2019年9月4日売上まで到達するための美しい流れ
「いつの間にか入会してしまっていた…」
よく広告チラシとして入っているスポーツジムの無料体験チケット。
無料なので、ちょっとお試し気分で参加したつもりが、そこの設備やトレーナーに魅了され、そのまま正会員として登録することに。
なんていうことは、決して珍しい話ではなく、あなたも経験したことがあるかもしれませんね。
こんばんは。
福岡市中央区天神の【あなたの財布の見張り役】、
税理士の村田佑樹です。
1.まずは集客
魚釣りに例えるとしたら、これは撒き餌にかかっている状態。(表現は悪いですが・・・)
つまり、スポーツジム側は魚を釣るために、ひとまず多くの魚を餌をまいて誘導してきたというわけです。
多くの魚は集うわけですが、その餌に魅力を感じなかった魚を去るわけですし、
もしかしたらその餌釣り針がついていることを察知し逃げていくということもあるでしょう。
注目すべき点は、まずは無料体験という餌を通じて、多くの魚を誘導してきているということ。
ここで無料であったとしても、将来正会員として入会してもらえたとしたら、スポーツジムの収益となるわけですね。
つまり、目的としてはいわば【集客】なので、あえて最初の撒き餌の段階で儲ける必要はない、ということになります。
この撒き餌のことを、マーケティングとしては、「フロントエンド」と言いますね。
2.フロント→ミドル→バックへの美しき誘導
このフロントエンドに次いで、「ミドルエンド」→「バックエンド」と続きます。
最後のバックエンドは、最終的に売りたい高額商品。
スポーツジムによっては、フロントエンドで無料体験を実施し、ミドルエンドで正会員としての入会を達成させ、
最後のバックエンドで場合によってはダイエット器具など高額な商品を販売する、などということも考えているかもしれません。
バックエンド商品がいわば一番儲かるものであり、自身がそれを売りたいとしたならば、
それを前提としてミドルエンド、フロントエンドを組み立てていくべきでしょう。
場合によっては、ミドルエンドがないケースもありますが、フロントエンドからバックエンド商品への美しい導線を作ることかなり重要。
フロントエンドは集客なので、ここで儲ける必要はなく、あくまでも後につなげるための通過点に過ぎないわけです。
セミナーなどで集客していくケースも多いと思うのですが、そのセミナーの先に自分自身が販売したい商品はなんでしょう?
セミナーの金額というものは、そこまで高く設定することが難しい状況。
セミナー金額で高く設定できるのは、よほどの著名な方でしょう。
セミナーで売上を立てて整形を成り立たせていくということはなかなか難しいため、
そのセミナーでの集客の先にある【本当に売りたい商品】につなげていくことが重要です。
売上が上がると嬉しいものですが、それはこのような美しい導線を考えた上での売上でしょうか。
今一度、あなたのビジネスの全体像を俯瞰して見渡していくことをお勧めいたします。