2023年3月25日【融資】を考えるにあたり必要なこととは
確定申告は終わったものの、
その後は3月決算法人の決算対策と、
1月決算法人の申告業務が。
免疫が下がっていたのが、
今日になってちょっと鼻と喉が‥
日中はしっかり寝ましたので、
体調を整えながらがんばっていきたいと
思います。
さて、本題です。
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■先日のことなのですが、
久しぶりに
【税務や経営の相談会】
を内々で開催させていただきました。
その中で話題に上るのが
【節税についてのこと】
はもちろんなのですが、それよりも
【事業展開をどのようにしていこうか】
ということもまた話題に
上ったというところ。
事業展開を考える際、どうしても
【自らの事業から発生する
売上だけでは、事業展開が難しい】
ということもあり、
場合によっては金融機関などの
融資を受けることにより、
【他人の資金を利用して
事業を拡大していく】
という選択肢が
取られるということも。
■そんな中
大切になってくるのが、
【節税と真逆の『納税』】
なんですね。
結局のところ、
融資をする金融機関も、
儲けて利益が出ていて、
適切に納税をしていて、
利益が出て納税をしても
なお返済能力がある事業者
に対してしか、基本的に
融資はしないものですので、
【節税にこだわっていて利益が
上がっていない状況】
であれば、どうしてもその
【融資の審査は厳しくなる】
というもの。
■上述したように、
金融機関の視点としては、
【返済能力があるか】
ということなんですね。
そのように考えると、
当然利益が上がっていること
はもちろんなのですが、
【手元に現金が多く残っているか】
ということもまた
重要視されるというもの。
場合によっては
【個人の資産がふんだんにある状況】
であれば融資の審査も
通りやすくなるものですが、
個人資産もさほどなく、
法人の資産もなく、
なおかつ利益も上がっていない
という状況であれば、
通常の場合融資は厳しくなる
というもの。
■しかしながら、
コロナによる売上減少などを
要因するコロナの特例貸付など
についてはこの限りではありません。
ただ、基本的な金融機関のスタンス
としては、上述したようなところでしょう。
そのように考えると、
適切に利益を出して納税をし、
【金融機関の信頼を取り付ける
ということが必要】
と言えそうです。
■そして、
実際の金融機関からの
融資なのですが、これは
【事業の段階に応じて
適切にその金融機関を選定】
していく必要があるというもの。
どうしても一般的に
都銀と言われるような超大手の
銀行等に融資を申し込んだとしても、
【通常の場合相手にされない】
というものでしょう。
それよりもまずは
【地域密着型の金融機関】
を選定し、たとえ少額の借入しか
できなかったとしても、
【一緒に事業を考えてくださる
ような金融機関】
とまずスタートを切ること
が大切であると言えます。
■一般的に言えるところとしては
【信用金庫】
でしょう。
そしてその信用金庫の次に地域の銀行、
その地域の銀行の中にも、
【割と融資に積極的な銀行】
などもありますので、
【そういった銀行には
目を配っておきたい】
というところです。
その次の段階として、
地域の銀行の中でも
トップレベルの銀行が位置づけられ、
その上には上述した
【都銀が上位の座にいる】
というように考えるわかりやすいかも
しれません。
■そのように考えると、
我々微粒子企業の存在としては、
【まずは信用金庫などからスタートし、
その次に地域の銀行】
という流れが適切ではないか
と思う次第です。
そんな中で、
【日本政策金融公庫などの
政府系の金融機関】
を間に入れ、そこも含めて
【融資の検討することも有用】
であると言えます。
どうしても融資ということだけを
目の前に置いてしまうものですが、
融資を考える際にも
上述してきたような
【適切な順序立てをして、
融資の交渉に臨む必要がある】
ということは知っておいた方が
よさそうです。
■何はともあれ、
【利益が出て納税が出て初めて
金融機関の信頼を取り付ける
ことができる】
ものですので、
節税に走りすぎるよりも、
経営の展開を考えて、
こういった融資を前向きに検討し、
【未来の希望ある経営】
を考えてみてはいかがでしょうか。
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《本日の微粒子企業の心構え》
・金融機関の融資に関しては、
【利益が出て適切に納税をしており、
なおかつキャッシュが多くある状況】
が信頼関係を構築する上では
望ましい状況であると言える。
・金融機関にもそのランクがあり、
スタートは信用金庫や
地方銀行などの
【地域密着型の金融機関】
が適しているかもしれない。
・我々微粒子企業が
どの位置にいるかということは、
明白であるのではないだろうか。
【信用金庫からスタートし
地方の銀行へ歩を進めていく】
ということがまず第一であろう。
・どうしても目先の税金に囚われ、
【何とか納税を少なくしたい】
という思考に入りがちなものであるが、
融資を見据えると、それとはむしろ真逆の
【利益を出して納税をする】
方向に行った方が、
【結果として未来ある経営像が見える】
かもしれないため、
適切な経営の思考を持ち、
その事業展開を考えながら
融資の検討を心がけたいものである。
今日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。