2020年3月14日【お客様の心を揺さぶった瞬間に、利益が生まれる】というお話
【本日の活動】
・長女と土曜出勤
・ひたすら電子申告!
こんにちは。
福岡市中央区天神の【あなたの財布の見張り役】、
税理士の村田佑樹です。
■今日は3月14日。
本来の確定申告期限は3月15日。
…ではあるのですが、
今年の3月15日は日曜日であるため、
翌日の月曜日である3月16日が、
本来の申告期限となっています。
コロナウィルスの関係で
4月16日に申告期限が
延長になったのですが、
現時点で終わっているものに関しては、
電子申告を当初の期限通りに
やってしまいという気持ちがあり、
今日はひたすら電子申告に
取り組みました。
そして今日は土曜日ということで、
恒例の長女との土曜出勤の日。
最近はコロナウィルスの関係で、
土曜日は妻に車で事務所まで
送ってもらうという流れですので、
どうしても事務所への到着時間が
早くなります。
私にとってみれば、
その分早めに仕事に入ることが
できるため、ありがたいことなのですが、
長女にとっては、
やはり長時間事務所にいて、
体を動かせない状況というのは、
苦しい部分もあるようですね。
■そこで、
何かしら好奇心をかきたてるものを
準備したいということから、
最近いろいろな教材を取り入れています。
教材といっても、
一般的な学習のようなものではなく、
本当に興味を持って取り組んだ結果、
読み書きが身に付いたり、
計算の仕方が身に付いたり、
読解力がついたり、
論理的思考力がついたり…
そういったものを積極的に
取り入れることにしているわけです。
学校の教科書なども
良いのかもしれませんが、
ただ一方的に与えられて
それを作業的にこなしていく勉強
というものに関して、
私がもしそういった
勉強をすることになったら…
ということを考えると、
少々苦痛に感じてしまいます。
大切なのは、
楽しい、
面白い、
もっとやってみたい、
どうにかして解いてみたい、
というような
【ワクワク感】
だと思うのです。
自分からワクワクする気持ちを持ち、
興味を持って没頭することができれば、
その対象のものに対しての能力は
必然的に上がっていくというもの。
どのようなものが長女の知的好奇心を
かきたてるのか、ということは
親であってもわからないため、
できるだけ、
さりげなく多くの選択肢を散りばめるような
気持ちで、
そんな気持ちをもとに、
教材や、面白そうな物事を、
近くに置くことを心がけているわけです。
現に、
長女としてはすごく興味を持つ
対象を見つけたようで、
今日はその対象に対して
全身全霊で没頭していました。
やはり、
このような没頭したくなるような
ワクワク感や、気づきがあったとしたら、
すごくその時間が
楽しい時間になるものなのでしょうね。
■さて、
このことは経営においても言えるわけで、
あなたの商品やサービスを
お求めくださるお客様にとって、
ワクワク感だったり、
好奇心の湧くものであったり、
楽しい気づきであったり、
面白さを知ることであったり、
…こういった、
お客様にとって
【心が揺さぶられるようなもの】
があったとしたら、
そのことでお客様の心をつかむことが
できるでしょう。
結局のところ、
提供する商品やサービスというものは、
よほどのことがない限り、
同業他社がいるわけで、
個人個人のブランド力を
高めていかなければ、
その同業他社に対抗するということは
なかなか難しいものです。
■我々小規模零細企業が打っていくべきは、
決して、大手が実施していく
『値下げ』ではなく、
しっかりと個々人がブランド力を持って、
その個々人がそれぞれの個性を持って
魅力をPRできるような
商品やサービスを作り上げていくことが
重要であると言えます。
その中で大切なのが、
【お客様にとっての既成概念にはない、
新たな価値を生み出すこと】。
もうかなり前のことなのですが、
一緒に食事をしていた方が、
食べていたものの汁を服に飛ばしてしまう
ということがありました。
その際に、
超小型の洗剤を持って、
少しその服にタラタラっと
その洗剤を数滴たらし、
トントントンっと、
布かなにかで軽く叩くと、
一見頑固で落ちなさそうなシミが、
瞬く間に消えていったのです。
通常であれば、
ついてしまったシミを、
その場でトイレに行って落とそうと
するかもしれませんし、
多くの場合は、
家に帰ってようやく、そのシミを取ることを
試みることでしょう。
ただ、当時の私にとっては、
その場で洗剤を服に垂らして、
その場で染み抜きをするということが
なんともを驚きの光景だったわけです。
■こういった、
今まで自分が考えもしなかったことに
気づかされる瞬間というものが、
まさに
【お客様の心を揺さぶる瞬間】
であると言えます。
価格競争に勝ち抜くために
値段を下げるということは、
正直言うと、
【何も考えなくて良い】
ので、かなり楽な手法である
と言えます。
ただ、売価が下がってしまうと、
仕入れ単価は通常変えようがなく、
人件費などの固定費も変わらないため、
基本的には利益が少なくなってしまい、
苦しい状況になるのは明白なのです。
とするならば、
いち早く価格競争からは抜け出し、
あえて高い金額にしても、
お客様にとっての新たな価値を
提供できるような
そんな商品やサービスを提供している状況
であれば、
ライバルからは抜きん出ることが
できるでしょう。
■大手企業になると、
商品開発者や、経営者の顔は
ダイレクトにはなかなか見えにくいもの。
逆に言えば、
我々のような小規模零細企業に関しては、
経営者自身が
商品開発者であり、
営業マンであり、
お客様にとっての窓口である
ということが往々にしてありますので、
こういった関係性こそしっかりと活かして、
近くにいらっしゃるお客様にとって
【心の揺さぶられるような価値】
を提供する商品やサービスに
していきたいものです。
■常にお客様の立場に立って、
【私がこのお客様だったとしたら、
どんなことに心が揺さぶられるだろうか】
ということを自問していきたいもの。
大切なのは、このようなことを
【考え続けること】。
気がついた今この瞬間から、
早速実行してみてはいかがでしょうか。