2021年9月25日利益を出す【シンプルかつ重要】な方法
■「最近儲かってますか?」 久しぶりに会う経営者の方には、 第一声と言って良い位、 このようなことを聞いてしまいます。 というのも、経営者の方と会うという状況は、 単なる日常の生活の一環として たまたま経営者さんとお会いする 機会もあるわけですが、 その経営相談や税務相談のほか、 どの方も共通して考えているのが、 『自社の経営状況についてのこと』 ではないでしょうか。 そして、ここ最近のコロナ禍における影響を考えると、 (これは税理士としての性なのかもしれませんが、) 【現在の経営が順調に行っているのか】 ということが気になるところなんですよね。 以前の記事の中で、 【売上より利益を重視せよ】 といったことを書かせていただきましたが、 https://everydayrunchange.hatenablog.com/entry/2021/09/17/114007 今日もそれに続くお話として、 記事を続けていきたいと思います。 ■まず、利益とは、 【売上から経費を引いた結果】 ですよね。 そのように考えると、 【売上を伸ばすか、経費を削減するか】 の二択が考えられるということになります。 この点について、京セラを設立され、 JALの名誉顧問でもある稲盛和夫さんは、 その著書【アメーバ経営】の中で、 「売上を最大に、経費を最小にする というのが原理原則である」 ということをおっしゃっています。 そして注目すべきは、 経費について言及されているのですが、 「経費を減らす時も、 これが限界と感じて諦めるのではなく、 人間の無限の可能性を信じて、 限りない努力を払うことが必要である」 (【アメーバ経営】より】) ということもおっしゃっています。 この強い言葉には、 大変背筋が伸びる気持ちですね。 【人間の無限の可能性を信じる】 というところに、 その強い意志を感じます。 ■これは先日も記事の中で書かせていただいた、 【外注に仕事をお任せする際にも、その業務を極力細分化し、 外注先に振ることができる仕事はないだろうか
ということを徹底的に考え抜く】 ということに繋がるものかと思います。 https://everydayrunchange.hatenablog.com/entry/2021/09/19/055437 これは『外注』のみならず、稲盛さんがおっしゃっているように、 『経費全般』について言えること。 例えば『通信費』について考えてみましょう。 通信費は電話代やインターネット代、 場合によってはWi-Fiの使用料や サーバーの使用料なども含まれてきます。 その中で電話代一つとってみても、 【電話の契約を格安SIMに変える】 ということは当然に検討すべきかも しれませんし、 その中でもその契約形態…つまり基本料金や料金プラン、 付属のオプションなども徹底的に精査すべきでしょう。
■仮に、 1ヶ月500円の不要なオプションサービスが 付いていたとしても、 【1年間で6千円、10年間で6万円にもなる】 ということ。 これは経費を細分化した結果の 小さな電話代の項目についてのお話ですので、 こういった細分化を徹底的にして、 ごく少額であれどその経費の見直しをすることにより、 【数年単位では数十万円、場合によっては数百万円の 経費削減が可能になる】 ということが考えられ得る というわけです。 どうしても会計帳簿や 損益計算書だけを見ていると、 『通信費』や『車両費』、『消耗品費』 などというざっくりした括りで 見てしまいがちではありますが、 ぜひこの勘定科目の内容を精査してみて、 またその項目のさらに中身を精査してみて、 その経費の削減を検討されると、 思いもよらぬ経費削減に繋がるかもしれません。 ■今日は、 稲盛和夫さんの、上述した 【人間の無限の可能性を信じて、 限りない努力を払うことが必要である】 という経費に関する考えに稲妻のような衝撃を感じて、 このことを記事に認めさせていただきたいな、と思った次第。 【売上を最大に、経費を最小にする】 という稲盛さんのおっしゃる 原理原則を貫くということを考え、 そのために、 【徹底した経営者としての『思索』を重ねる】 ようにしてはいかがでしょうか。 ------------------ 《本日の微粒子企業の心構え》 ・【売上を最大に、経費を最小にする】 というのは、利益を生み出すための 原理原則であると言える。 ・経費の削減に関しては、 これが限界と感じて諦めるのではなく、 【人間の無限の可能性を信じて、 限りない努力を払うことが必要である】 という稲盛和夫さんの一言に 全てが凝縮されているように感じる。 ・限界まで考えた末、 【さらにこれを掘り下げて考えることができないか】 ということを、経営者として 利益を上げるためにしっかりと考えたいものである。 今日も最後までお読みいただきまして、 ありがとうございました。