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トップページ ブログ > 税務について > 副業の【確定申告不要制度】で思わぬ損をしていませんか?

2025年3月5日副業の【確定申告不要制度】で思わぬ損をしていませんか?

今日も確定申告と真っ向勝負を。
身体がかなりバキバキです笑。

この時期はタスクがかなり溜まりがちに
なるので、
極力その場でさばくことを心掛けたい
ところです。

仕事は基本その場でさばいていく!
そのことによりタスクを溜めないことが
重要ですね。

さて、そんな自戒を込めたことを
口走りながら、本日の本題です。

==============

■個人事業主の確定申告が進む中、

 今日は意外と勘違いされがちな
 「確定申告不要制度」について
 お話ししたいと思います。


■確定申告不要制度は、給与所得者
 が年間20万円以下の所得があった
 場合に適用されます。

 主にサラリーマンが行う副業などが
 対象となることに。

 給与所得者については、通常の場合
 年末調整で簡易的な確定申告が完了
 するため、

 ちょっとした所得だったら
 申告しなくてもいいよ、

 というのが、この確定申告不要制度
 なんですね。
 
 
 <国税庁HP-確定申告が必要な方>

 ↑ここでは逆説的に、確定申告が
 必要な方を取り上げて、
 ここに該当しない人を申告不要
 としています。


■ポイントは、給与所得以外の所得が
 20万円以内の場合、確定申告が不要
 ではあるのですが、

 給与所得以外で複数の会社から
 『給料』をもらった場合は、

 申告が必要となるということです。


■もう一つ注意したいのは、
 確定申告不要のケースであっても、
 
 例えば医療費控除やふるさと納税を
 申告したい場合は、
 
 この20万円以内の少額とされる所得
 であっても、申告しなければ
 なりません。


■仮に、医療費の総額が15万円であった
 としましょう。
 
 そして、副業の所得が同じく15万円
 だったとします。

 医療費控除は10万円の足切りが
 あります(一定の所得までの方は
 例外があります)ので、
 15万-10万で5万円の医療費控除
 となることに。

 その中で、15万円の副業の所得を申告
 しなければならないため、 
 結局は

 【副業の所得15万円-医療費控除5万円】

 となり、医療費控除をしたばかりに、
 10万円多くの所得を申告することに
 なるわけです。

 

 
■このように、確定申告不要制度には、
 
 申告しない方が良い所得をあえて
 申告することになる盲点があるため、

 事前にしっかり試算をし、
 適切に理解して申告することが重要です。


■というわけで今日は、
 確定申告不要の裏にある
 ちょっと怖い論点を紹介しました。
 
 こういったいわばウラの世界の話を
 しっかりと熟知して、

 決して損をすることのない申告を
 心がけましょう。

 過去にも同じようなことを書いていた
 ので、よかったらご参考ください。

 <2022年1月16日【20万円以下は
 確定申告不要】の盲点>
 https://muratax.com/2022/01/16/4815/

==============


《本日の微粒子企業の心構え》


・確定申告不要制度の盲点をしっかりと
 理解し、決して損のない申告を
 心掛けるべし。

 
・税金の世界は一見良いことが見える
 ものの、ウラには良くないことが
 並立していることがあるため、

 くれぐれも注意すべし。

————————————–

今日も最後までお読みいただき、
ありがとうございました。

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