確保できた段階で
スタートを切るということが
最善ではないかと思う次第。
可能であれば、
この運転資金に相当する額を
金融機関からの融資などにより
調達しておくことが、
経営においては安心と言えるでしょう。
そしてまた、もし可能であれば、
極力上述した売掛金や在庫を
持たないようにしていくということも
考えたいものです。
結局のところ、
売掛金や在庫は現金面においては
マイナスになってしまうため、
ビジネスのスタートの段階で、
このリスクを極小にしておく
ことができれば、
相当強い経営になることでしょう。
■今日は、
『経営における血液』
とも言える現金から、
考えておきたい運転資金について
お話をしてきました。
【現金は経営の血液であり要】
であると言えます。
しっかりと上述した
運転資金の概念を把握し、
経営という体全身に
血液が巡るよう、
常に思索を続けていきたいものです。
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《本日の微粒子企業の心構え》
・現金は経営の血液とも言え、
これを枯渇しないようにすることが
かなり重要であると言える。
・そのためには運転資金の概念を
押さえておくべし。
・まずは運転資金を計算し、
この資金を確保し、
それから初めて商売をスタートする
ことを考えるのが得策であると言える。
・そもそも、スタートの段階で
売掛金や在庫が発生しないビジネス
を考えることも、
一つの有用な方法では
ないだろうか。
今日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。