2022年12月5日経営に有効な【ハイブリッド思考】とは
今日はご面談終了後、
かなり複雑な試算に取り組んでいて、
先ほどようやくひと段落。
何事も学びですね。
今日はお客様のハッピーなご報告もあり、
幸せな気分で配信しています(^^)。
(体は極度に疲れてますが(笑))
さて、本題です。
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■以前の記事の中で、
たびたび法人成りについて
書かせていただいています。
<2021.6.14【法人成りを考えている方は
必読!】消費税のメリットについて>
https://note.com/muratax/n/nbdc8aa41b06b
<2022.12.2【法人成りに際してネックに
なるもの】とは>
https://muratax.com/2022/12/02/5902/
今日もそのことに繋げて
お話をしていきたいと思います。
■法人成りの際、
当然のことではあるのですが、
税務やお金の部分において、
【個人のままの方が有利】
なのか、それとも
【法人の方が有利】
なのかということを検討するもの。
その中間地点として、
個人事業とマイクロ法人を
同時に回していく
という方法もあるのですが、
今回はその論点ではないので
割愛させていただきます。
■税理士の観点から言えば、
まずはこういった税金や
お金の部分で
最終的に
【どちらの方が手元により
多くの現金が残るか】
ということを考えていくことに。
結局のところ、
節税とは言うものの、
結果としての手元に残るお金が
少なくなっているようであれば、
それは本末転倒と言えるでしょう。
節税の大半は、
いわゆる『お金を使う節税』
となるわけですので、
結局のところ、
【現金が手元から消えた結果
税金が下がっている】
ということになるわけですね。
そういった視点が、
税金や手元に残るお金を
考えての視点というわけです。
■その一方で、
法人化することにより、
場合によっては
【取引先や得意先の信頼が得られる】
ということも考えられるでしょう。
そうなると必然的に、
売上が増加し、
結果として利益が残り、
手元の現金も増えてくる
ということが
起こり得るかもしれません。
また、そういった手残りの現金や
取引先や得意先の増加のみならず、
法人化することにより、
経営者としての心持ちが仕上がり、
その結果、
経営を高い意識を持って
進めていくことができる
ようになるかもしれません。
こういったことについては
前者に関して言えば、
【勘定】
と表現できるでしょうし、
後者に関して言えば、
心持ちの部分ですので
【感情】
という表現ができるでしょう。
■これに関して言えば、
場合によっては前者の
『勘定』の方が
必要かもしれませんし、
また場合によっては後者の
『感情』の方が重要
ということもあるかもしれません。
大切なのは、
【勘定と感情をトータルで考え、
最も経営にとっての効率が良い方法を
選択すること】
なんですね。
いわば、
【勘定と感情のハイブリッド】
を目指すべきではないかと。
経営において、こういった
ハイブリッドを考える視点は
結構重要なのではないかと
私は考えています。
■ここ最近に関して言えば、
コロナの影響により、
どうしても対面で会うということが
難しくなっているという状況ですので、
少なからぬ経営者の方は、
オンラインでの商売を考える
というものではないでしょうか。
しかしながら、対面は対面なりの
良い面もあるというもので、
対面でないと伝わらない
その人の生の温度感だとか、
表情の動きだとか…
そのようなことを
直に感じることができるのは、
対面の良いところとも言えるでしょう。
■したがって、
コロナにより
「オンライン、オンライン」
と言われている一方で、
こういった対面についても、
真のニーズとして、
経営の中に場合によっては
取り入れていくべき
なのかもしれません。
こういった点で考えると、
【リアルとオンラインのハイブリッド】
ということも、
経営においては
有用なのかもしれませんね。
■今日は、
法人成りの視点から
様々なことを見てきたわけですが、
経営においては上述したような
ハイブリッドの視点で物事を
考えていくことにより、
従来とは違った視点で経営を
捉えることができるかもしれません。
どうしても、
その業界の決まった常識で
経営を進めると、
同業他社のレッドオーシャンに
身を投じてしまう
ということになりかねませんので、
柔軟に、上述したような
【ハイブリッドの思考】
を、経営に取り入れてみては
いかがでしょうか。
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《本日の微粒子企業の心構え》
・法人成りにおいては、
実際の手残りの現金
という勘定の面と、
法人成りすることによる
経営者としての
心持ちを考えた感情の面の
両面から思索をすることが
大切なのではないだろうか。
・経営においては、
上述した税金や現金の面の
ハイブリッドに加え、
場合によっては、
リアルとオンラインの
ハイブリッドなど、
いろいろな面において
こういった
ハイブリッドの思考を
取り入れていくと、
また違った経営の視点が
見えるかもしれない。
・大切なのは、
【同業他社のレッドオーシャンに
身を投じない】
ことではないだろうか。
「そうならないためには
どのようにすれば良いか」
ということを考えるべき
ではあるが、
場合によっては、
上述してきた
【何かしらのハイブリッド】
という視点で経営を捉えると、
これまで見えてなかった
経営の気付きが
得られるかもしれない。
今日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。