2021年11月5日ランチェスター経営から見る【学び】について
■私の事務所では、
新しく入ったスタッフに対し、
まずは会計の学びをしてもらいます。
具体的に言えば
『日商簿記の3級』の資格取得を
目指すこと。
この資格に会計の要素が
凝縮されているので、
社会的にそこまで地位の高くない資格
と捉えられがちなのですが、
実務としてはまあまあ重要な資格
だと思っているところです。
こういったベースの知識なくしては、
会計をやっていくことは
難しく考えられますので、
各自の学びの他、
この日商簿記の3級の試験対策の研修を、
私自身が実施している状況。
■さて、
経営者としても、こういった
『学習』は必須であるもの
と私は思っています。
結局のところ、経営には
その先人が築いてきた英知があり、
それなりのルールが存在していること
が考えられますので、
やはりそういった
【知識のインプット】
は重要と言えるでしょう。
当然、インプットの次には
【アウトプットをし、フィードバック
をしてもらう】
というフェーズに入っていくのですが、
何はともあれ、いわゆる
【緊急ではないが重要であること】
という『七つの習慣』で言う
【第二領域】
の分野にこういった時間を
割いていくことにより、
学習をしていく時間を
増やしていくことを
考えなければなりません。
■その中で、
ランチェスター経営で有名な
竹田陽一さんの書籍である
『「ランチェスター経営」がわかる本』
の中で言及されていることとして、
【社長の実力は、
良い教材と学習回数で決まる】
ということがあります。
↓こちらがその書籍↓
「ランチェスター経営」がわかる本
そして、
【学習効果は
『素質×教材の質×学習回数』
によって決まる】
ということもまた
書かれているんですね。
■結局のところ、
『素質』も
もちろん重要なのですが、
【どういった教材を使うのか】
ということと、何より
【学習する回数】
を増やしていかないことには、
経営力の向上を考える上での学習
と考えると、成果が現れることが
難しくなってしまう
と考えられます。
同書に書いてある目安としては、
【従業員10人規模の会社であれば、
1ヶ月に2日間、1日あたり6時間、
合計12時間が目安となり、
これを1年間にすると24日間、
合計144時間】
とのことです。
■そして、
これに見合う学習の『費用』としては、
従業員10人以下の会社では
【年間で約25万円になる】
ということ。
逆に言えば、
年間でこの『25万円』という
研修費を使っていない状況だと、
【もしかすると経営に対する
学びが足りてない】
ということが考えられます。
■スタッフには、
日商簿記3級の教材を
提供しているのですが、
これも大変申し訳ないことに、
低価格の教材を提供している状況(汗)…
これについてはこの書籍を読むと
反省する限りなんですね。
それを補うため…
というわけではないのですが、
私自身がこの日商簿記の3級を
スタッフにとって分かりやすくすべく、
解説を加えるようにしているわけです。
これにより教材の質が
上がっていれば良いのですが…(滝汗)
■ということで今日は、
経営において必要な『学習』について
記事を書かせていただきました。
最近あなたは、経営者として
【学習】をしているでしょうか。
これは私の場合ですが、
【第三者にコンサルティング
をしてもらったり、
先人の知恵が凝縮されている書籍を読む】
ということは、
かなり重要ではないか
と思っているところです。
多忙な日々ではありますが、
しっかりと上述した
【第二領域】
の時間を毎日15分でも天引きして、
その経営の学習も
進めていきたいものですね(^^)。
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《本日の微粒子企業の心構え》
・経営を進めていくにあたって、
【その学習をすること】
は必須であると言える。
・『ランチェスター経営』の
竹田陽一さん曰く、
【学習効果は
『素質×教材の質×学習回数』
によって決まる】
とのこと。
そして、その年間の費用としては
【25万円】(従業員10人以下の場合)
が目安。
・どうしても多忙な日々ではあるものの、
しっかりと【第二領域】の時間を天引きし、
こういった
【学習の時間に充てていく】
ということも極めて重要であると言える。
・時間を生み出そうとしても
なかなか難しい点もあるため、
【無駄な時間はないか】
ということを洗い出すとともに、
【移動時間などの隙間時間を
こういった学習の時間に充てることが
できないか】
ということも今一度考えたいものである。
今日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。