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トップページ ブログ > 経営のこと > 商売は【サービスと対価の均衡点】を見出すこと

2022年2月18日商売は【サービスと対価の均衡点】を見出すこと

■「経営者の身になって考えてください」


 この言葉は少なからず経営者の方が
 従業員に対して投げかけているのでは
 ないでしょうか。

 しかしながら従業員の多くは
 経営者としての経験がないため、
 
 『経営者の身になって考える』

 などということ自体が難しい
 というもの。

 経営者としてはどうしても
 自らの経営のことについての
 思索をする中で、
 
 従業員に対し、

 「もっと経営の現状について
 考えてもらいたい」

 という気持ちがあっての発言なのでしょう。

 しかしながら、これは逆に
 経営者に対しても言えること
 のような気がします。


■つまり、


 【経営者も従業員の身になって
 考えるべきではないか】

 ということなんですね。

 よく、

 「従業員の権利が強すぎる」

 だとか、経営者に対しては

 「従業員に対するパワハラだ」

 とかいうことが言われたりしますが、

 【その根源を今一度見直した方が
 良いのではないか】

 と思うところ。


■『労使の関係』


 というものは、

 【労働の対価としての給料】

 ということですので、
 その2つの役務と対価は
 均衡していなければ
 ならないのではないでしょうか。

 【適切にそのサービス(労働)に見合った
 対価(給料)になっているか】

 ということ。

 つまりこれは、

 【商売の原理原則と同じではないか】

 と思うんですね。


■そんな中、


 従業員も十人十色ですので、
 場合によっては、
 経営者が想定している業務が
 得意でなかったり、

 逆に、その他の業務の分野に秀でている
 ということも考えられます。

 『Aさんは営業が苦手で事務が得意、
 Bさんは事務が苦手で営業が得意である』

 という状況を想定してみると、

 採用の時点では二人とも
 『営業』として採用したものの、

 両者の間に入社してみてこういった
 違いがあったとしたらどうでしょう。

 そうなると、『適材適所』
 とも言われるように、

 事務に弱いBさんに
 事務を任せるのではなく、
 Aさんに事務をしてもらい、

 また、営業が苦手なAさんは
 あえて営業でなく事務に専念してもらう。

 逆に営業に強いBさんは
 当初の通り営業に専念してもらう。

 こういった

 【面接や履歴書、職務経歴書と
 現場に入ってのギャップ】

 は少なからず見受けられるもの
 ですよね。

 よく『経歴詐称だ!』などと
 言われたりするものですが、

 本人としては

 【経歴自体は持っているものの、
 その分野の仕事にもしかすると
 向いていなかった】

 ということも考えられるもので、

 【その他の分野に秀でている】

 という状況があったとしたら、

 場合によってはその秀でている分野を
 強化する方が圧倒的に経営としては
 有効かもしれません。


■そして、


 【苦手な分野を強くする】

 ということも大切なのかもしれませんが、

 【それによって従業員の方は
 ストレスを感じてしまう】

 ということもまた考えられます。

 そのような状況下においては、
 経営者側としても、そういった

 【教育に時間と給料を割いていく】

 ということが、
 ストレスにも感じるかもしれず、

 そういった延長線上に『パワハラ』
 などということが起こり得るのかも
 しれませんね。


■経営者の力は、


 従業員を幸せにし得る一方、

 【それは諸刃の剣でもあり、
 従業員を不幸にもしてしまう】

 ということも考えられます。

 また、従業員側としても同じで、
 経営者が望んでいない行動を
 取り続けているとしたら、

 それはすなわち経営にとっては
 マイナスであり、

 【経営者からの信頼関係も失われてしまう】

 というものでしょう。


■しかしながら、


 このような状況は
 なかなか双方において
 気が付きにくいものである

 とも言えます。

 そのために必要なのが

 【対話】

 ではないかと思うんですね。

 そしてその『対話』をするためには、
 
 【強固な信頼関係が必要である】

 と言えます。

 結局のところ、信頼関係がないことには
 対話は成立しないわけで、

 そこには

 【お互いの思いやり】

 が必要であったり、

 【双方の立場に立って考える】

 ということもまた必要なのかもしれません。


■今回は、


 経営者と従業員に対して
 述べてきたのですが、

 これは経営そのものにおいても
 言えることだと思うわけです。

 つまり、経営者として
 商品やサービスを提供して
 対価を得るわけですが、

 【その対価と提供している
 商品やサービスの価値が
 しっかりと均衡しているか】

 ということが重要なのではないかと。

 そのためには、しっかり
 現在のお客様や市場と
 『対話』をしないことには、
 真のその解は得られないように思います。

■どうしても経営に追われていると、  こういった『お客様との対話』や  『マーケットとの対話』が  おろそかになってしまいがちなのですが、  商売の原理原則は  ここにあるのではないか  と思うところ。  どうしても集客やマーケティングに  まず目が行ってしまいがちなのですが、  それよりも、こういった原点に立ち返って、    【商売の在り方とその価値と対価の均衡】  について考えるのは  極めて重要なことではないか  と思う次第です。 ------------------ 《本日の微粒子企業の心構え》 ・『労使の関係は難しいもの』  と思われがちであるが、  【実はそれぞれの立場に立って  考える関係性ができていない】  ということが考えられる。 ・『商売』においても  『労使関係』においても  その原理原則は同じであると考えられ、  【しっかりと相手の立場に立って考えて、  なおかつ、対話を続けることにより、  その両者の利益が均衡する点が見出せる】  というもの。 ・どうしても利益を上げるために  【手法的な部分】に  目を向けてしまいがちであるが、  そんな時こそ今一度原点に立ち返って、  上述してきたようなことを考えると  良いのかもしれない。 今日も最後までお読みいただきまして、 ありがとうございました。

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