2020年5月21日「そこにお客様はいますか!?」と私が尋ねたい理由
こんばんは。
【起業準備中から起業5年目までの経営ドクター】
税理士の村田佑樹です。
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■今日はあの日からちょうど3年。
何の日かと言えば、
私たち夫婦が
【初めて対話をした日】
なのです。
結婚して9年を超えているのですが、
なんと3年前の今日、
つまり2017年5月21日が、
【初めて対話をした日】
なのです。
■3年前のこの日、妻の誘いにより、
『両親学級』
というイベントへ参加することに。
このイベントでは、
子どものいるご家庭が、
夫婦でイベントに参加し、
ここで夫婦で話し合う機会を得る
という場が設けられていました。
もちろん他の夫婦も参加されていて、
我々夫婦での会話をし、
その次には他の家庭とも関わり、
夫は夫同士、妻は妻同士で話をする。
そして、その妻の見解や夫の見解を
それぞれ持ち寄り、
再度自分の夫婦間で対話をする
というもの。
■ここで大切なのは、
【話をする】
ということを
【対話する】
と表現をしていることです。
ただ話をするだけは『会話』であり、
相手と心身ともに向かい合って
意見を交わし合うことが『対話』である
と私なりに定義してみます。
これまでは、
妻と『会話』はしていたのですが、
【『対話』と言えるものを一切していなかった】
ということに、
このイベントの参加を通じて
気づかされました。
私が当然と思っていたことが
妻にとっては当然ではなく、
逆に妻にとっての常識が、
私にとっての非常識であった
ということが対話を通じて
多くわかってきたのです。
■この私たち夫婦の対話が注目され、
これがのちに、
【NHKのおはよう日本】
に取り上げられ、
私たち夫婦は全国デビューを
果たすことになります(笑)。
日本全国に注目されるほど、
この夫婦の対話というものが極めて重要であり、
われわれ夫婦の家庭の中での対話が、
テレビ画面を通じ、全国に蔓延した(?)
というわけなのです。
(NHKの人曰く、実際にかなりの反響が
あったそうです。)
【親しき仲にも礼儀あり】
と言われるように、
たとえ常に身近にいる夫婦であっても、
それぞれが心身共に向かい合って
話し合いをする『対話』をしないと、
すれ違ってしまうわけで、
これが見ず知らずの他人との話だとしたら、
余計に意見や捉え方の食い違いは
避けられないでしょう。
■経営において、
どんなに優れた腕や技術を持っていたとしても、
その目の前にお客様がいないと、
単なる宝の持ち腐れになってしまいます。
どんなに無農薬で愛情のこもった
栄養価の高い野菜を
目の前に置いていたとしても、
それをお金を払って喜んで買ってくださる
お客様がそこにいないのであれば、
そのせっかくの野菜たちは
行き場をなくしてしまい、
腐っていってしまう運命にあります。
大切なのは、それを必要とする
【お客様との対話】。
もしかすると、将来のお客様は、
生野菜は苦手だけど、
焼いて調理したものだと
食べることができるかもしれないですし、
もしかすると、
無農薬には興味があるけれども、
その無農薬である根拠を必要としている
かもしれません。
そもそも、
そういったものを望んでいる人がいない
という現実があるかもしれません
(無農薬の野菜については、
そのようなことはないと思いますが…)。
■こういったことを
未来のお客様との対話すること、
つまり
【マーケットとの対話】
が、経営においては大変重要である
と言えるのです。
マーケットは、簡単に言えばスーパーです。
スーパーのお客様は、
そのスーパーに自分が欲しいものが
あるからこそ、来店するもの。
つまり、
スーパーに自分の商品を
置いてもらえるかどうかを探っていく
ということが、
この
【マーケットと対話をする】
ということになるわけですね。
極端な話で言えば、
マーケットとの対話をして、
お客様を獲得した後に、
腕を磨くという方法でも
場合によっては良いかもしれません。
もちろんそれは、
【お客様となる方を幸せにできる】
ということが大前提ではあるのですが、
【顧客の獲得→商品やサービスの提供】
という順序で考えないと、
商品やサービスの提供の準備に
大きなお金を費やしたものの、
目の前に顧客がいないばかりに、
単にお金を垂れ流してしまった
などという結果に
つながりかねないわけです。
あなたは、
商品やサービスをお持ちかもしれませんが、
【しっかりと顧客の方に目を向けていますか?】
大切なのは顧客との対話、
マーケットとの対話であり、
その対話をすることにより、
【将来の(または既存の)お客様が
本当に望んでいるもの】
がだんだんと見えてくることになります。
■大切なのは
【対話に対話を重ねていくこと】。
一度だけ道ですれ違って
挨拶をしたかのような関係からは、
ありきたりのものや
実は本質的ではないもの
しか生まれないと思います。
おなじ『おはよう。』の中にも、
相手がどういう気持ちで『おはよう。』を
発しているかを見極めていくこと。
つまり、
しっかりと対話に対話を重ねていき、
未来のお客様の
【真のニーズ】
をつかんでいくこと。
これこそが、成功する経営の第一歩です。
「昨日洗濯物干すのを忘れてた…ごめん。」
「え?寒いだけよ。」
・・・
私が洗濯物を干すことを忘れていたことに
怒っているのかなと思いきや、
ただ寒くてしかめっ面になってしまっていた
という妻。
やはり何年たっても、
対話に対話を重ねないと、
ワカラナイコトダラケ
ですね(汗)。
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《本日の微粒子企業の心構え》
・顧客との対話をしないと、独りよがりな
『売り込み』になってしまいがち。
・顧客の本当に欲しいものを知るべく、
対話に対話を重ねるべし。
・あなたの持つ商品やサービスの先に
お客様の顔がしっかりと思い浮かびますか?
もしかすると、未来のお客様は
他のものを求めている可能性も。
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今日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。