2025年4月11日事業をスタートする際の【慎重さ】の意義を考える
あっという間に金曜日!
何かと業務が立て込んでしまって
いますので、
この週末である程度集中して、
業務をさばいていきたいと思います。
今日は突発的なことが多く、
予定通りに進まなかった部分が
ありました。
こういった有事に備えて、
バッファを設けておくことは、
本当に大切ですね。
<2024年12月25日経営者として
考えるべき【バッファ】について>
https://muratax.com/2024/12/25/8499/
さて、本日の本題です。
==================
■税務相談を受ける中で
最近、これから事業をスタートする
方々からの相談を多く受けています。
その中で、業種により様々ですが、
銀行融資を受けて事業をスタートする方も
少なくありません。
この際に注意すべきことは、
「事業計画が希望的観測に
基づいていないか」
という点です。
■希望的観測と現実
事業を始める際は、
誰もがワクワクしながら計画を立てます。
しかし、現実はそううまくいかないことが
多いことも理解しておくべきです。
大きな融資を受けて、設備や内装を整え、
経営資源を盤石にして事業を
スタートしても、
その事業が軌道に乗らなければ
どうなるでしょうか。
■融資とそのリスク
事業がうまくいかなければ、
投資した資源は無駄になります。
最終的に残るのは銀行への債務だけと
なりかねません。
こういったリスクを避けるためには、
希望的観測に基づいて事業を
始めるのではなく、
失敗した際のリスクも想定し、
慎重に計画を立てることが重要です。
■融資額の決定
銀行融資を受けることは、
他人のお金を使うことになります。
当然のことながら、借りたお金は必ず
返さなければならないため、
融資額の決定には慎重を期すべきです。
少ない融資で事業を始め、
軌道に乗ればその後でさらに融資を受ける、
というのが理想的です。
■経験からの提言
私は多くの事業を見てきましたが、
希望的観測に基づいた事業計画が
うまくいかないことが多いのが現実です。
(開業当初の私の経験も、多分に
含まれます(滝汗)。)
事業計画を立てる際には、
過度に楽観的にならず、
慎重にリスクを見極めながら
スモールスタートをすることを
強くお勧めします。
■初めての事業
初めての事業となると、
希望的観測で計画を立てがちですが、
失敗したときのリスクをしっかりと
考慮して、資金調達の方法を
検討することが大切です。
計画段階で慎重に考え、
リスクを最小限に抑えることが
重要ですので、
何かしらの新たなことをスタートする
際には、そのようなことを意識して、
進めるようにしたいものですね。
==================
《本日の微粒子企業の心構え》
・事業計画を立てる際、
希望的観測で融資を多額に
見積もりがちだが、
現実的な計画を心掛け、
失敗した場合のリスクを想定すべき。
・万が一事業が軌道に乗らなかった場合、
投資した経営資源は無駄になり、
残るのは銀行の債務だけとなる。
・事業計画を立てる際は、
最小限の資金でスタートし、
失敗しても最小限の損失に抑える
ことが重要。
・スモールスタートを心掛け、
決して希望的観測に流されず、
慎重に事業を組み立てるべきである。
————————————–
今日も最後までお読みいただき、
ありがとうございました。