2020年6月5日貯金をするだけで税金が減るという、夢のようなお話です
こんばんは。
【起業準備中から起業5年目までの経営ドクター】
税理士の村田佑樹です。
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■新型コロナウィルスの影響により、
本当に先行きが見えない時代に入りましたね。
やはり、自分の身は自分で
守っていかないといけないわけで、
将来に向けてのお金の準備もすごく大切。
ただ、個人事業主に関しては、
自分自身が経営者なので、
退職金というものがない状況…
そこで今日は、
退職金の準備をしながら税金が少なくなる
という、
夢のようなお話をしていきたいと思います。
■個人事業主の退職金の準備として、
国が作っている
【小規模企業共済】
というものがあります。
これは上述したように、
個人事業主や法人の役員に対する退職金の準備
として、
国が作ってくれているもので、
なんと、退職金の積み立てをするだけで
それが経費となり、
その積み立てた金額に応じて税金
(所得税や住民税)が少なくなるんです。
これって結構すごい話なんですよね。
通常は、お金を積み立てるとなると、
普通預金に貯金をしていきますよね。
でも、単に貯金をするだけなので、
当然経費にならない。
でも、この小規模企業共済は、
積み立てるだけで経費になる…
つまり、その積み立てた年の
払うべき税金が少なくなる
というわけなんですよね(^^)
(経費というのは正確に言えば
『所得控除』と言われるものなのですが、
ざっくりした話をしたいのでここでは
あえて割愛しますね。)
積み立てた時に経費になる。
…ということは、
当然払い戻す際は収益となり、
税金がかかってきますよね。
■ただ、このかかってくる税金の種類が
【退職所得】
に対してかかってくるものになる。
要は退職金として国が考えてくれていて、
この退職金としてお金をもらう時は、
税金が優遇されるんです。
積み立てた時は、しっかりと経費になり、
戻ってくるときは、少ない税金で済む。
こんな夢のような話、
なかなかないですよね。
サラリーマンの方であれば、
確定拠出年金など、
運用のために積み立てた分が
やはり経費になるのですが、
これは将来しっかりと戻ってくるか
どうかは不確定。
投資ですからね(^^)
ただ、この小規模企業共済は、
国が作っている制度なので、
一定の条件の下で解約すれば、
『必ず』全額が戻ってきますし、
一定の運用益が乗っかって
返ってくるんです。
(もちろん、制度自体が破綻してしまえば
元も子もありませんが(汗)。)
…かなりすごいですよね。
投資の観点から言えば、
将来的にこの小規模企業共済を
上回るような運用益が期待できる投資をすると、
当然その方が利回りが良く、
将来残るお金が増えるかもしれません。
ただ、個人事業主で確実な節税の方法として
第一にお勧めできるのが、
この小規模企業共済である
ということなんです。
■もしあなたが、
税金の額に悩んでいて、
小規模企業共済に加入していないのであれば、
ぜひ一度サイトを見て、
検討されると良いですよ(^^)
とは言え、
『退職金の準備』という性質のものなので、
自由に解約ができない点は要注意。
解約はできるんですけど、
解約率が高いので、元本割れする可能性が
あります(!)。
↓小規模企業共済↓
https://www.smrj.go.jp/kyosai/skyosai/
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《本日の微粒子企業の心構え》
・経営者には退職金がないので、自分で将来の
お金を準備しておくべし。
・積み立てるだけで経費になる
【小規模企業共済】
は、微粒子企業の救いの手。
・積み立てた時は、しっかりと経費になり、
戻ってくるときは、少ない税金で済む。
これが【小規模企業共済】である。
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今日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。