2023年5月30日最近の税務調査において「人として」私が思うこと
さて、3月決算法人の申告も大詰めです。
この他、進行している複数の税務調査もあり、
その他の税務調査以外の監査的なものもあり、
かなりバタバタなここ最近ですが、
まずは5月をしっかり乗り切っていこうと
思います!
(決意表明みたいになっちゃてますが…)
それでは、今日の本題です。
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■以前の記事でも書かせていただきましたが、
ここ最近は
【税務調査の連絡が
増えだしてきているなぁ】
という感覚です。
コロナ禍になってからは
税務調査もひとまずストップしていた
ような感覚だったのですが、
ここ最近はまた再開してきたな
といったところ。
そんな中、私自身もここ最近数社の
税務調査に立ち会っているのですが、
(他の税理士からの話でも聞くことも
でもありますが、)
【結構強引な調査がされているな】
という印象…
■正直なところ、
税理士が対応してないと、
【税務調査の知識のない社長】
が税務署の言うことを鵜呑みにして
信じてしまい、
その言われた通りにすると、
【経営にとっては相当な
損害を被るだろうな】
と思いもしているところです。
■詳細はあえて書かないのですが、
現実として、
【法人税法や所得税法、
消費税法を根拠に税務調査】
が行われるべきであるものの、
税務調査官が、法律の根拠もないのに、
【懲罰的でな結論】
を提示してきたり、
【ずいぶん高圧的な態度で
税務調査をしてきたり】
ということが
見受けられるような感覚です。
■税務調査は、調査という前に
【人と人との信頼関係をもとに
成り立つもの】
と私は考えますので、
税務調査官と社長との間にも、まずは
【人との関係が重視されるべき】
ではないかと思うんですね。
当然、社長から税務調査官に対して、
税務調査官を侮辱したり、
感情を逆なでする言動などを
取ったりすることはご法度ですが、
いろいろな調査に立ち会っている中で、
税務調査官が社長のことを侮辱したり、
真っ当な考えを持って
税務調査に臨んでいるのに、
【経営者としての尊厳を
傷つけるような言動】
があったり、
【社長の人格自体を否定】
したりなどということが
どうしても見受けられると言うもの。
■税務調査官は
(おそらく)全くそのようなつもりはなく
そのような言動をとっているのでしょうが、
私が第三者としてその調査の
内容を聞いていて、
「結構ひどいな…」
ということは往々にして
見受けられるというものです。
とは言え、
【税理士は税務署と経営者の
真ん中にいる立場】
ですので、どちらの考えや気持ちも
わかるという面もあります。
■税務調査官の方はやはり
勤務をされている身ですので、
【人事評価の対象となるような
調査の実績を作りたい】
ということ、一方社長の方は
【税務調査で余分な
税金は取られたくない】
という気持ち…双方の感情が
入り乱れるのが税務調査である
とも言えるでしょう。
■しかしながら、
そのそれぞれの主張を通すために、
人しての尊厳を度外視するような、
目の前の相手に対して
失礼とも言える言動をとることは
どうしても看過できない
ものと私は考えます。
税理士として、
社長が真っ当に経営をして、
同じく真っ当な申告を
している姿勢に対し、
【税務調査官のそういった
言動は考えられない】
ものですし、そういった点には
【しっかりと対処して
いかなければならないな】
と感じている次第です。
■もちろん、社長から税務調査官への
対応もしかりです。
社長が税務調査官に対し、
上述した状況とは反対に、
税務調査官の人格を否定したり、
攻撃的な対応を取ったりする
ということはやはり
【人と人との関係を考えた上で
よろしくない】
ということなんですね。
(当たり前のことです。)
税務調査においても、
【根本は人と人との繋がり】
があるはず。
■我々税理士は
税務調査に対応する側となりますが、
しっかりと上述してきた
ようなことを念頭に置いて、
【双方が納得するような結論】
に顛末を持っていっていくべく、
専門家としての仕事を
していきたいものです。
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《本日の微粒子企業の心構え》
・最近になって、
【税務調査の連絡が増え出してきている】
という印象。
・税務調査においても
【根本的な人と人との関係】
という面は重視されるべきものであり、
【お互いに人格を否定するような
言動などはあってはならない】
はず。
・税務調査の現場において、
真っ当に対応しようと
している社長に対し、
【税務調査官の強引な言動】
が見受けられるのも現状。
・そのような言動に対しては、上述した
【人と人との関係】
ということは
念頭に置いておきながらも、
毅然とした法律に基づいた
解釈をし、正当な知識を持って、
【税務調査の進むがままに
これを受け入れない】
という姿勢も重要であると言える。
・何はともあれ、税務調査であれ、
【人と人との関係は重視されるべき】
ものであるため、
税務調査官に対しても、
一人の人間としての人格を尊重し、
【極力双方が気持ちの良い形で
税務調査に臨む】
ことができるよう、
まずは人と人とのコミュニケーションである
という前提を置いて、
お互いに良い意味で対峙して、
税務調査における真っ当な議論を
することを心掛けたいものである。
今日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。