2024年6月2日雇用は【長期的な視点】で考えるべし
今日は子どもたちが通うスクールが出店を
していた、油山マルシェというイベントに
行ってきました。
自然を大切にしたりなどということで、
すごく価値観の合う方がそこに集っており、
知らない人同士ではあるのですが、
そこに共通なものが流れているような
なんとなく不思議な感覚。
こういった環境はすごく心温まるものですし、
人生においてもかなり大切な環境である
ように思ってなりません。
さて、本題です。
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■ここ最近、
顧問のお客様とのご面談の中で、
【雇用に関することのお話に発展する】
ことが少なからずあります。
以前の記事でも少しそのことについては
触れさせていただいたのですが、
経営が発展していくにつれ、やはり
【人の力は何より重要】
で、その中の選択肢として『雇用』という
ものが挙げられるというところでしょう。
■当然雇用をしていくためには
資金が必要というもので、
資金繰りを考える際は、
以前の記事でも書かせていただいたような
【具体的な方策を検討する】
ことを考えたいもの。
<2024年5月30日資金調達で知っておきたい
「4つの方法」>
https://muratax.com/2024/05/30/7789/
そしてその中で、雇用をして経営を
発展させていこうとする際、前提として
心に置いておかなければならないのが、
雇用をしてその方が戦力として
前線に出て戦える状態になるには、
【それ相応の期間が必要である】
ということ。
■そしてこれに耐え得ることができて初めて、
【雇用を考えるフェーズに入る】
と考えておいた方が良いでしょう。
今回の顧問のお客様との面談の中でも
そのような話になり、その方に関しては、
【創業当初から多額の資金】
を人の育成に充てており、
これが功を奏して
【経営が上向きに進んでいる】
という感覚なんですね。
■それと共に、その社長に関しては、
【人を信じる力や見守る力、自分自身で
取り組んでもらおうとする姿勢】
が経営者としての思想として備わっている
ような感覚です。
実のところ、いろいろな場面で
お話を伺う際も、
【常に人を大切にした思想】
がそこにあり、
【その結果多くの人がその方について
来ているんだろうな】
という感覚なんですね。
言うのは簡単なのですが、こういった
【自分以外の人に対して資金を投じる】
ということは、経営者のみならず、
ひとりの人間としてもそう容易く受け入れる
ことは難しいのではないでしょうか。
■しかしながら、
【経営においての分岐点は、人の力にある】
というのもまた事実です。
もちろん人の力の活用において、
雇用にするのか、業務委託にするのかなど
という選択肢はあるものの、
基本的にその方の尽力に報いる形で
【それなりの対価を支払う】
ということは経営において必要ではないか
と感じるところなんですね。
そうではなく、もちろん
【経営者ひとりで徹底的な効率化を
目指して事業を拡大していく】
という方法も考えられます。
■大切なのは、基本的に
【その2つの方向性のどちらかに進むか】
ということが経営において大別されるように
感じており、それを決めた上で、
【決めたからには全力でそれを
やり切っていく姿勢が大切】
であるのかなという感覚です。
■そして、雇用においては、
【それなりの教育期間が必要である】
といったことを先ほどお話ししたのですが、
それに加えて、
【信じて待つ】
ということもまた重要。
当然人間ですので、
その成長過程においては
いろいろな困難が立ちはだかるものと
考えられます。
それは当然のことであり、子どもから大人に
成長していく過程においても、
自然にあったことではないでしょうか。
そのようなことから考えると、
経営者としてスタッフの方に対して、いわば
【親心を持って接するということは
何より大切ではないか】
と私は考えます。
■その延長線上に、雇用に関して
給与を支払うことが必要で、
【その給与が経営の成長においての
先出しになる】
ということも往々にして考えられるでしょう。
しかしながら、
そのスタッフが成長したその先には、
経営のどんな未来が待っているでしょうか。
そのような長期的な視点を持ち、
経営においての雇用を考えることは
極めて重要であるものと考える次第です。
■どうしても目先の
資金繰りに目にがいってしまい、
本質的な部分を見失いがちなものですが、
【自社にとって最も大切なこと】
はどんなことでしょうか。
そのような長期的な視点を持ち、
経営のとるべき一手を模索し、常に
【自社にとっての経営において有効な一手】
を打ち続けたいものですね。
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《本日の微粒子企業の心構え》
・経営の拡大においては
【人の力は必須である】
と言えるであろう。
・そしてその人の力を得るためには、
【雇用などの手段】
を考えることが必要であるところ。
・しかしながら、
【雇用にはそれ相応の対価が発生する】
というもので、経営者として
それを受け入れる覚悟が必要であるとも
言えるもの。
・大切なのは、
【人を信じて待つ】
ということ。
その信じて待ったその先には、
そのスタッフの成長が見えて、
【その先にまた経営の成長や
希望がある未来が見える】
ものではないだろうか。
・そのようなことから考えると、
長期視点を持ち、
【雇用に関する給与を支払う】
ということに関して、希望ある未来を
想定した資金力に関する前向きな感覚を持ち、
一定の痛みは伴うものの、
【経営において前向きな決断】
をしていきたいものである。
今日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。