2022年10月2日経営者はぜひ【簿記の知識】の習得を
今日は長女と次女の通う小学校の
運動会。
かなりハードに動き回ったので、
太ももが笑っています(苦笑)。
来年に向けて
身体作らないと!!(笑)。
さて、本題です。
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■以前の記事でも少し書かせて
いただいたような気がするのですが、
(記憶が曖昧です…)
お客様の税務相談やご面談の中で
感じるのが、
「自社で経理をしている経営者の方は、
その経営成績もある程度把握できているなぁ」
ということ。
どうしても税理士に
領収書や請求書を渡して
税理士側で会計処理を進めていると、
【依頼した経営者の方の感覚の数字と、
実際に上がってくる会計上の数字に
齟齬がある】
ということが往々にしてあります。
『経費の項目が違っていたり、
認識の違いにより、損益が違っていたり』
ということも考えられるのですが、
少なくない原因としては、
【実際の損益と現金の残高が合わない】
ということなんですね。
どうしても売掛金や買掛金、
在庫などと実際の現金の動きに
相違の出る取引が出てくると、
【その会計上の損益と
実際の現金の動きは
見えなくなってしまう】
というもの。
■そんな中、
自社で経理をしていれば、
そのような差について税理士側から
説明があったとしても、
【ある程度はピンとくる】
というものです。
しかしながら、税理士に丸投げをして、
その数字が上がってくるのを見て、
その説明を受けるという流れとなると、
【どうしてもピンとこない】
ということが往々にして見受けられます。
■とは言え、
自社で経理をしようとするにも、
【会計ソフトがスムーズに使えるか】
ということが問題になるんですね。
会計ソフトは、
『入力するだけで簡単に作れる』
というイメージはあるのですが、それは、
【ソフトが自動的に
数字を移動してくれるから】
ということに他ならないわけで、
【その入力の元となる数字を
どう持ってくるか】
ということや、
【勘定科目をどう設定するか】
ということは正直なところ
【簿記や会計の知識がないと難しい】
というものです。
■そのようなことから考えると、
経営者においては、
【簿記や会計の知識を持っていた方が良い】
ということなんですね。
私もご面談の中で少なからず
提案をさせていただくのが、この
【簿記や会計の知識の最低限の習得】
というものなんです。
具体的に言えば
【簿記3級の資格試験に挑戦してみる】
ということ。
当然資格試験に合格することが
ゴールではなく、
その『最低限の会計知識の習得』
を目指しているわけですが、
どうしてもゴールがないと
その学習にも意欲が出ないものですので、
【積極的に資格試験の検定日を
ゴールとして、学習を進める】
というのがオススメというところ。
■この、
簿記3級レベルの
会計知識が身に付くと、
会計処理もある程度理解することが
できるようになるんですね。
そうすると会計の入力も、以前とは違い
意欲的に進めることができ、
結果としてその方が経営の数値を
肌感覚で把握することができ、
【経営にとってはプラスに働く】
ということが少なくないように
感じています。
■どうしても
『経理』となると敬遠されるものですが、
これを
【経営の改善のための経理】
と位置付けるとどうでしょう。
【現金は経営の血液である】
ということは以前からの記事で
再三述べさせていただいている
ことですが、
【その現金の流れを的確に把握するのは、
日々の経理である】
と言えます。
■ここまで書いてきたように、
【現金は経営の血液であり、
経理はその血液を作る栄養素】
であるように私は思います。
経営者として、そのような
『会計の知識の習得』
を目指すとともに、
『自社での経理』もまた
目指してみてはいかがでしょうか。
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《本日の微粒子企業の心構え》
・税理士が作った会計データと
経営者の経営成績の肌感覚は
【往々にして相違がある】
というもの。
・そのような状況においては、
何となく経営者としては
モヤっとするものではないだろうか。
・そのようなことから考えると、
【経営者自らが最低限会計知識を習得し、
そのデータを会計ソフトに
日々入力していくこと】
は経営において重要であるように感じる。
・どうしても日々の経営に追われていると
そのような時間が取れなくなるもの
かもしれないが、
積極的に会計の知識の習得とともに
【経営改善のため】
ということを考え、
会計知識の習得に加え、
自社の経理を進めてみることを
オススメする。
今日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。