2018年7月25日クレジットの引落日に経費を計上していませんか?
「あとはクレジット明細だけですね。」
法人の決算を迎えるたび、上記のことをよく言う機会があります。
そうなんです。
あとはクレジット明細さえそろえば、決算が終わるのです。
こんにちは。
福岡市中央区天神の【あなたの財布の見張り役】、
税理士の村田佑樹です。
1.本当に使った時が経費にする時
これはご自身で税務申告をされている方に多いのですが、
【クレジットの引落日】に経費計上をしていませんか?
結論として、これは税務申告では誤りとなってしまいます。
例えば、7月決算法人が7月中にクレジットカードでお中元を贈った(品物を買った)とすると、
そのクレジットカードの口座からの引落日は8月か9月となることでしょう。
その際に、7月の経費とせず、8月又は9月の経費にしていませんか?という問いです。
2.現金の場合と比較してみる
では、同じく7月中に現金払いでお中元を贈ったらどうでしょう?
これは例外なく、7月の経費にしますよね。
では、7月中にクレジット払いでお中元を贈ったら?
結論から言うと、これも【使った時期】は7月なので、7月の経費にすべき
なのです。
確かに資金繰り的には、引落しのタイミングで経費化する方が、理にかなっている気がするのですが、
現金払いかクレカ払いかによって損益が変わってくるとなると、やはりおかしな話なのです。
これは結構誤りの多いところ。
クレジットは、【使ったタイミングで経費】とする。
このことは、しっかり意識しておきましょう。