2018年7月13日契約書は【万一の備え】のために作成すべき
「最近、大口の契約が決まりそうなんです。」
事業が拡大してくると、その取引金額も大きくなってくるもの。
そうなると、経営に与えるインパクトも良くも悪くも大きくなります。
こんばんは。
福岡市中央区天神の【あなたの財布の見張り役】、
税理士の村田佑樹です。
1.万一の事態を想定する
今までは、少額の取引だったため大したことはなかったかもしれませんが、取引が大口になってくると
どうしても冒頭に述べたようにインパクトが大きくなってくるもの。
良い意味では、売上がその分伸びて、必然的に利益も上がってくるということなのですが、
悪い意味では、万一取りっぱぐれてしまうことになると、資金繰りとして大きなダメージを被ってしまうことになります。
2.万一のリスクに備える
その万一取りっぱぐれてしまった場合・・・というケースは、
例えば、納品済みのモノやサービスに対して、相手が支払ってくれないケース。
あるいは、双方でトラブルになり、契約が解除になるなどというケースもあることでしょう。
いずれにせよ、
【契約書】を作ることにより、その万一の事態に備えるということは極めて重要。
3.法的に闘うことができる
万一の事態に陥ってしまった場合、最終的に守ってくれるものは【法律】になります。
専門的な話になりますので、詳しいことは書かずに簡単に述べるとするならば、
この【契約書】が取引の【法律】に匹敵するものになりうる
ということなのです。
納品したにも関わらず、支払がないということは、当然契約書によって契約の事実が証明できるわけですし、
万一トラブルになった際も、その旨の取り決めをしておけば、その契約書通りに事が進むというわけです。
会社経営において、資金繰りは死活問題。
しっかりと契約書によって、身を固めておくことにしましょう。