2024年9月6日【経費の増減】から紐解く経営の動き
ありがたいことに、今日も怒涛の
スケジュールで、夜まで予定がビッシリです。
昨日のスタッフとのミーティングを経て、
自らの経営を見直すきっかけにもなり、
気持ち新たに前に進んでいけそうな感覚です。
さて、本題です。
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■私たちが税務のご面談をさせて
いただく際には、
損益の推移や前期との比較、そして経費の
増減などについてのお話を共有させて
いただくことが多い状況です。
売上や経費について前期比較をすること
により、
その売上や経費の増減を知ることができ、
経営の進め方をその数字を通じて再考する
ことができる、ということにもなります。
■当然、利益のことをを考えると、
売上から経費を引いた結果となりますので、
売上が増えるか経費が減るかまたは
その両方を満たすことにより利益が増える
ということに。
そのような利益の構造を見据えつつ、
今日は『経費が減る』ことについて
見ていきたいと思います。
■経費については、当然その支出があれば
現金は減り、逆に利益は増えるもの
なのですが、
もしその経費がしばらく増減していない
(動きがない)ということになると、
それはそれで注意が必要かなということも
考えられます。
■どういうことかと言えば、
売上高が増えているにも関わらず経費が
増えていない場合、
その要因に着目すべきではないかと
いうところなんですね。
その中でも、特に『人件費』については
特に注目すべきではないかと考える次第。
■ごく一般的なお話ではあるのですが、
売上が増えているにもかかわらず
人件費が変わっていないということは、
給料が増えていないということが
通常の場合見て取れるわけで、
そのような状況は「経営としてどうなのか」
ということを考える機会にもなるわけですね。
■当然、給料が変わっていないからといって
従業員の方の給料が増えていないとも
言い切れません。
というのも、
従業員の総数が減って、一人ひとりの
給料が上がっているという場合も、
給料は前期と変わらないということにも
なり得ますので、そういった点においては
安全に数字だけで判断するのは危険
ということなんですね。
ただ、大切なのは、我々税理士側と社長が
お話をして、
「現実としてそういった数字になっている」
ということを確認し合うこと、
ではないかと思うところ。
■そのような数字の状況を見て、
社長自身がこれまでの経営を振り返る
きっかけとなり、
その結果、もし
「給料が上がっていないな」
ということに気がつくと、
これはマズいということで、
給料をアップする方向でその後の
経営を組み立てるかもしれません。
■また、売上高が変わっていない
状況を考えると、場合によっては、
【経営において必要な広告や研修などの
学びの機会を疎かにしてしまっている】
可能性も考えられるかもしれません。
どうしても経費と言えば、
現金が出て行ってしまうということのみに
着目しがちなのですが、
特に広告費や人件費、研修費などについては、
それを投下することにより、
売上アップに繋がっていくということも
少なくないため、
そのようなこともしっかりと念頭に置いて
お金の使い途を検討することもまた
大切ではないでしょうか。
■上述してきたように、
経費の使い途は、時に売上を左右し、
経営の行く先を左右することになります。
そのような視点を持ち、固定費のことを
考えると、また違った見方ができるのでは
ないでしょうか。
そのようなことから、経営から導かれる
財務の状況を適切に把握し、
その状況から経営の行く先を的確に見定めて、
経営者として経営において有用な判断を
していくことを心掛けたいものですね。
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《本日の微粒子企業の心構え》
・経営において、経費の支出は、
当然現金の流出を伴うものの、
場合によっては売上アップに繋がるもの
ということも念頭に置いておきたいもの。
・どうしても経費を減らすことのみに
着目しがちであるが、
上述したようなことを背景に考えると、
経費を使っていなさすぎというのもまた
問題なのではないだろうか。
・大切なのは、
財務の状況を適切に把握するとともに、
そういった経費の投下を通じて
期待し得る売上アップのことも視野に入れ、
経営者として財務の数字を用いた
有用な経営判断をしていくことであるため、
そのような点を念頭に置き、経営者として
経費の増減具合についても適宜目を配り、
経営判断に役立てていきたいものである。
今日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。