2019年9月2日他者との差別化をはかり、自分を選んでもらうには
突然ですが、
あなたが商品を買ったり、サービスを利用したりする時、
どうやって人やお店を選んでいますか?
こんばんは。
福岡市中央区天神の【あなたの財布の見張り役】、
税理士の村田佑樹です。
1.人が惹かれること
例えば、美容院、洋服屋、病院、食料品、飲食店、
大きいもので言えば家や車。
お金を払ってモノを買ったりサービスを受けたりするのですから、
それなりに自分なりの基準を持って
選んでいるはず。
美容院であれば、店員さんとのお話が楽しかったり、技術が半端なかったり。
飲食店であれば、良い雰囲気で過ごしやすかったり、コスパが良かったり、
料理が格別においしかったり。
そんな自分なりの基準で、お店や人を選んでいる
のではないでしょうか。
では、経営者として、自身のことや商品・サービスを選んでもらう際に、
こういったことを意識していますか?
つまり、自分が同業他社と比べて、
・独自性があること
・差別化をはかれること
・自分にしかないもの持っていること
・・・こういった点があるかどうか、ということ。
そしてこれは、経営者のみならず、企業に勤務されている方々など
「経営者以外の方」にとっても、同じことが言えます。
または、経営者であっても、経営以外の側面で同じことが言える、ということですね。
勤務している身として、お客様に尽くすことはもちろん、勤務先の上司や部下、社長に対しても
自分自身の独自性や差別化をはかれる点などがある
ということは同じく極めて重要と言えます。
2.USPを意識する
このような自らの独自の強い点などのことを
マーケティングの専門用語で
【USP(Unique Selling Proposition)】
と表現します。
これを持っていないと、
他社・他者との差別化をはかることができず、血みどろの価格競争となってしまう
なんていうこともしばしば。
具体的な例を挙げると、
1,000円カットで有名なQBハウスでは、
【1,000円で10分の身だしなみ】
というUSPを打ち出していますね。
また、ドミノピザが初めて打ち出した、
【30分以内に出来立てのピザをお届け。
30分を超えたら無料!】
というUSPも有名。
いずれも、かなりのインパクトですよね。
その他にもアスクルという会社がありますが、
「明日来る」という面で【翌日配送】ということを社名を通じて可視化しています。
(アスクルは、私も利用していますが、劇的に早いですね^^)
あなたが、モノやサービスを選ぶ際は、
知らず知らずにこのUSPを重視して選んでいる
ことが多いのではないかと思います。
そして、逆もまた真なりで、
自らのことを他人が選ぶという基準は、自らにこういったUSPがあるかどうか
によって決まってくること。
あなたにとってのUSPは何でしょう?
十人十色と言われるように、
これまで生きてきた人生の中で、特筆すべき点は誰しもあるはず。
誰しもが、オンリーワンですので、
自らの強みを言語化してみて、そのことを周りの人に対して
「しっかりと上手に」アピールできるようになることが
すごく重要だと言えますね。
何度も言うようですが、これは経営のみならず、
あなた自身の人生のあらゆる側面で重要なことです。
一度、自分の棚卸しをして半生を振り返り、自分の強みを書き出してみること
をお勧めいたします。