2023年11月10日【グレーな経費】についての私の考え方
今日も終日面談!(もう毎日ですが笑)
アドレナリンが出て変なテンションになって
いますが、
決してアナドラズに一つひとつお仕事を
こなしていこうと思います。
まずは健康第一。
経営者としてここだけは心掛けるように
したいものですね。
さて、本題です。
------------------
■弊所においての11月は、
11月決算法人の決算対策に加え、
9月決算法人が多くあるため、
【その9月決算法人の
申告業務に追われている】
という状況です。
申告業務に際しては、
今年度の損益の状況のほか、
【翌年度の役員報酬の決定などもする】
ということに。
そのような中で今年度の振り返りを
していくわけですが、そのような
経営状況の把握をしていく中で、
【損益の状況が適切に見えている
ということが何より重要】
となります。
■通常通り計算をしていれば、
当然損益は適切な状態になっている
ものですが、
場合によっては、グレーな経費や
プライベートの経費などを入れ込んでいる
ことにより、
【損益が捻じ曲げられた状態で見えてくる】
ということも。
弊所のお客様に関してはプライベートな
経費を入れているなどということは
ないのですが、
【グレーな部分の経費は入る】
ということはむしろ通常でしょう。
グレーとは、ご本人は経費として認識
しているという大前提の経費で、
【税務調査に入られると
突っ込まれる可能性がある】
というものをここでは差すことに
いたします。
■こういった経費に関しては、
税金を下げるという面ではなく、むしろ
【ご本人が経費として認識している】
のであれば、
【売上から適切にその分を経費
として差し引くことにより、
真の経営成績を把握することができる】
というものでしょう。
逆にこれを税務の視点だけで
経費として認識しないことには、
【損益自体が実際の状況を
表していないもの】
となり、
【利益が多めに表示されてしまう】
ということなんですね。
そのような状況で経営成績における
資金の動きを考えたとしても、
【全くもって実態を表さないもの】
となることでしょう。
■ここで、税務署と金融機関の評価
についてのお話をしてみたいと思います。
税務署に関しては、
【基本的に納税をする申告】
となりますので、
【極力経費を積み上げて利益を少なくし、
納税を少なくしたい】
というものですよね。
■しかしながらその一方で、
金融機関に関しては、
【会社の経営成績や財務状況を見たい】
ということから、
【できるだけ利益が多く計上され、
納税を多くしている】
という状況が、
【金融機関の評価にとっては好ましい】
ということに。
■そのように考えると、
【税務署と金融機関は
表裏一体の関係にある】
ということが分かるかと思います。
そして上述してきたような
【経営成績の把握】
に関しては、どちらかと言えば
【金融機関の視点と近しいものがある】
という状況なんですね。
経営を考える際に、
【納税を少なくするのか、
それとも経営成績を適切に把握するのか】
という視点で考えた際、どちらの方が
適している状況でしょうか。
■私に関しては後者であり、
【経営成績を把握できないことには適切な
経営の次の一手を打つことなどできない】
というもので、そこから見える
【役員報酬などについても
適切な試算をすることなどできない】
のではないでしょうか。
まずは経営においての目標を立てて、
【そこに紐付ける形で役員報酬の
設定をしていく】
ということ。
そういった順序が大切なのではないか
と私は思う次第です。
■また、
経営成績を適切に把握することにより、
売上や経費の予算を適切に
立てることができ、そこに紐付ける形で
【どのように経営をしていったら良いか】
ということを考えることができる
というもの。
どうしても納税を少なくするために
経費を多く計上する形で
決算書を作成してしまいがちなものですが、
本来的な決算書の意味合いとしては、
上述してきたような
【経営成績の適切な把握を目指している】
のではないかと私は考えます。
■どうしても
【税金を払うということは
マイナスのイメージが付きがち】
なものですが、経営の本来の目的を
考え直した際、
あなたにとっての最良な一手は
どのようなものでしょうか。
経営においても人生においても、
【本質を見失うことは何より怖いこと】
ですので、そういった
【本質や原理原則】
に常に目を向け、経営においてのとるべき
一手を模索し続けたいものですね。
------------------
《本日の微粒子企業の心構え》
・経営においては、
【金融機関の評価や経営成績の把握】
といった面と、
【納税においての面】
という
【表裏一体の状況が存在する】
ということを心得ておくべし。
・往々にして、納税を減らすためには
【経費を積み上げてしまいがち】
なものではあるが、実のない経費を
積み上げることにより、
【本来的な利益がねじ曲がって
しまっている】
ということは心に留めておくべきであろう。
・真に大切なのは、経営の実態を把握し、
【その実態を反映している状況での
決算書の作成】
ではないだろうか。
・経営の実態を適切に把握している
決算書を作成し、
そこに紐付ける形で売上や経費の予算を
策定し、
【適切に経営における
最良の一手を模索する】
ことを検討してみてはいかがだろうか。
今日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。