2022年10月5日経営が回らなくなる【従業員の減衰の一因】とは
■税務相談を受けさせていただく中で、
ここ最近は、
【サラリーマンを退職して
独立開業をしよう】
という方が増えてきたように感じます。
この経済状況が不安定な中ですので、
【手に職を付けてそれを武器に独立しよう】
ということが多いようですね。
確かに、こういった経済状況の中、
従来のように
『生涯同じ会社に勤め上げて
定年で退職をする』
ということはなかなか難しいように
思います。
経済状況が不安定というのは
会社にとっても同じことですので、
【会社もそれに伴い不安定になる】
というものですよね。
■そんな中、
【その会社の社長が従業員に対して、
ひどく叱責をする】
などということが見受けられます。
そういった会社が不安定な状況で
社長の情緒も不安定になっている
とも考えられるわけですが、
【経営者としてこれはいかがなものか】
というところですよね。
というのも、経営者として
心得ておきたいことの一つとして、
【従業員も一人の人間である】
ということ。
当然の話をしているわけですが、
往々にして
「給料を払ってやっているんだから、
ちゃんと仕事をしろ」
というような
【一方的な上からの押し付け
とも取られないような行動に出ている】
ということが少なからず
見受けられるわけです。
■このような、
いわば圧迫したような状況だと、
【従業員もその能力を
発揮することが難しくなる】
というもの。
大きく叱責をされると、
「こんなことをしたら
また怒られるんじゃないだろうか」
だとか、
「急に大声で怒鳴られるんじゃ
ないだろうか」
だとか…
そのように行動する前に
恐怖が先行してしまい、
委縮してしまうような
状況ですので、
【本来のその従業員の方の
パフォーマンスを発揮できない】
というのが通常でしょう。
■経営者として、
まず一人の人間として
その人格を尊重した上で、
そして仮に何かしらの
過ちがあったとしても、
【それを過度に責めることなく、
次への経験として前向きに捉えていく】
ということが必要なように思います。
■そしてもう一つ大切なのが、
【叱る時にしっかりと
その従業員の方の逃げ道を
作ってあげておく】
ということなんですね。
『言い訳のしようがないように
理論詰めにして追い込んでいく』
という状況では、
せっかく従業員の方も反省して
それを次に生かそうという中で、
【とにかく責め立てられ、
どうしようもなくなってしまう
状況になってしまう】
というもの。
■【叱り方に関しても、
経営の勉強の一つではないか】
と私は思っています。
『経営者としての勉強をしていない状況で
経営者になっている』
ということは(私を含め)
少なからずあるわけですが、
それがいわば『暴君』
のような振る舞いにより
【従業員の人格を傷つけてしまう】
ということも往々にして考えられます。
■そのようなことから考えると、
その経営者として『業界のプロ』
というのと同時に、
【経営者としての学びを深め、
組織を統率する上で必要なことを
把握しておく】
ということは極めて重要である
と言えそうです。
的確に経営の全体像を捉え、
チームの力で経営の帆を
前に進めていきたいものですね。
------------------
《本日の微粒子企業の心構え》
・『経営者』と『従業員』
というだけで、
【そこに壁が作られている】
ということは往々にして考えられる。
・労働の対価としての給料であるため、
【その対価とサービスは
均衡しているべきであり、
そこに上下関係はない】
というのが原則的な考えではないだろうか。
・もちろん
『トップダウンで経営を進めていく』
というのは一つの方法であるものの、
【従業員の人格を
否定するような過剰な叱責】
はいかがなものだろう。
・従業員も【一人の人間】。
経営者としてそのような
『労働』に関してのことや
その他のことに関しても
経営についての学びを深め、
【会社というその組織を
良いかじ取りのもとで回していき、
理想の経営像に近づけていく】
ということを心がけること
が大切であると言える。
今日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。