2022年6月3日経営は【宝くじよりドラクエ】を
■以前の記事の中で、
売上を上げるために『広告』
という手法をまず考えがちなもの
ではあるものの、
【広告に参入してしまうと
往々にして大企業に負けてしまう】
といった内容を書かせていただきました。
<2022.5.30【売上=広告】に
囚われていませんか?>
https://muratax.com/2022/05/30/5259/
今日もそのことに続けて
お話を進めていきたいと思います。
■どうしても、
「売上を上げたい」
だとか
「利益を上げたい」
だとかそういった想いが強くなると、
『短期』で成果を求めがちなものです。
短期で成果を求めるのは、いわば
【宝くじ】
と同じこと。
(違うけれども、本質的には(汗)。)
一攫千金を目指し宝くじを購入する。
しかしながらその宝くじは
相当な高倍率であるため、
冷静に考えると、
【とてもではないけど、
それを当てて一攫千金を手にする
ということは難しい】
というものでしょう。
…なんと、2,000万分の1が
1等の当たる確率とのこと。
宝くじの当選確率
■上述した、
『広告』も
(宝くじと並べて考える
などということはご法度かも
しれませんが(滝汗))
同じように、
多くの同業他社が参入している中で
その中に身を投じていくわけですので、
【相当な激戦】
となることが予想されます。
いずれにせよ、
【ふと思い付いたこと】
というものは、往々にして
【他社も思い付いていること】
ですので、
【その先にはレッドオーシャンが
待っている】
ということが少なからずあるわけです。
どうでしょう?
我々微粒子企業が目指したいのは
逆の
【ブルーオーシャン
(敵のいない場所)】
ですよね。
■結局のところ、
同業他社が
参入してこない領域までに
経営の歩を進めていくことが
できれば、
【そこには果実のなる木が
そびえ立っており、
また魚の捕れる海が広がっており、
その中で自由に収穫をする
ことができる】
というもの。
これは『ドラクエ』
などでも見られるように、
【急にラスボスを倒せる】
というものではなく、
【時間と経験を費やし、
モンスターを倒し、
仲間を増やし、武器を揃えて
装備を盤石にして、
最終的にようやくラスボスに
たどり着くことができ、
そこで初めて勝利を収める
ことができる】
というもの。
(小中学生の頃、
すっかりハマりました(笑))
■経営もまさにそれと同じ考えで、
【一朝一夕にして
飛び道具的な手法により利益が出る】
ということは通常の場合考えにくく、
そのように考えると、やはり上述した
ドラクエのように、
【まずはスライムを倒しながら
経験値を上げ、
そこで出会う仲間を大切にし、
少しずつ戦闘のレベルを上げていき、
それが後に大きな経験となり、
ようやく大きな目標を倒すことが
できる】
というもの。
■経営においては、
我々微粒子企業にとっては
なおのことなのですが、
【人と人との繋がり】
が何より大事であると言えます。
そういった『人と人との繋がり』
を考えた際、
昨夜会った人と急に親密な関係に
なれるものでしょうか。
場合によっては一緒に飲んで
その場で意気投合して仲良くなった
などということも
あるかもしれませんが、
その関係が長期で続くかと言えば
それも甚だ疑問である
というもの。
■そのようなことから考えると、
経営の世界においても
【少しずつ人との関係性を温めていき、
最終的に大きな信頼に繋がる】
というもの。
【その大きな信頼が
さらなる人の繋がりを生み、
その信頼からビジネスが広がっていく】
というものではないでしょうか。
■私自身、
開業する前から
準備を進めていたのですが、
開業前は当然売上も『ゼロ』
からのスタート。
実際のところ、
『初めての仕事で
報酬を払ってもらえない』
というところからスタートしましたので、
実質はマイナスからのスタートでした。
そんな中、毎日少しずつ、
そしてその内容も大変稚拙では
あったのですが、こういった
【記事を認(したた)める】
ということをその時に決め、
今や、多くの読者の方に支えられ、
【その結果少なからぬ信頼関係が生まれ、
そこから紹介により仕事に繋がっている】
という状況です。
■ここまで来ることができると、
私自身も読者の方々への想いが
強固になっていますし、
「そうそうこの信頼関係は
壊れるものではないだろう」
と感じているところ。
経営においても、場合によっては
【飛び道具的に大きなチャンスを
短期で狙っていく】
ということもあるのかもしれませんが、
やはりベースとしては
【長期的な視野を持って、
守りを盤石にし、
そこから人間関係を強固にし、
信頼関係を生み、
その人と人との繋がりで
長期的な視点をもって
ビジネスを展開していく】
ということが
我々微粒子企業にとっては
有用な経営の方策ではないか
と思っているところ。
■長々と書いてはきましたが、
要は、
【経営において成果が出るのは
それなりの時間を要する】
ということ。
ただ、
【その成果に繋がるような状況になれば、
その成果は簡単には覆されない】
ということ。
そんなことを念頭において、
今一度自らのビジネスを
見直してみてはいかがでしょうか。
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《本日の微粒子企業の心構え》
・経営者として経営を考えると、
どうしても
【短期的な売上や利益】
を目指したくなるもの。
・しかしながらその考えは、
【高額な宝くじを買って
一攫千金を狙うようなもの】
ではないだろうか。
・そうは言っても、経営においては
【希望的観測】
を持ちがちなものであり、
【経営の血液とも言える現金を
多く短期的な利益を求めて投じてしまう】
というもの。
・経営に関しても
ドラクエと同じように、
【次第に経験を積んでいき、
人間関係を育み、
ちょっとした行動の積み重ねにより
圧倒的な人との信頼関係を生み、
そこから経営に繋げていくこと】
が我々微粒子企業にとっては
有用な方策であるように
思ってならない。
今日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。