2024年3月26日卒業式から学ぶ【経営の在り方・考え方】
昨日は大阪出張で、
今日は帰りの新幹線から記事を書かせて
いただいています。
行きはそうでもなかったのですが、
帰りの新幹線はかなり満席に近い状態で、
人の往来の多さを感じますね。
さて、本題です。
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■日曜日のことなのですが、
【我が娘たちが通うスクールの卒業式】
がありました。
我が子たちは卒業ではなかったのですが、
今回は3人の子どもたちが卒業していった
卒業式でした。
通常の小学校の卒業式とは全く異なり、
本人からのメッセージであったり、
親御さんからの感謝の言葉であったり、
スクールのスタッフの方からの贈る言葉が
あったりと、
いろいろな深く、熱いものが詰め合わされた
ような卒業式でした。
■スクールのことについては以前も書かせて
いただいたことがあるのですが、
【日常生活において対話を何よりも
重視しているような教育方針】
なんですね。
当然いろいろな子どもたちがいるわけで、
その子どもたちの価値観もそれぞれの
これまでの経験に基づくもの
であるわけですので、
対立することももちろんあります。
ただ、そのような対立した際に、
誰かを否定したり、多数決で決める
などということは一切なく、
【全員が納得いくまで対話を続ける】
のがこのスクールの特徴なんですね。
■そうする中で、
【自分は自分のままで良い】
ということであったり、
【他人であっても自分を持った人である】
という認識のもと、お互いに尊重し合って
仮に対立するような意見が出たとしても、
その意見の背景にあることを汲み取り、
そこから相互の理解が深まる中で、
【より対話が進み、全員が納得する
解決に向かっていく】
という感覚。
■そのことを、一人ひとりいろいろな意見が
出ることを『色』にたとえて、
その各人の様々な色がぶつかり合ことも
当然あるわけですが、
「全員ですべての色が交わり合うような
『虹色』を探そう」
ということが根底の考えとしてあります。
対立した際に、
「じゃあ今日の話の虹色は
どんなことだろう?」
という具合に対話を進めるわけですね。
■そのようにして対話を重ね、そして
自分の力で考える習慣がついている
わけですので、
本当に深い思考力がついていることになり、
【他人を尊重するという考えも自然と
強く身に付いている】
ような状況です。
そのような状況ですので、
進路に関してもまた十人十色で、
それぞれがそれぞれのしたい方向に
進んでいくような感覚なんですね。
■何より素晴らしいなと思うのが、
「自分のことは好き?」
という問いに対し、
子どもたち全員が「大好き!」
と答えるんですよね。
これは、我々大人に関してはどうでしょう。
全肯定で自分が大好きと言えることは
もしかすると少ないのかもしれませんね。
■そして
「自分のしたいことはなに?」
という問いに対し、
「したいことはない、
だって毎日したいことをしているから」
という回答が返ってきます。
これもまた本当にすごいなと感じるところで、
【それぞれがそれぞれしたいことを
そのスクールの中でやっている】
ということなんですよね。
そのようなことをすると、全体が崩壊して
しまいそうな感覚もするのですが、
上述したように、
【それぞれがそれぞれを認め合い
尊重しあい、対話を続けている状況】
ですので、『今起こってることはすべて正解』
という前提が根付いているような感覚です。
こういった点が本当に素晴らしく、
自分が大好きで、そして、
【自分で思考する力】
を身に付けて、その辺の大人とは全く違う
といって良いような
【素晴らしい個性を一人ひとりが持っている】
ように感じます。
■そのような
根底部分の力をつけた子どもたちが、
世界に出ていく中で、それぞれの個性を
発揮してそれぞれが活躍していくとしたら、
こんなに素晴らしいことはない
のではないでしょうか。
私たちも経営者として
【そのようなことを大切にし、
経営に取り組まないとな】
と考えさせられます。
弊所においても、こういった理念が
浸透してきていますので、
また後日そのあたりのことについても
書かせていただければと思っています。
■何はともあれ、本当に素晴らしい
卒業式でした。
我が家の長女は来年卒業になるのですが、
考えるだけで胸が締め付けられそうな
気持ちです。
最後の一年間も、しっかりと
【長女らしく過ごせるような環境を
親としても作っていきたい】
と思うところですね。
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《本日の微粒子企業の心構え》
・教育の現場において、
【自分が大好きといったことや、
自分が好きなことを否定されずに
できる環境は本当に大きなもの】
であるように感じるところ。
・こういった環境が当然になれば、
当然本人の自己肯定感も高まり、
【自分で考える力も身に付いてくる】
というもの。
・そのような人間が社会に出た際、
まさに自分らしさを発揮して、
【経営者としても才覚を出てきて、
良い方向に経営が進む】
のではないかと感じる次第。
・どうしても
【人と比べたり否定をし合うような
環境が通常とも言える日本の社会】
であるような感覚であるが、
そのような変な常識はひとまず取り払い、
【建設的で生産性のある前向きな経営】
を目指して、我々微粒子起業家も取り組んで
行くことを考えたいものである。
今日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。