2023年5月5日税務調査において注意したい【交際費】について
3日と4日のどんたくパレード、
無事に終わりました。
先日も書かせていただきましたが、
見知らぬ人たちではあるものの、
沿道で楽しそうにパレードを
見て下さっている方々がすごく微笑ましく、
幸せが溢れているなぁという感覚でした。
人の根本は、このような温かい空気感に
あるんだろうなと思いますね(^^)。
さて、本題です。
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■ここ最近は
「税務調査が増えてきているなぁ」
という感覚です。
私自身、確定申告が終わってから
2件のお客様の税務調査を
受けている状況。
【この時期の税務調査は
比較的緩やかなところ】
ではあるのですが、
【9月から11月あたりの
税務調査は本格的なもの】
ですので、
十分に注意しておく必要がある
と言えます。
■もちろん、
【税務調査を見越して注意する】
ということでもないのですが、
経理や税務においては、
ある程度こういった
【税務調査のリスクを
踏まえて対策をしておくべき】
であると言えるもの。
私が税理士として帳簿書類を
確認させていただく際、
税理士の視点から見ていても
【どうしても埋もれてしまうもの】
があります。
■代表的なものとして、
『割り勘』で経費を払った場合に、
【すべての人の分を取りまとめて
払った場合の飲食代】
というものが。
当然、すべての人の分を取りまとめて
支払っているわけですので、
仮に一人1万円の食事代だとして
10人にいるとすれば、
【10万円の支払履歴が、クレジットカード
などを利用していれば残ってくる】
というもの。
■当然、
自分自身で経理をしていれば
気がつくのですが、
税理士や記帳代行をしている
業者にこれを依頼する際には、
【実際の支払い額(自分の負担した額)
は1万円である】
ということを明示しておくべきでしょう。
これに税理士や記帳代行の業者が
気づくはずもなく、
何も伝えなければ、
『10万円の飲食代』という
【大きな経費が計上されてしまう】
ということに。
当然税務調査の際は、そういった
【大きな経費については指摘される】
ことになるでしょう。
■また、
案外目につくのが『贈答品』について。
贈答品については、
量が多い場合も目に付きますし、
ブランド物であったり、
高額なものであったり
というものも、
案外指摘されるというところ。
したがって、贈答品については、
【贈答した相手先を領収書等に
明記しておいた方が無難である】
と言えます。
【贈答品については指摘されること
が少なくない】
ということは知って
おくようにしましょう。
■自分自身で
経理している場合は良いのですが、
先ほども述べたように、
税理士や記帳代行を依頼している方に
領収書等を渡す際には、
こういった
【情報の伝え忘れに注意したい】
というところ。
■冒頭にも述べたように、
【税務調査がだんだんと本格化】
してきている様子です。
税務調査前提で
経理や税務のことをやっていく
というわけではないのですが、
【税務調査は思っているほど
そんなに甘くない】
ということは知っておきたいもの。
■中には、
【税務署に申告書を提出しただけで、
申告の内容が通った】
と思っている状況も
少なからずあるのですが、
決してそんなことはなく、
税務調査の調査先に選定され、
いざ調査に入られると、
【調査自体はそんなに
甘いものではない】
ものです。
■上述した
割り勘の飲食代や、贈答品については、
見落としがちなものであり、
そして、
【調査で指摘されがちなもの】
であるため、十分に注意をし、
【経理や書類の整理を心がける】
ようにしたいものですね。
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《本日の微粒子企業の心構え》
・【申告書を提出しただけでは、
決して税務署に認められたと言えない】
ということは心に留めて
おきたいところ。
・経理において見落としがちなのが、
【割り勘で支払った場合の
実際の自分の負担額】
と、物品等を贈答した場合の、
【贈答した相手先の情報】。
・特に贈答品については、
高額なものやブランドもの
であればその内容を突っ込まれる
可能性が大なので、
【適宜相手先をその情報として
領収書等に付記】
しておくようにしたいところ。
・税務調査は、いざ入られると
そんなに甘いものでない
ということは認識して
おいた方が良いだろう。
しっかりと明瞭な会計帳簿を作成し、
【領収書等の書類の整理も明確】
にすることにより、
【税務調査に耐え得る帳簿書類を作成】
したいものである。
今日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。