2024年5月19日経営分析に当たり、【経費の配分】も忘れずに
今日は娘たちの通うスクールの環境美化です。
これが結構ハードで、直後の疲労と
向こう3日程の筋肉痛は必至ですので、
これから覚悟を決める儀に入りたいと思います。
(気持ちだけ…)
さて、本題です。
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■次第に3月決算法人の申告も
終盤に差し掛かり、
徐々に通常モードに戻りつつあります。
この通常モードの面談では、
【3ヶ月や半年、9ヶ月を経過した
時点での損益】
についてお話をしていくことが多いのですが、
その損益の状況や税的なものに加え、
【経営についてのお話】
になることも少なからずあります。
■先日も経営分析についてのお話を
させていただいたのですが、
<2024年5月17日経営分析において意識したい
【部門別の損益】>
https://muratax.com/2024/05/17/7748/
特に複数の事業を営まれている場合は、
【適切に売上を分解】
することが必要です。
どうしても売上を分解しないことには、
【事業ごとのそもそもの収入の状況が
見えなくなる】
わけですので、経営の分析のしようがない
ということになるでしょう。
■そして、もし可能であれば、
【その部門に直結する経費も
部門ごとに配分したい】
というところ。
どうしても配分が難しいものについては
『共通経費』ということで
【全社に関係する経費として計上する】
ことを考えても良いでしょう。
特に売上高に直接対応する
【売上原価については何とか
部門別に分類したいかな】
というところ。
■結局のところ、その部門別の損益を
把握しないことには、
【採算性の合っていない部門については
撤退の決断をすることが遅れる原因】
にもなりますし、
【逆に利益率が高いような、今後の将来性のある
事業があれば、採算性の合わない部門に力を
入れるより、そちらに力を注いだ方が良い】
という判断にもなり得るかもしれません。
大切なのは、こういった
【適切な経営判断の材料となる
数字を作れているがどうか】
ということなんですね。
■もちろん、
経費の配分などについては、会社ごとに
解釈が異なるということもあるでしょう。
ただ大切なのが、
【前期と当期を通じて
同じ科目や表示方法を徹底している】
ということ。
そのようにしなければ、そもそもの分析の
材料にはなり得ませんので、
こういった点にも注意が必要ですね。
■そして部門別の損益を把握した後は、
【適時適切に前年同期との対比】
をするようにしましょう。
それをすることにより、当期のみならず
前期との比較を通じて、
【その事業の採算性を図ることができる】
ことになるわけです。
■どうしても単に
【税務の申告書や決算書を作ることのみに
フォーカスしてしまいがち】
なものですが、真に大切なのは
【経営においての判断材料となる数字である】
と言えます。
そのようなことを念頭において今一度、
経営の分析の材料となる数値を見直してみては
いかがでしょうか。
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《本日の微粒子企業の心構え》
・経営分析ということを念頭に置いた際、
税務のみならず、
【この経営分析のための財務諸表の作成】
を心掛けたいもの。
・売上をその事業ごとの部門にすることは
最低限であるが、これに加え
【経費も極力細分化して配分したい】
ところ。
・そして、この配分基準や表示基準については、
【前期と当期で同一なものにして
おかなければ、比較対象にならない】
ということを念頭に置いておきたいもの。
・決算書は税務申告のためのみならず、
こういった
【経営分析において必要なツール】
であるため、適時適切に計上基準などを見直し、
経営のために役立てる指標にしたいものである。
今日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。