2023年11月15日【疑問を持ち続けること】が社長の仕事
今日は銀行との面談のため、
珍しくスーツスタイルで笑。
普段はかなりラフな格好をしているのですが、
お客様もそのあたりは暗黙の了解のところ
があり、大変ありがたく感じています。
さて、そんなことから今日の本題です。
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■先日の記事の中で、寝る前に小説を
読む習慣がついていて、その中で
【窓際のトットちゃんを読んでいる】
ということをお話しさせていただきました。
<2023年10月25日「窓際のトットちゃん」を
読んで私が想起したこと>
https://muratax.com/2023/10/25/7061/
その話の内容としては、時代に囚われる
ことなく、現代でいう
【フリースクールやオルタナティブスクール
のような取り組みをトットちゃんの
校長先生がされていた】
ということで、大変感銘を受けた
といったところだったんですね。
今日もそのことに続けてお話を
していきたいと思います。
■今回も同じく、窓際のトットちゃんからの
お話なのですが、
とある小学校の男子の子が、
【トットちゃんに対して少し長くしていた
髪の毛を引っ張って馬鹿にしていた】
というシーンが見られました。
それに対してその校長先生は、
「女の子には優しく親切に!」
といった形でその男子のことを
注意したんですね。
普段は怒るはそうそうなく、
後にも先にもこの男の子が怒られたことは
一切なかったとのことでした。
今の時代では当然のようなお話なのですが、
第二次世界大戦あたりの当時の
お話ですので、
【一般的には男性の方が優位に
立っていた時代なのではないかな】
というところ。
そのような時代に校長先生のこの言葉は、
【常にフラットに真実を見つめ、
信じるべき本質を見据えている】
と私は感じた次第です。
■結局のところ、ルールというもの自体に
常に疑問を持ち、今回で言えば
【男性が優位に立っているということ自体に
問題点を見出し、本質的に大切にすべきこと
はどのようなことなのだろうか】
と考えることこそが大切なんだろうな、
とそのシーンを読んで感じた次第です。
これはまさに経営にも同じことが言え、
その業界によって『暗黙のルール』のようなもの
があるのではないでしょうか。
また、社内においても
【従来のルールや社風、雰囲気や人の目】
などが存在するかもしれません。
■しかしながら、そのような
【暗黙とされていることこそが
実は経営の弊害】
となっており、これを取り払い、
新規のルールを考察することにより、
【経営において大きな有用性のあるものが
見い出せる】
ということも考えられはしないでしょうか。
■弊所においてもこういった取り組みは
その都度している状況で、
スタッフと業務の擦り合わせをする中でも、
現状として業務に詰まっているスタッフ
と対話をし、
【その詰まっている業務をすべてマインド
マップなどに書いていき業務の細分化】
をしたりしています。
そして、その細分化された業務のうち、
そのスタッフが必ずしもしなくて良いことは
他のスタッフに振らさせてもらい、
また、どうしようもない部分については、
お客様に手伝ってもらい、または、
場合によってはお客様に料金の値上げを
お願いさせていただき、
そこに入れるスタッフを増やすことも
検討します。
または、お客様とのファイルのやり取り
自体を効率化したり、やりとりするファイル
自体を見直してシンプルにしたり…
こういった様々な改善点が浮かんでくる
わけです。
(気付きの瞬間がまた楽しい!)
■しかしながら、
【税理士事務所の暗黙の了解】
として従来通りのルールとして仕事に
取り組んでいるとしたら、
そのようなことは到底見えるはずもない
でしょう。
大切なのは、『常に仕事に対する疑問を
感じること』を習慣化し、
これを解決するための問題点を見出し、
実際にその業務について関わっている人
との対話をし、
【改善する方向へ進めていく】
ということ。
これが相当重要であるのではないかな
と私は思う次第です。
■現にこういった取り組みが先日の記事でも
取り上げさせていただいたように、
全国の会報誌でも取り上げられ、
いろいろと試行錯誤をしてきた現在なのですが、
<MyKomon会計事務所の会の記事>
https://mykomon.jp/interview/202310t/
【方向性は間違ってなかったな
と再確認できた】
というところ。
どうしても経営においての上述したような
暗黙の部分が存在するのでしょうが、
【決して暗黙になっていることが
正しいこととは言えない】
ため、常に経営の進むべき方向や
在り方に疑問持ち、
それを解決するための視点を持って、
問題解決のための思索をしてみては
いかがでしょうか。
■上述したような業務の棚卸しなどをし、
それを細分化すると、
【本当に無駄な点が見えてくる】
というものです。
【時間は万人において有限】
です。
ぜひ効率の良い経営をし、それによって
【お客様に対し更に価値のある商品や
サービスを提供】
できるよう心掛けてみてはいかがでしょうか。
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《本日の微粒子企業の心構え》
・窓際のトットちゃん校長先生の
考えや行動は、
その時代に囚われることなく、
【本質を見据えた有意義な行動だな】
と感じたところ。
・こういった点は、
経営においても根本的に大切な部分で、
業界や社内の暗黙のルールを注視し、
【これを改善するとしたら
どのようなことが考えられるか】
ということを思索することは、
経営において大変有用なこと
ではないだろうか。
・どうしても、
こういった点を考えること自体が
時間を費やし億劫なのものであるが、
【これを達成した先の未来】
はどのように見えるだろうか。
・そのような視点を持ちながら、
【現状を常に疑問視し、経営を効率的に、
また有効に進めるためには
どのようにすれば良いか】
ということを考え、経営者としての
あるべき行動を取りたいものである。
今日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。