2025年6月15日今すぐ【住民税の課税明細】の確認を!
今日はほぼ終日事務所移転の 作業の日になりそうです。 その前に、6月は(も?)いろいろと 出張などの外出予定があるので、 まず散髪も行ってからのスタートです。 身だしなみを整えると、 見た目のみならず、 精神面もリフレッシュされるので、 不思議なものです。 このようなことと、 無駄なものが視界に入ることで 認知が奪われ、生産性がダウンして しまうことは、 なんだか似ている気がします。 さて、本日の本題です。 ================== ■先日より、住民税についての記事を 書かせていただいています。 <2025年6月13日知っておきたい 「住民税の【2つの種類】」> https://muratax.com/2025/06/13/9072/ 今日もそれに続けます。 ■今回の内容は、 「住民税の計算、間違ってない?」 というもの。 所得税については、 自らが確定申告書を作成すること により、その確定申告書の内容が そのまま確定となり、 自分自身でのその内容の申告と 納付をしていくわけですが、 住民税はこれとは異なり、 確定申告書の情報を 自分が住んでいる市区町村が把握して、 その市区町村が住民税を 確定させることに。 ここが所得税と住民税の大きな違い というわけですね。 ■住民税については、上述したように 市区町村が独自に計算してくれる ということがまさにネックで、 ごく稀にではあるのですが、 その市区町村が計算してきた住民税が 異なっているということが 見受けられます。 その代表格が、 【ふるさと納税の漏れ】 なんですね。 ■ふるさと納税については、 確定申告をした方については、 所得税と住民税の双方にて、 そのふるさと納税分の税額が 少なくなることになります。 その一方で、サラリーマンの方で、 ワンストップ特例制度を 利用している方については、 所得税の減税はなく、 住民税のみで減税がされる ということに。 <2023年11月7日ふるさと納税における 【ワンストップ特例制度】について> https://muratax.com/2023/11/07/7105/ ■いずれの場合にせよ、 ふるさと納税は市区町村が、 その税額の減税分を住民税の計算に 反映させることになるわけです。 そこに漏れが出る可能性がある ということなんですね。 ふるさと納税については、 基本的に、住民税を大きく 減額させるべく実施している方が 少なくないかと思います。 その住民税が減額されていない としたら、それはショックが 大きすぎることですよね(滝涙)。 ■この住民税へのふるさと納税への 反映が適切にされているかどうかを 確認することが、 かなり重要となります。 具体的には、 住民税の課税がどうされているか という明細を見ることにより、 この確認ができます。 https://gyazo.com/a8e689b258383e6dbfe7a1b13ed155ed この部分に数字が入っていない となると、 住民税が反映されていないことに なりますので、 十分注意するようにしましょう。課税明細は市区町村によって異なり、 あくまでも画像のものは一例です。 ■なお、ふるさと納税が反映されて いないことについては、 単に市区町村の把握漏れという のみならず、 上述したサラリーマンの方で ワンストップ特例制度を 利用されている方について、 そのワンストップ特例制度の対象 ではないにもかかわらず、 ワンストップ特例制度を使っている ものと認識を誤って、 そのままにしてしまっている ということも考えられます。 ■ワンストップ特例制度については、 ふるさと納税をする自治体が5つ以内 であり、かつサラリーマンで、 確定申告をしない方に限定 されるので、 もしこの要件に該当しないであれば、 ワンストップ特例制度を使えない ということになるわけですね。 ■こういったことも、 住民税の課税明細を見ることにより、 ふるさと納税が反映されているか どうかを確認することができますので、 ぜひこの課税明細を確認することにより、 ふるさと納税が適切に計算されているか どうかを確認するようにしましょう。 ================== 《本日の微粒子企業の心構え》 ・所得税については、自らの確定申告 の内容そのものが税額に反映されるが、 住民税については、市区町村が計算 してくるものである。 ・そのことにより、市区町村が 計算してきた住民税が異なっている ことが、稀にではあるが見受けられる。 ・特にふるさと納税の漏れは多いため、 住民税の課税明細の確認は 怠らないようにしたいところ。 ・また、ワンストップ特例制度の反映 漏れについても少なからず 見受けられるため、 住民税については広い視野を持ち、 その課税内容に誤りがないかを 抜かりなく確認しておきたい ものである。 --------------- 今日も最後までお読みいただき、 ありがとうございました。