2021年10月12日従業員が【自己開発】できる職場に
■緊急事態宣言が明け、
弊所でもスタッフの
リアル勤務が再開しています。
とは言え、遠方のスタッフも
多い状況ですので、
基本的には従来と変わらず
リモートワークで、
所内の研修の日などには
リアルで事務所で勤務をしてもらう
といった具合。
■とはいうものの、
やはり『リモート』と『リアル』
では温度感が違い、
リアルの方が直接相手の表情や
動きを見ながら話ができるため、
スタッフ間の士気も高まっているように
感じますね。
そういった状況から、
私自身もスタッフに業務をだんだんと
任せることができている状況で、
スタッフもそれにやりがいを感じて
頑張っているように見受けられ、
経営者としては本当に嬉しい限りです。
■そのような状況で経営全体を見渡すと、
【スタッフは想いや意思のある
『生きた経営資源』】
であるように思う次第です。
というのも、単なる『労働力』
という位置付けではなく、
【それぞれが『理念』を共有し、
それぞれの仕事に対する
『想い』を胸にして、
前を向いて頑張っていくことが
できているのではないか】
と感じている次第。
■経営学者のドラッカーも
その著書『経営者の条件』の中で
「組織は、優秀な人たちがいるから
成果を上げるのではない。
組織の水準や習慣や気風によって
自己開発を動機付けるから、
優秀な人たちを持つことになる。」
といったことを説いています。
結局のところ、
スタッフがその『実力』だけで
成果を生んでいくのではなく、
【その組織の『色』や『空気感』、
『理念』があって初めて、
そのスタッフ自身が「成長したい」
と思える状況になり、
その結果各人が成長し、
優秀な人材となっていく】
ということなのでしょう。
そのようなドラッカーの言葉を耳にすると、
まさに現在のスタッフの状況は
こういった感じではないか
と思うんですね。
■しかしながら、
ここまで来るまでは、
私自身もスタッフとの関係を試行錯誤し、
時には誤った方針により
経営を進めていたこともあったな…
と反省する次第です。
前提として、上述した
ドラッカーの言葉のように、
【まず組織がしっかりとした
『理念』を携え、
それにスタッフが応じる形で、
なおかつスタッフが自主的に
「成長したい」と思えるような
職場の空気感を作っていく】
ということが重要なのだろうな
という感覚ですね。
■これから、
リアル勤務も増やしていく中で、
今一度私自身の『経営理念』を見つめ直し、
スタッフにとっても
『充実した職場』となるべく、
日々邁進したいものです。
------------------
《本日の微粒子企業の心構え》
・従業員は【経営資源】の一つとして
位置付けられるわけであるが、
他の経営資源とは違い、
【人格があり、理念があり、想いがある】
のが従業員ではないだろうか。
・そのように考えると、
【従業員の属する組織が
その従業員の『自己開発』
を動機付けるような理念を持ち、
崇高な経営目標を掲げ、
それに向かって邁進していること】
こそが必要なのではないかと思う次第。
・従業員は十人十色であるため、
まず大前提として【経営の土台】
を整備していくとともに、
従業員各人をしっかりと見つめ、
それぞれがそれぞれのペースと力の配分で
『自己開発』をしていけるような
職場にしていきたいものである。
今日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。