2018年7月30日経営者は【時間を買う】ことこそ重要
「かなり寝れてないですね・・・」
お客様とのご面談でのひとコマ。
現場仕事の社長なのですが、帰ってからの事務作業がかなり大変とのこと。
事務作業に追われ、寝ることができないという嘆きです。
こんにちは。
福岡市中央区天神の【あなたの財布の見張り役】、
税理士の村田佑樹です。
1.経営の成長段階
もちろん、初めは資金もないため、自らが営業し、仕事をし、事務作業をする。
こうなることは必然でもあるでしょう。(もちろん例外はありますが)
ただ、経営者自らがこの事務作業をしてしまうと、疲れている体にさらなる負荷がかかり、
しまいには、睡眠不足に陥ってしまい、体調を崩す・・なんてことも考えられます。
本末転倒となってしまいますね。
経営をスタートしたばかりだと、経営者自身も時間があるためまだいいのですが、
時間がない中でこういう風にやってしまうと、仕事や家庭、プライベートのバランスが崩れてしまい、
結果として良くない方向に進んでしまうことは往々にしてあるわけです。
2.脱皮をするタイミング
こういう状況になったら、やはり猫の手・・・ならぬ人の手を借りるべきでしょう。
経営者が一番の稼ぎ頭だとしたら、経営者の時給こそが一番高いもの。
その価値のある時間を、誰にでもできる事務作業に使ってしまうのは、すごくもったいないことだと言えます。
経営者の売上や利益から計算した時給が例えば5千円だとすると、
事務作業に2時間使えば、1万円のお金が消える、という考えです。
それであれば、時給1,000円でパートさんを雇い、2時間を2千円で買うという方が割に合うはずです。
自分の時間を時給で考えて、触れる業務は他者に振っていく。
このことは極めて重要なことと言えるでしょう。
私自身も、今まさにそういったタイミング。
最初は先行投資になりつつあるものの、
【自分の時間を買う】
という視点で、
経営を考えていきたいものです。