2020年6月10日青色申告のメリット①
こんにちは。
【起業準備中から起業5年目までの経営ドクター】
税理士の村田佑樹です。
==================
■新型コロナウィルスの影響で、
 在宅ワークを始めて早2ヶ月ほど。
 今や、事務所に行くことが億劫になっていて、
 本当に事務所の必要性は
 全く感じなくなりました。
 とは言え、
 家にいるとただでさえ運動不足なのに、
 なおさらそれに拍車がかかってしまい、
 意識的に運動しないと、
 健康害してしまいそうです(汗)。
 そこでここ最近は、
 毎日15分から30分ほどではありますが、
 散歩するようにしています(少ないですが(汗))。
 そして、
 ある程度日光にも当たらないと
 骨が強くならないため、
 骨折を防ぐためにも、
 太陽の光を浴びることもすごく大切。
 いつもは青信号が変わりそうになると
 慌てて走り出すのですが、
 ここ最近は青信号の点滅はあえて見逃し、
 再び青に変わるまで
 横断歩道の手前で日光浴をしています(笑)。
 今の私にとっては青は憎きなのですが、
 税務のお話で言えば青は天使のような存在。
 ということで、
 昨日の流れの続きにはなりますが、
 【個人事業主における青色申告のメリット】
 について、お話ししていきたいと思います。
■青色申告のメリットは、大きく次の5つです。
 ①損失を3年間繰り越すことができる
 ②青色申告特別控除65万円を使うことができる
 ③30万円未満の資産が、全額経費になる
 ④親族に対し、一定の届出をすれば
  給与払うことができる
 ⑤売掛金に対して貸倒引当金を
  設定することができる
 今日は①と②について
 見ていきたいと思います。
■まず①の
 【損失を3年間繰り越すことができる】
 ということについて。
 これは読んで字のごとくではあるのですが、
 仮に今年の利益がマイナスになったとしても、
 そのマイナスを3年間繰り越して、
 黒字になったとしても、
 そこから利益を差し引いて良いですよ
 というもの。
 具体的に言えば、
 2019年度で300の赤字
 になったとしましょう。
 そして、
 ・2020年度では100の黒字、
 ・2021年度では150の黒字、
 ・2022年度では100の黒字
 になったとします。
 順を追って見ていくと、
 2019年度は、300の赤字なので、
 当然税金はありません。
 2020年度は100の黒字ですが、
 これは2019年度の300の赤字のうち、
 ここから100を使うことができるため、
 ここでも税金はなくなります。
 そして2021年度は150の黒字ですが、
 ここでも2019年度の赤字の繰越(300−100)を
 使うことができるため、税金はない状況。
 そして、2022年度で100の黒字になると、
 ここで初めて利益に転じます。
 100−(300−100−150)=50
 ということで、
 50の利益が生じることになり、
 ここで初めて税金がかかってくる
 というわけです。
 これが損失を3年間繰り越すことができる
 という、大きなメリットになるわけですね(^^)
■次に②の
 【青色申告特別控除65万円を
 使うことができる】
 ということについて。
 青色申告であれば、
 『複式簿記』という方法で、
 通常であれば会計ソフトを利用して作成していく
 必要があります。
 会計ソフトを使うから簡単とはいうものの、
 やはり簡単なメモ程度の帳簿に比べると、
 作るのもなかなか大変。
 というわけで、
 面倒な複式簿記をしてくれた
 ということに対して、
 税務署がご褒美として、
 65万円の経費をプレゼントします!
 というのが、
 この青色申告特別控除になるわけです。
 この65万円が経費になれば、
 所得税と住民税だけで、
 最低でも約10万円は節税になります。
 これは使わない手はないですね(^^)
■というわけで、
 今日は青色申告のメリットである
 2つの内容を見ていきました。
 続きはまた明日以降、
 記事の中でお伝えしていきますね。
 福岡では明日から雨が続いてくるという予報。
 雨ではありますが、
 しっかりと健康管理をしながら
 日々を過ごしていきましょう!
-------------------- 
《本日の微粒子企業の心構え》
・青色申告には大きなメリットが。
 やはり青色申告をしない手はない。
・開業当初は、いろいろな出費がかさむため、
 赤字になることが多い。
 その赤字を翌年に繰り越すことができるのは
 青色申告であってのこと。
・65万円の青色申告特別控除で、
 最低でも約10万の節税。
 やはり青色を使わない手はないのでは?
-------------------- 
今日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。	





