2024年5月7日法人から個人へ移したお金の『使い途』を考える
連休も終わり、今日からまた平常運行ですね。
今日から天気も良いようなので、
帰りは事務所から歩いて帰ろうと思います。
まず何より健康第一。
ゴールデンウイークの不摂生を、
今日からしっかり挽回したいと思います笑。
さて、本題です。
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■先日の記事の中で、
 【法人と個人の税負担のバランスの他
 法人の金融機関の評価上のことも加味して
 役員報酬を決定すべきである】
 ということをお話しさせていただきました。
 <2024年5月5日役員報酬を多く取ることに
 よる【経営の弊害】>
 %url1%(https://muratax.com/2024/05/05/7708/)
 今日もそのことに続けていきたいと思います。
 
■上述した記事の中では、
 【金融機関の評価に目を向けての
 役員報酬の決定】
 について見ていったのですが、実際のところ、
 法人から個人にお金を移すには、原則として
 【役員報酬でしか移すことができない】
 ということになります。
 もちろん、
 役員社宅や出張旅費などにより、
 【役員報酬以外からもお金を移す手段はある】
 のですが、あくまでも原則としてという
 ことを申し添えておきます。
 
 では、
 【法人から個人へ役員報酬として
 お金を移す理由】
 はどのようなものでしょうか。
 ひとえにそれは、
 【個人での自由なお金を手に入れたいから】
 ではないかというところ。
 
■結局のところ、法人にどれだけ現金預金が
 溜まっていようとも、
 個人がこれを自由に使うことなど
 できず、上述したように、原則として 
 
 【役員報酬としてしか法人のお金を
 もらうことができない】
 ということになるわけですね。
 個人のお金の使い途としては
 通常の生活費としてはもちろんのこと、
 場合によっては教育資金や老後の資金、
 万が一の病気や天変地異に備えた貯金も
 必要になることもあるのではないでしょうか。
 
■そうなると、やはり法人から個人に
 役員報酬として払い出すことにより、
 個人にお金を移し、
 【そのお金を上手に活用していくことが重要】
 であると言えそうです。
 個人のお金の使い途については
 経営とは関係ないのですが、
 結局のところ
 我々微粒子企業にとっては、
 【法人も個人も2つで1つ】
 とみなし、最終的には『別人格である法人』
 であっても、『自分の会社』という
 考えが通常でしょうから、
 【最終的な個人のお金の使い途も
 考える必要がある】
 というものでしょう。
■当然、ただ単に貯蓄をしているだけでは
 お金は増えませんので、
 【適切な資産運用】
 をするとともに、
 
 【生活費に必要な支出を削減していく】
 ことが何より重要であると言えるでしょう。
 投資も必要なのですが、まずはこういった
 支出を見直さないことには、
 【貯まるはずのお金も貯まらない】
 ことになるというものです。
■どうしても、
 多額の役員報酬が手に入ってしまうと、
 【何の計画もなくなんとなく
 使ってしまいがち】
 なものですが、このあたりを徹底する
 ことにより、
 【貯蓄のほか投資に回せるお金も
 スピード感を持って増える】
 ことになるため、
 
 そのお金を原資として、将来的な運用
 によりさらにお金が増える】
 
 ということになります。
 こういった視点を持って
 【個人のお金は使い途を考える必要がある】
 と言えそうです。
 
 
■これは前回の記事の中のお話にも
 繋がるのですが、
 我々微粒子企業家にとって
 『経営の危機』は常に想定して
 おかなければなりません。
 その経営の危機の際、場合によっては
 
 【代表者である自らが、自身の会社に
 お金をすぐさまに入れることができる準備
 を整えておく】
 ことも必要でしょう。
 大切なのは、法人・個人ともに、
 万が一の事態を想定して、
 法人の場合は上述したような経営の危機、
 個人については病気や老後、
 天変地異等に備えた蓄えをしておくことが
 必要であるというもの。
■何も考えずになんとなく 
 お金を使っていると、
 上述してきたようなことが
 抜け落ちてしまった結果の
 貯蓄や投資となってしまうため、
 【何の計画性もないもの】
 となってしまいます。
 そのような視点を持って、
 
 計画的に法人からの役員報酬の設定をし、
 
 個人においての貯蓄と投資をしていく
 ことにより、
 【法人・個人ともに盤石な体制を作り上げる】
 ことを心掛けたいところですね。
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《本日の微粒子企業の心構え》
・法人から個人にお金を移すことは
 役員報酬を通じてできるものであるが、
 【大切なのはその個人に移した後の
 お金の使い途】
 ではないだろうか。
・法人においては経営危機に
 備えるのと同じように、
 個人においても病気や老後、
 場合によっては教育や天変地異などに
 備えた貯蓄や投資をしていくことが
 重要であるものと心得ておくべし。
・個人においてもそのような
 明確な目的を持って貯蓄や投資を
 しないことには、
 【何の計画性もないお金の使い途】
 となってしまい、
 せっかく法人から個人に移した
 お金が台無しになってしまうことを
 
 想定しておいた方が良いだろう。
 
・大切なのは、個人においてのこれからの
 人生などの目標であり、
 この目標に照準を定めて貯蓄や投資をして、
 
 来たるべき将来に備えることを経営者
 としてのみならず、
 自身の人生の一環として考えたい
 ものである。
今日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。	





