2023年2月23日経営においてインパクトのある【利益の構造】について
今朝はインフルからの猛烈な喉の痛みと、
それに伴う耳の痛みからスタート。
ただ、コーヒーが飲めるようになって
きたことが、嬉しいところ。
風味で幸せを味わいつつ、
飲み込む際に喉と耳が悲鳴を上げて
地獄を見るという、
そんなスペシャルな天から地への
いざないを、
朝から一人で楽しんでいます。
さて、本題です。
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■私は税理士としての
仕事をしているわけですが、
税理士としての仕事をしていて
何が一番好きな時間かと言えば、
【経営者の方とお話しする時間】
なんですね。
もちろん、税務判断などをする際は、
それはそれでドーパミン(?)が出て、
喜びを感じる部分もあるわけですが、
何よりも、経営者の方とお話をして、
【事業展開や今後の展望、そして
思い描く理想の未来などを伺うこと】
が何より好きな時間なんですね。
いろいろな経営者の方と
お話をしていると、
ビジネスの中にも、
流暢で濁りないビジネスもあれば、
逆に、少し聞いただけで、
「どうも儲かりそうにないな…」
というビジネスもあったりします。
■当然、
経営においては
【利益を重視】
すべきでしょうし、
そういった面では前者の
【流暢な(美しい)ビジネスを目指す】
のが得策ではないか
と思っている次第です。
どうしても自らの置かれている
業界のみに視点がいってしまうと、
そこから先の脱却が難しく、
【考えの転換ができ辛い】
ものですが、そこはあえて
その壁を自ら取り払い、
【柔軟な脳みそを持って経営を
組み立て直す】
ということもまた、時には必要
ではないかと思っている次第です。
■通常、物を「仕入れて売る」
という商売では、
【売上から仕入を引いた結果が利益】
となりますよね。
そしてこの利益を最大化するには、
【売上を増やすか、仕入を減らすか、
またはその両者を実現させるか】
という選択肢になるかなというところ。
■しかしながら、
そもそも
【仕入がない状態にする】
ということもまた、
可能であると考えられます。
どういったケースかと言えば、
例えばリサイクル品等の回収業者で、
【不用品を引き取る際にその
不用品の引取料として代金を頂戴し、
その引き取った不用品を
どこかに売却する】
というビジネスモデルが考えられます。
■通常であれば
その不用品を引き取った際には
仕入が発生するのですが、
今回のケースでは
【仕入れたにもかかわらず
代金をその方から頂戴する】
という仕組みになりますので
実際のところそれが
【マイナスになる】
という状況なんですね。
そうなると、仕入をゼロ
にするどころか
【マイナスにすることができる】
わけですので、
売上が上がっていなくとも、
利益が出るという構造に。
ただ、常識で考えると
【売上-仕入が利益】
なわけですので、
ここに脳の領域を使って
しまっているようでは、
【こういった経営についての
発想を転換をすることが難しい】
と言えるでしょう。
■真に大切なのは、
【売上よりも利益】
であるはず。
当然経営目標として
【売上を最大化していく】
といったものは
考えられることでしょうが、
最終的には、たとえ売上が
上がったとしても、
【手元に残る現金がない】
状況においては、それは
【商売として成立していない】
ということになるのでは
ないでしょうか。
■そのように考えると、
注視すべきは
【売上ではなく利益】
ということがわかるはずです。
そして、この発想は、
【業種を問わずいろいろな経営の
局面において言えること】
ではないかと私は思っている次第。
どうしてもその業界の常識に
囚われてしまいがちなものですが、
上述したリサイクル業者のように、
場合によっては、
【従来の常識を変えるような
利益の構造】
が見てとれるということも
あるわけです。
■真に大切なのは、
同業者との価格競争ではなく、
【自社が選ばれるための理念】
であったり、
【人と人との繋がり】
を重視したビジネスであったり、
上述してきたような
【利益の構造を見直したビジネスモデル】
であったりと、
【様々な角度から経営を考察すること】
ではないかと思うところ。
■もしかすると、
経営において利益が上がっていない要因
を考えると、
その『構造』に問題があるのかも
しれません。
そんな時にこそ、
今一度経営の全体を俯瞰し、
【まず進むべき経営の方向が
間違っていないか】
などということを適宜考察し、
経営の判断を有用に進めていくことを
心掛けてみてはいかがでしょうか。
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《本日の微粒子企業の心構え》
・経営において大切なのは、
一般的には
【売上より利益である】
のではないだろうか。
・そして、利益を上げるためには、
【その業界の常識に囚われていると
実現が難しくなるかもしれない】
ということは念頭に置いて
おいた方が良いだろう。
・経営の要素で大切なものの一つとして、
【利益の構造】
が考えられる。
・「どうやったら効率よく利益が
上がっていくか」
という問いを、
経営の全体像を見渡しながら、
脳を柔軟にして回し続け、
様々な業種の事例を取り入れながら、
【シンプルで、かつ、美しい
利益の出るビジネスモデル】
を構築したいものである。
今日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。