2019年9月28日経営者のリスク管理
昨日はかなり夜更かしをしてしまいました。
もともと、かなり珍しく交流会への参加をして帰りが遅くなってしまっただけなのですが、
日付が変わる位の時間に帰宅。
たまたまその時間に妻も起きており、子どもたちの教育について少しお話…のつもりが2時間ほど話し込んでしまい、気がついたら深夜3時半(汗)。
想像に難くないことでしょうが、やはり翌日である今日は体がボロボロ。
経営者たるもの、本当に体が資本と言えますね。
こんばんは。
福岡市中央区天神の【あなたの財布の見張り役】、
税理士の村田佑樹です。
1.経営者の抱えるリスク
さて、今日はそんな経営者の体についてのお話から、本題に入っていきたいと思います。
経営において、もっとも留意しておくべきことの一つが、経営者自身の健康リスク。
つまり経営者が病気や怪我などで動きが取れない状況になってしまった際に
経営はきちんと回っていくでしょうか、ということ。
仮に上場企業などの経営者がこのような状況に陥ったとしても、
その下にいらっしゃる幹部社員の方々が対応してくれて事なきを得る、
ということは少なからずあることでしょう。
ただ、我々中小零細企業の経営者は、どうしても自分自身が倒れてしまうと経営を継続していくこと自体に問題が生じてきます。
2.枝葉としてのビジネスも思索しておくべき
そのような状況になってしまうと、当然のことながら利益は出ず、
スタッフがいる場合にはスタッフの給与も払えず、
店舗を構えていれば店舗家賃などの固定費がどんどん膨れ上がっていくようなことになりかねません。
このことから、経営者であるあなた自身の健康について十分に注意をしておくことはもちろん重要なのですが、
そもそも万一あなたが病気や怪我などをした際に、ある程度経営が回る仕組み作りをしておかなければならない
ということが言えるでしょう。
とは言え、自分が動くことによって売上が立ってくる業種も。
例えば特殊な技術を持つ整体や、こだわりの飲食店の店主、音楽の制作などなど。
逆に、自分以外のスタッフが売上を立てることができる大衆の飲食店や小売店等に関しては、
ある程度のリスク回避はできることでしょう。
後者の場合、リスクはあるものの、スタッフによってひとまずの経営は回ることにより、
そのリスクは少なくとどめることができるものと考えられますが、
前者のように、経営者自身が売上を立てている業種については、それ相応の対策が必要となりますよね。
そうは言っても、今のビジネスが本業。
とするならば、これを回避するための手段を考えると、
本業はもちろん変えることはできないものの、
本業以外の類似の分野で経営者であるあなた自身が動かなくても売上が立っていくような仕組みづくり
をすることも選択肢のひとつとして考えられます。
私も含め、経営者はどうしても今の勢いのまま進みがち。
ただ、万一の状況に備えて、最善を尽くしておくことも極めて重要と言えます。
もし今あなたが倒れた場合、経営の行く先はどうなるでしょうか。