2019年9月24日時間管理は効率化と削減の相乗効果で考えるべし
「わすれたーー!」
と言って、家に飛び帰ってきたのは我が家のうっかり八兵衛こと次女。
何やら楽しくてしょうがなかったらしく、靴下に靴をはかないまま車に乗り込んだ様子。
靴下のみを通じてアスファルトを踏み込んだ際の違和感なんて、次女にとってはどうってことはないのでしょう(汗)。
そんな次女なのですが、いちど読書にハマりだすと、我々家族の呼ぶ声などには、全く反応しません。
かなりすごい集中力なのです。
さて、今日はそんな次女の話から、入っていきます。
こんばんは。
福岡市中央区天神の【あなたの財布の見張り役】、
税理士の村田佑樹です。
1.ポイントを押さえることの重要性
突然ですがあなたは、くるくる回る椅子に乗って、天井についている蛍光灯を付け替えたことをがあるでしょうか。
一人でやろうとしようものなら、椅子に乗った瞬間からかなり小刻みに椅子が左右に動き出し、かなり緻密なダンスをすることができます。
そもそも、このような状況は危険極まりないわけで、このような事態を避けるため、周りの人に助けを求めるでしょう。
当然のことながら、その回る椅子を支えてもらうわけですが、
支えてもらう際は、主に回る部分のみを押さえてもらうことが通常ですよね。
椅子全体を抑えようとしても、力が分散してしまいかえって危険。
ここなら回らないであろうというポイントがあり、そのポイントを押さえることによって、安全に電気の付け替えができることとなるわけです。
このポイントを押さえること。
つまり、ポイント以外の要素についてはそこまで重要ではないというわけです。
2.無駄な業務を削ぎ落とす!
さて、このポイントを押さえるということを、経営に置き換えて考えることにします。
経営者たるもの、常に時間に追われている状況。
とするならば、少しでも業務の効率化を図ることこそが何より重要と言えます。
効率化というのも重要なのですが、その仕事に関して力を入れすぎて、時間を食ってしまっているということが少なからずあるものです。
例えば、内部的な資料。
内部的な報告をする際に、しっかりと文脈を考え、相手に伝わるように丁寧に文章を作る。
相手への思いやりという面では素晴らしいのですが、内部的な作業にそこまで時間を取る必要が本当にあるのでしょうか。
場合によっては、箇条書きのようなスタイルでも良いかもしれませんし、社内でそういった簡略化のルールを設けておけば、
少々荒い指示であっても、それが社内共通のマインドであるため、水に流せることでしょう。
また、外部の取引先に対するメールなどについても同じことが言えます。
どうしても、こういったメールの丁寧な文面を心がけようとするあまり、かなりの時間を割いているというケースが。
誤解を恐れずに言うならば、このような【無駄な時間】を使っているばかりに、取引先と5通のメールのやりとりができるはずが、
時間の制限で3通しかやりとりができなかった、などということもあるでしょう。
取引先にとっては、3つの丁寧なメールよりも、内容のある5通の少々整っていないメールのやりとりの方が価値があるかもしれません。
(もちろん、あまりにも誤字脱字が多いなど極端な例はまずいですが…)
要するに、最も注力すべきことに全力を尽くすべきという訳なのです。
次女の読書で言うと、読書をすることは次女にとって、自分を高めるという面ですごく価値のあること。
その反動として靴を忘れて飛び出すなどということもあるのですが、これは良い意味で全体に力が入らず、バランスが取れている状態であるように思うのです
(多分、この解釈には親バカの要素満載ですが…)。
このようなタイムマネジメントについては、【効率化】という面で語られることが多いのですが、
無駄な動きを削ぎ落としていくということも、タイムマネジメントとしてはかなり有用です。
あなたの日々の業務で、よく考えてみると無駄なものというものはありませんか?
少しでも無駄なものを減らして、経営に注力できるよう全力を尽くしていきたいものですね。
私はあの日以来、次女を送り出す際は、良い意味で(?)足元を見ることを欠かしていません(汗)