2022年2月8日売上は【新規】だけではない?
■「信頼関係の賜物ですね。」
顧問のお客様や
コンサルティングのご面談の中で、
「その経営者の想いや理念により、
その事業の展開の仕方も様々だな」
と感じる場面があります。
そんな中で少なからず聞かれるのが、
【新規のお客様よりも
既存のお客様がリピートして
商品やサービスをお求めになっている】
ということ。
これこそが上述した言葉の通り
【信頼関係を構築してきた結果の
状況である】
というものですよね。
■『売上』を考えるにあたって、
【既存客と新規顧客とのバランス】
を今一度見つめ直してみると、
どのような状況でしょうか。
場合によっては新規顧客の方が
割合として多いかもしれませんし、
逆に既存顧客の方が多い状況も
見受けられるかもしれません。
そんな中で考えたいのが、
【新規顧客を開拓し
実際にお客様になっていただく際に、
どのようなコストが発生していて、
既存顧客に再度商品やサービスを
ご購入いただくということを考えた際に、
同じくどのようなコストがかかっているか】
ということ。
往々にして、
【既存顧客に対するそれよりも、
新規顧客に対するものの方が
その経営上のコストは膨大になる】
というものではないでしょうか。
■そして、
『新規顧客』に関しては、
その膨大なコストの一つとして
【広告費】
が考えられるかもしれません。
『広告費』はどうしても
運転資金の中から支出する
必要がありますので、
その運転資金が潤沢にない状況にあっては
なかなか厳しいもの
と言えるのではないでしょうか。
逆に、『既存顧客』について言えば、
【広告費は一切必要ない】
というのが通常ですよね。
以前商品やサービスを購入していただいた
お客様の住所やメールアドレスなどが
分かっているようであれば、
そこに再度アプローチをすることにより、
リピーターとして
商品やサービスをお求めいただく
ということが可能かもしれません。
■『新規顧客』と『既存顧客』
との集客の仕方は、
上述したように
異なるものでありますし、
往々にして新規顧客の開拓は
既存顧客のリピートへの誘導に比べ、
難易度が高いものではないでしょうか。
どうしても
【売上を上げる=新規顧客の集客】
という形で
イメージをしがちなのですが、
【その裏には既存のお客様もいらっしゃる】
ということ。
この『既存のお客様』は
既に自社の商品やサービスを
知っていてくださる人たちなので、
【多少なりとも自社のファンである】
ということも言えるのでは
ないでしょうか。
そうなると、
【ファンに対して
そのリピートの購入をお願いする方が、
効率としては良い】
と考えられる面もあるわけですね。
■この
『新規』と『既存』
のお話については、
ご面談の中で少なからず
話題に上ることでしたので、
今日の記事で取り上げさせて
いただきました。
【売上は『新規顧客』と
『既存顧客』から成り立っている】
ということを念頭において、
その経営の一手を考えてみると、
意外と有用な手立てが見えてくるかも
しれませんね。
経営が見えなくなった時こそ、
こういった原点に立ち戻り、
有用な経営の一手を模索してみては
いかがでしょうか。
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《本日の微粒子企業の心構え》
・『売上をアップする』
ということにあたっては、
どうしても【新規顧客の開拓】
に目が行くものであるが、
【既存顧客】
についても今一度
目を向けてみてはいかがだろうか。
・『新規顧客の開拓』にあたっては、
往々にして【広告費】が必要となり、
それなりの運転資金が必要となる面が
考えられる。
そのように考えると、
【既にファンになってくれている
今の顧客に対してのアプローチ】
の方が『売上をアップする効率化』
という面では優れているのかもしれない。
・『売上』は上述してきた
【新規顧客と既存顧客から成り立っている】
という前提に立って考えると、
これから経営として進んでいく
次のステップが見えてくるものでは
ないだろうか。
前が見えなくなった時こそ、
原点に立ち返って、
その経営の一手を考えたいものである。
今日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。