2019年10月8日運動会から学ぶ経営理念
■ 日曜日のことなのですが、
次女と三女が通う保育園の
運動会がありました。
次女の運動会は、
今回を含め
残すところあと2回。
そう考えると
なんとも名残惜しいものです。
こんばんは。
福岡市中央区天神の【あなたの財布の見張り役】、
税理士の村田佑樹です。
■ 今回のヤマ場は、
次女の【ソーラン節】。
ソーラン節の衣装を着て
入場してくる時点で
もうウルウルだったのですが、
華麗に、そして自信満々に
踊り狂う(?)次女の姿に
また涙涙…
このソーラン節は、
毎年年中さんが踊る行事
として保育園の定番となっています。
その他にも
年長さんの【体育サーキット】
という種目があるのですが、
これもやはり定番。
■ そうなのです。
この保育園では、その年齢毎に、
取り組む種目が
予め決まっているのです。
理由を聞くと、
小さな頃から
お兄さんやお姉さんが取り組む
種目を目にして、
それに憧れ、
「自分も大きくなったら、
これを踊れるようになるんだ!」
という希望を持てるから
とのこと。
子どもの頃の
お兄さんやお姉さんという存在は、
かなり大きいものですよね。
子どもである自分が、
こんな憧れの
お兄さんやお姉さんのように
なれるということを考えると、
すごく夢あふれるような
気持ちなのでしょう。
■ やらないといけないからやる、
のではなく、
自ら憧れの未来に対して
希望を持った結果、
その未来に近づくべく、
物事に取り組む。
すごく素敵なことですね。
■ このことを通じて、
自分自身の毎日の仕事の取り組み方
について、考えさせられることに。
慌ただしい日常の中で、
このように未来を見て希望を持ち、
その想いあふれる未来を夢見て、
日々の仕事に取り組むことが
できているでしょうか。
目標を持って、
今この瞬間の仕事に
取り組めているかどうか。
■ 独立した当初は、少なからぬ人が
何かしらの想いを持って起業する
ことでしょう。
とは言え、年月が経つごとに、
時の経過にただ身を任せて
しまっているとしたならば、
その当時の想いがだんだんと
薄れていってしまいがち。
そうなると、
本来の【仕事】ではなく
【作業】をただこなしていっている
という状態になりかねません。
「何のために
今この仕事をしているのか?」
「何のために
自分は起業したのだろうか?」
このような自分自身の想い…
つまり【在り方】を定期的に
想い起こすこと
は、すごく重要なこと。
「こうありたい!」
という自分にとっての
【理想の未来】
があるからこその、
【今】の仕事。
この【在り方】という部分を
見失ってしまうと、
同業他社と何ら変わりなく
なってしまうわけです。
■ 話をまた運動会に戻すのですが、
運動会の定番行事として、
【つな引き】があります。
ご多分にもれず、我が保育園でも、
紅白分かれてのつな引きが。
「あかよーいしょ!」
「しろよーいしょ!」
というリズミカルな子どもたちの
掛け声とともに
綱が赤側・白側に
それぞれ引き寄せられていきます。
今回は、白組がかなりの優勢。
場所を変えてもどうしても、
やはり白組が強い…
次女な紅組だったため、
親としても悔しさが
にじんでしまいます。
■ 理想の未来という
【在り方】を掲げる一方で、
【今】がある。
理想の未来に向かおうと
するものの、
現実とのギャップに苦しむ。
まさに、これは理想の未来と
現実との【永遠のつな引き】
であると言えるでしょう。
そして往々にして、
現実に引き戻されてしまう、
という【現実の引力】の方が
(今回の白組のように)
圧倒的に強い…
それに負けじと、
(今回の紅組のように)
理想の未来が、
現実からあるべき本来の想いを
引き剥がそうとする。
・・・が、なかなか敵わない。
このつな引きを
しっかりとやっているうちは
良いのですが、
何もしないでいると
現実という今まさに置かれている
世界の方が、
圧倒的に強い存在となってしまいます。
■ しっかりと日々理想の未来を
掲げること。
そのような取り組みを
毎日続けていると、
理想の未来への引力も
強まっていき、
自らの【在り方】というものを
ブラすことなく、
今この瞬間の仕事というものが、
魂のこもった有意義なものになってくる
ように思うのです。
■ 目標に、まず年収など掲げる
ケースがあるのですが、
そこにあなたの想いは
しっかりと乗っているでしょうか。
お金をゴールに掲げてしまうと、
時に、お金を儲けるために
経営をしていく、という
本末転倒な結果となりかねない。
お金は稼げているものの、
何だか自分の意に反する…
などということは、
少なからずあるもの。
とは言え、
お金の目標はもちろん
必要だと思います。
ただ、順番として、
自分の【在り方】をまず掲げ、
その通過点としてお金の目標を
立てていく、
ということになるべきでしょう。
この順番を誤ったばかりに、
モヤモヤした気持ちだけが
募っていき、
結果として
お金は手に入っているものの、
自らのQOLが著しく毀損されてしまう
ということも考えられます。
■ 運動会のことで
熱く語ってしまいましたが(汗)、
私自身も目標を見返すという
行動を取る機会が、
以前に比べては少なくなって
しまっています。
今一度、自分の【在り方】を見つめ直し、
日々の生活に落とし込んで
いきたいものです。
その【在り方】をもとに
ガッチリ作られている、商品やサービス。
そんな商品やサービスは、
必ずや、お客様を幸せにします。
結果として、このような形で
お客様の幸せに寄与することが
できたとしたら、
こんな最高なことはないですよね。