2022年10月10日最近増えてきた「税理士が申告してくれない」という相談について
3連休最後の日ですね。
経営者ともなると、
毎日仕事で週末も関係なし!
となりがちなものですが、
あえて休息の時間を入れることにより、
新たな経営の着想が
生まれたりすることも。
今日はこの後、
来週の家族旅行について
みんなでワイワイやりたいと思います。
そう、ここからもきっと
経営の着想があるはず…?
さて、本題です。
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■新規のご面談の機会をいただく中で、
『税理士変更』によるお問い合わせ
が増えてきているような感覚です。
コロナ以来変化のあったこととして、
こういった
【新規のお問い合わせの内容が
大きく変わっている】
ということがあります。
どういった内容が変わったかと言えば、
【申告期限内に申告が終わっていない
ということに対する
税理士への不信感が募っている】
ということなんですね。
従来では考えられないのですが、
【これがコロナに起因している】
ということは少なからずありそうです。
■というのも、
従来は災害などの
よほどの事情がない限りは、
その申告期限を超えて申告をする
などということはご法度
だったのですが、
新型コロナウィルスの影響により、
税理士やお客様が、
または、税理士事務所のスタッフや、
その他お客様の周りの方々などが、
コロナ陽性の診断を受けたこと
などにより、その申告業務に
支障をきたしている
などという事実があれば、
【その申告期限を延長できる】
ということなんですね。
それに関しては、税務署に
『新型コロナウィルスにより
申告が遅延している』
という旨を記載した書類を、
【そのコロナの影響がなくなった日から
2ヶ月以内に提出して、
その税務署長の承認を受けることにより、
延長が認められる】
というわけです。
↓こちらがその書類↓
災害による申告、納付等の期限延長申請書
■これをあろうことか、
税理士が勝手に判断をして、
【お客様の都合は関係なく、
こういった申請書を提出し
申告期限を延長している】
ということが、あるようなんですね。
私だけではなく、
世間一般的に考えても
考えられないようなこと
なのですが、
事実、こういった
【申告をしてもらっていない】
という相談が本当に増えている状況です。
そもそものお話として、
職業的な倫理観を問われる
問題ではありますが、
こういったことが私の相談の中でも
多く起こっているわけですので、
社会的に見ると、かなり多い頻度で
起こっているのではないか
と思っているところ。
■そんな中で、
私が大切だなと思うのが、
【セカンドオピニオン的な
税理士の存在】
なんですね。
どうしても税理士と契約していると、
その税理士の考えしか
聞く機会がないものですが、
場合によっては、
【見解の相違により
合理的な解釈がされていない】
ということも考えられます。
もちろん、税理士の知識の問題
のみならず、
【税務的な解釈に統一性がないため、
税理士によってその税務判断は異なる】
という事実もあります。
■私が、
このような状況下で思う
大切なことは、
上述したように、
【税理士であっても、
第三者の考えを聞くことができる】
という環境なんですね。
この環境がありさえすれば、
セカンドオピニオン的に少し違った
税理士の見解を入れることにより、
【大きく納税者の方の判断が
良い方向に変わる】
ということが考えられます。
■今日は、
私の新規の相談で増えてきた
【税理士が申告していない】
というあり得ない事実をもとに、
税理士のセカンドオピニオン的な
考えについて、私なりの見解を
述べさせていただきました。
何はともあれ、
【納税は必ず申告期限にする】
のが原則ですし、
【手元により多くのお金を
合法的に残すために、
税理士の存在は不可欠である】
と言えます。
しっかりと、
適切な税務知識を携えるが如く、
税理士の存在を頼りたいものですね。
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《本日の微粒子企業の心構え》
・ここ最近、
【税理士が申告期限内に
コロナを理由に申告していない】
ということが往々にして見受けられる。
・上述したことは、
【税理士の職業倫理感として
いかがなものか】
というところであるが、
現にこのようなことが
起こっている状況。
・申告の遅延にしても、
【税理士が言うことであれば
それが全て正のように
感じてしまうもの】
であるが、時と場合によっては、
【その他の税理士にも
セカンドオピニオン的な
税務判断を仰いでいく】
ことは、
経営の中での選択すべき
一手なのかもしれない。
今日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。