2025年11月13日【給与の手計算】はかなり危険です
本日、無事に旅行から戻ってまいりました。
旅行中ではあったものの、今回は業務が立て込んでいたこともあり、旅行中も仕事をしていた感覚。
翌年からは「繁忙期は11月から!」と頭に叩き込んで、旅行は10月までに固めようと思います。
(でもその時期になったらやれると思ってやってしまうんですよねー・・滝汗)
さて、本日の本題です。
給料計算は「信頼の根幹」
従業員の方を雇っている経営者の方にとって、従業員の方の給料計算については、相当注意をければなりません。
自分だけが役員で、自分の役員報酬だけを処理している状況であればまだある程度気楽ではあるのですが、従業員の方を雇っている場合はそうはいきません。
実のところ、給料計算には実は細かなチェックポイントがたくさんあって、ここを見落としてしまうと後々結構なトラブルに発展してしまうんですよね。
控除項目の正確性が信頼を守る
特に注意したいのが、給料から控除する各種項目です。
健康保険、介護保険、厚生年金、雇用保険、
そして源泉所得税や住民税。
これらは、ただ引けばいいわけではなく「正しい金額を反映できているか」が大変重要なんですね。
というのも、社会保険料や雇用保険料の料率は定期的に改定されますし、源泉所得税についても引くべき税額がその都度変わります。
つまり、正しい金額で処理しているつもりでも、最新情報を反映できていないと簡単にズレてしまうということに。
手計算・無料ソフトのリスク
そして、ここからが今日の一番のポイント。
給料計算を手計算でやっていたり、無料の給与計算ツールを使っていると、この「変更点」に気付きにくいんですよね。
無料ツールは更新が追いついていないことが本当に多く、気づいたら「ずっと古い料率で計算していた…」なんてことも珍しくありません。
でも、そのミスがどこに跳ね返っていくかと言えば、自社の経営に貢献してくれている従業員の方ですよね。
もし自分が給与をもらう立場だったとして、手取りが違っていたり、控除額が毎月おかしかったりしたら…
正直、不信感が生まれてしまうはず。
給料は、たとえ1円でもズレていると、給料をもらう側にとってはすごく心配になるものです。
有料クラウド給与ソフトの強み
だからこそ「せめて有料の給与計算ソフトを使う」ことを強くオススメしたいところ。
弊所においては、全ての企業でマネーフォワードを利用していただいていますので、そこに付帯しているクラウド給与を使っていただくことを推奨しています。
<マネーフォワード・クラウド給与>
https://biz.moneyforward.com/payroll/price/
社会保険労務士の方に依頼するのが一番安心ですが、資金面から考えてそこまでしない場合でも、クラウド型の有料ソフトなら料率変更や税額表の改定に自動で対応してくれますし、必要な手続きが発生した際にはアラートも出してくれます。
毎月の必要な支出を惜しんだばかりに、従業員の方の信頼を損なうようなことが起きてしまっては本末転倒です。
「給料=信頼の源泉」と心得る
そのようなことから考えると、給与は「信頼の源泉」でもあると言えるはず。
会社を守るためにも、経営者としての安心材料としても、給料計算については適切な仕組みを整えておくことを心からオススメします。
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《本日の微粒子企業の心構え》
・給料計算では、社会保険料の料率変更や源泉所得税の税額計算などに間違いなく気付ける体制を整えておくべし。
・手計算や無料ソフトは変更点を見落としやすく、気付かないまま処理すれば、従業員の方の信頼低下に直結することを心得るべし。
・少しの出費を惜しんだ結果、大きな従業員の方の信頼の欠損につながるケースもあるため、長期的視点で少なくとも給与計算ソフトは有料での契約を進めたいところである。
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今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。






