2018年4月5日そろそろヤツが足をひそめてやってきます~住民税が6月に~
「そろそろ準備しとかないと・・・」
春の訪れ。
桜が咲いたと思いきや、風にさらされ散っていく。
ワクワクした気持ちで迎える新年度。
それを覆すようなヤツの足音・・・
こんばんは。
福岡市中央区天神の【あなたの財布の見張り役】、
税理士の村田佑樹です。
1.住民税のお話です
ヤツ訪れは突然に・・・
多くの方がこのヤツ・・・つまり、【住民税】の通知に度肝を抜かされることに。
住民税は、ざっくりというと
所得から所得控除を差し引いた純利益に対して10%
かかってくる税金。
所得税の最低税率が5%である反面、この10%のインパクトは結構大きいもの。
感覚として、所得税の倍かかってくるようなところなのです。
2.住民税の予測を立てておく
突然来るものではありますが、
決して天変地異のごとくの突然さではなく、
エイプリルフールのようなある程度計画されたところに、計画的に現れるもの(かえってわかりにくいですね(汗))です。
要は、予測を立てられるわけです。
純利益の金額は、確定申告や年末調整で明らかになっているわけですので、
6月に来る住民税の額も予測がつく、というわけですね。
3.自営業者は4回に分けて納付
給与所得者であるサラリーマンは、毎月給料から天引きされるので、
住民税が増えたとしても、それが12ヶ月(12回)分に薄まるため、そこまでの痛みは感じないもの。
ただ、個人事業主の方は、これを年4回に分割して納付していくことになります。
12回に対して、薄まるのは4回。
あまり薄まらないですね・・・ですので、痛みをかなり感じるわけです。
4.国民健康保険料も
同じく、
国民健康保険料も時期を同じくして、6月より金額が変更
となってまいります。
とは言え、
国民健康保険料も前年の所得によって変わってきます(市区町村によって計算方法は異なります。)ので、
ある程度の予測はつくものなのです。
これが無計画だと、本当にインパクトが大きい・・・
さらに住民税とのダブルパンチですからね・・・
5.予測を立てておけば怖くない!
多くの場合、
前年にある程度儲かっているから、税金や保険料も高くなっている
はずです。
そして、住民税や国民健康保険料はある程度予測がつく。
となると、
その予測の金額の総額を12で割って、毎月積み立てをしてみてはいかがでしょうか?
私はお客様にこのご提案をさせていただいています。
結局のところ、事前に準備しているかどうかなのです。
そういった面で、資金計画というのは極めて重要。
急な出費というのは、自ら【急】な状態にしてしまっている賜物。
しっかりしっかり準備しておきましょう。
そう言えば、もうすぐ車の車検・・・
これも結構金額が大きいですね。
備えていたかというと、うっかりしていました・・・
そう、この記事は、自らの戒めとして書いたようなもの。
しっかり、しっかりと備えておくことにします(寒)